放課後の厨房男子 進路篇

著者 :
  • 幻冬舎
3.51
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本棚登録 : 181
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030183

作品紹介・あらすじ

男子校「包丁部」の活動拠点、調理実習室には、とっくに引退したはずの3年生が今日も入り浸る。新部長の勝山大地は、もう何度目になったかわからない台詞を繰り返した。「颯太先輩、毎日来てくださるのは嬉しいんですけど、さすがにそろそろやばくないっすか?」…華麗な包丁さばきで酸いも甘いもみじん切りだ!?料理馬鹿たちのちょっぴり塩辛青春の日々。

感想・レビュー・書評

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  • 「再現!弁当男子コンテスト優勝作品」
    ついつい来てしまう。
    これで引退だと何かしら区切りを付けれるものがなければ、中途半端な気持ちを引きずってしまうだろ。

    「差し入れは蜂蜜たっぷりマドレーヌ」
    助けになれる事なら。
    どうしても出来なくなった事情があったとしても、大好きなことを辞めるのは辛い選択だっただろうな。

    「クリスマスはチキンorビーフ?」
    見事に玉砕した恋心。
    言葉の選び方一つで印象は大きく変わるのだから、悪いように聞こえる言い方は辞めたほうがいいだろ。

    「先輩たちの置き土産 -ふわふわ肉まん」
    今までとは違う方法。
    来る度に大喜びで招き入れていたのだから、卒業したからさようならなんて寂しいことは言わないだろ。

    「点心で新入生をゲットせよ!」
    サクラの出番はなし。
    廃部危機を脱することが出来たうえに、幽霊ではなく一緒に楽しめる仲間が増えるのは嬉しいことだろ。

  • 高校の部活の先輩と後輩の繋がりが
    卒業してからも続くっていいよなぁ
    早くみんなに春が来ますようにw

  • シリーズ二作目のようだけど、ここからでもすんなり読めた。可愛らしい青春物語。

  • だんだん面白くなってきた。
    色んなイベントを通して成長して行く姿が微笑ましい。

  • 秋・引退セレモニー
    冬・クリスマス
    春・新入生勧誘

    いろいろな経験をして成長していく
    青春っていいな

  • 料理を食べたい!よりも、包丁部へ入りたい!と思った(*^^*)3年生の引退セレモニーやクリスマスそれに新入生の勧誘と楽しいイベントが盛りだくさん(^^)♪今回は包丁研ぎが上手い金森くんが大活躍!(゜o゜)部員の皆さんが料理上手になるだけでなく、成長していく姿が楽しみ(^^)

  • まさか、続編が出てるとはー・・・!
    図書館の新刊リストで出会ったときは、小躍りしてぽちっと予約したよ・・・。思えば、著者との出会いはこのシリーズやったのねえ・・・。
    そして前作を読んだのが一年以上前か・・・。ついこないだのような感じするけど・・・。(;^ω^)

    さて、このシリーズはスピード感重視でさくさく読めるのを知ってるだけに、休日の今日、この本をイッキ読みするぞ! ちゅうのを楽しみに午後を過ごしました。幸せ~!
    著者のキャラって、いい意味でつかめない。
    今回も、大地のキャラがいまいちつかめないんだよね(笑)。ついでに、裕也も不知火もつかめない。
    それはキャラが立っていないというわけではなくて、定番とはちょっと違うって感じかな。
    一番わかりやすいのは「いい人」の金森くんやけど、彼は彼で、シュッとした「できる子」なんかなと思わせといてちょっと鈍臭そうやし・・・(笑)。

    翔平と颯太がいよいよ卒業しちゃって、(包丁部はこの二人でもってるようなもんやったから)この先どうなるん!? と、思ったら、新たな一年生メンバーも加入して、終了。
    これは、続編を期待していいよね!?
    でもって、裕也&不知火以上に新一年生メンバーは面白そう!
    特に琢馬くんは、面倒臭そうで、面白そう!
    面倒臭そうなのは琢馬くんじゃなくて相方のピッチャーくんやけど、どっちにしても、面白そう!!

