小さないじわるを消すだけで

  • 幻冬舎
3.19
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本棚登録 : 257
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (105ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344026681

感想・レビュー・書評

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  • これだけ読んでも刺さらない感じ

  • 「小さないじわる」は「他者への配慮に欠く行為」だと理解する。
    ダライ・ラマ14世への質問「どうしたら自分を変えられるか」に対する答えに、徳の高い人とは斯くやあらんと、思った。以下引用。「自分の嫌な部分が出てしまうというのは、習慣の問題。自分を分析し、正しい理解をしたら、それを毎日何度も自分の心の中に馴染ませ、強い確信に変え、慣れ親しんでいくというプロセスが必要。朝の段階で正しい心の設定ができていたら、一日をその気持ちを忘れずに過ごしていくことができる。そのようにして、何週間も何ヶ月も、何年も、そして何十年もその修行を続けていけば、必ずあなたの心をよりよく変化させていくことができます。」図書館蔵書

  • 誰にでもわかる嫌がらせではなく、もちろん罪に問われるような悪意を持った行動でもない。
    意識にも止まらぬような『小さないじわる』が、世の中を少しずつ少しずつ害して行くのだとばななさんは語る。
    例えば誰かの幸せに感じる小さな嫉妬、つい口にしてしまう嫌味な一言・・・とるに足らない小さな棘が気がつかないうちに他人をそして自分をもチクチクと刺してしまうのだ。
    棘で刺されるのは嫌だから、いい人そうに見えても
    『あ、この人なんか意地悪かも・・・』と思うと
    つい全力でその人から遠ざかってしまおうとするのだけれど
    ダライ・ラマ14世は相手のすべてを受け入れることを説いていらっしゃる。。。
    それはちょっとハードルが高そうなので
    まずは自分の周りからだけでも
    小さな意地悪を消すことから始めてみようか。

  • 長い間予約待ちしていて、ようやく届いた一冊。

    タイトルの通りに「小さなこと」を変えていくと世界は平和に向かうのだと思います。
    ただ、この本を読んでも、よしもとさんがどうしてそこまでダライラマに傾倒しているのかよくわからないです。どこかかみあっていないような印象も受けてしまいますから。
    同じ本の中に組み合わせた意味が不明かも。

    P37温かい慈悲の心と、論理性の共存

    P52正す手段が存在しているならば、何も心配することなく、正す努力をすればいい。しかしその問題に対して、何も手段がなければ、やはりそれ以上心配してもまったく無意味である

    P53中国の役人たちに対して、自分の自費の心を失ってしまう危険を感じた

著者プロフィール

1935年チベットに生まれる。2歳のとき、ダライ・ラマ13世の生まれ変わりと認められ、6歳から僧侶としての修行を始める。愛に満ちた教えによって、チベット仏教の世界だけでなく、全世界の精神的なリーダーとみなされる。1989年にノーベル平和賞を受賞。2011年には来日し、東日本大震災の犠牲者を悼む法要をとりおこなった。

「2021年 『こころにいつくしみの種をまく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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