    続編を楽しみにしております。
    ちゅうか、間が開きすぎると詳細を忘れちゃうよ。なんで不知火が小麦粉信者になったんやっけ(笑)?
    牛一頭のくだりは覚えてるけど・・・(そして今回、まさかのオチやったけど)。

    それにしても表紙は、大地と不知火と裕也かと思わせといて、大地と翔平と颯太よね・・・(笑)?
    (たぶん)翔平がもっているお弁当が、作中のまんまで、イラストレーターさんもちゃんと小説を読みはってんなあ。

    さらにこの画風、(好みでもあるし)なんとなくググッてみたらピクシブとかそっち系にヒットして、私の前ジャンルの二次を書いてはって
    「うわあお!!」
    と、なった。なんか、リアル。なんか、リアル(笑)!!!

    残念ながら推しは違ったけど、そういわれてみたらこの表紙の大地たちがあのキャラとあのキャラとあのキャラに見えなくもないので、ウフフ・・・、と、なった。
    同人活動から商業誌でも活動できるようにならはるのを知るっていうのは、なんか、
    「がんばれー」
    って思ってしまうね。(´ω`*)


    それにしても今回もおいしそう感の破壊力はすさまじかった。著者もほんっまに、食べ物をおいしそうに描写してくれはるよねー。
    調理の過程もわかりやすいししつこくないしで、読んでたら食べたくて食べたくて仕方がないー!!

    大地が失敗したガーリックピラフが一番気になるかも・・・。
    いや、点心も大概気になるけど、こっちは作ってみたいとはまったく思わない。どこかの店で点心を食べたくなった・・・!!

    そして砕いたクラッカーがコロモのイカフライって何かしらね・・・?
    この存在を知らなかったミコちゃん先生のことを
    「時代だ」
    と、片づけてたけど、もちろん私も知らんよ。私より若いミコちゃん先生も知らはらへんイカフライ、一体どの時代の給食メニューなんだあ!!

    新入生の勧誘で、いつもの、と、いうか、裕也たちが入部のきっかけとなった豚汁をやめるっていうのは、画期的なアイディアやったなー!
    そこは伝統を重んじるのかと思った。
    でも、現役メンバーで奮闘して、いい結果になってよかったよね。

    どうするか手探りですらないところからのスタートやけど、
    「簡単に考えないと前に進まない」
    と、いう、金森の言はもっともやと思った。

    やる前からあれこれ考えてもしょうがないもんね。
    事前準備はもちろんせなあかんけど、できなかったらどうしようとか、無理なんじゃないかとか、そういう方面の重たさは枷にしかならないかも。

    簡単に考えるのはいい。でも、軽く考えるのは、軽率な場合もあるかもな。
    似てるようで、びみょうに違う。


    部活、ひいては、料理をする、ということを通じて人と人のつながりを書いている。
    それはもちろん著者の味やけれど、「何かを得るための対価を払うのは人」と、いうのは、ハッとした。

    どんなサービスにも対価は必要やし、その対価を払うのが人なら、確かに、人を満足させるというのが「対価」の究極やな。
    人を満足させる、かあ。
    食事で満足させるっていうのはすてきよね。私は満足させてもらうばっかりやけど、幸せな気持ちになるよー。

    でも私は食事で他人を満足させることはできないので(;^ω^)、何か違う方法で対価を得ないとね。
    それこそ、難しく考えることではないけれど、私はどうやって他人に満足してもらえるか、ちゅうことやろ。
    そんなことがスッと挙げられるような人になりたいよね・・・。(;^ω^)
    何やろう。

    (2017.04.08)

  • 男子校「包丁部」の活動拠点、調理実習室には、
    とっくに引退したはずの3年生が今日も入り浸る。
    陸上部の元エース、勝山大地は部長に就任したが…。
    料理馬鹿たちのちょっぴり塩辛青春の
    日々を描く。

  • 2017.3.23.

  • まぁまぁかな。

    男子校の料理部じゃなくて包丁部のまったり学園もの。

    特に語ることはないけど、マンガみたいに気軽に読める一冊です。

    若い人や、料理好きにオススメ。

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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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