3男1女 東大理III合格百発百中 絶対やるべき勉強法

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031890

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  • ・女子は本質的に受験にむいいていない。女子は思春期に体調の変化があり、接し方に気をつける必要がある。学校での人間関係にも悩みやすい。体力的にもハンデがある。

    ・女子の場合、時間をかけ、長いスパンで勉強をすすめるのが良い。小2から塾に行くとか。国立大学の5科目入試に対応するには、「長期戦」・「先行逃げ切り型(十分に時間をかけて準備する)」が有利。 安全型の受験が有利だと考えて、早めに勉強を開始する。

    ・受験にギャンブル性があるとしたら、「ギャンブル性を減らす」ことが重要になる。どんな問題が出ても動揺しないように、地道に努力を積み重ねる。

    ・睡眠時間が大事。

    ・知識は人生を豊かにする。知識があることで論理的に考えることができ、善悪を判断する力が養われる。勉強はテストだけでなく、実生活でも役に立つ。

    ・18歳までは子供に寄り添い、学力のサポートもするが、その後はその子が自由に決めたら良い。★18歳まで一生懸命に育てて、その後は本人の好きにさせるのが子育ての美学。

    ・★受験は追い詰めない。一人ひとりに個性がある。その個性はなかなか変わらないので、どうその個性を伸ばすかを考えて、伸ばせるように工夫する。

    ・親からは具体的な学校名はいわない。「〇〇に入れ」など。プレッシャーと、うまく行かなかった場合にネガティブになる。だから具体的な学校名は口にしない。学校を考えるのは、6年になってからでOK。それまでは、基礎力・実力をひたすら上げる。

    ・★こどもがいつもにこにこしていたら、勉強はうまく行っている。逆に重苦しい暗い表情をしていたら、やり方(勉強法)が間違っている。

    ・子どもは最初から「机で勉強する」習慣はついていない。エンジンがかかるまでは寝そべって勉強しても良いなどで、「勉強へのこころのハードルを」下げるように設定する。

    ・★勉強とは、がんばってするものではなく、息をするように「習慣的に」するもの。頑張るのではなく、淡々とやると、辛くない。

    ・浜学園はテキスト・カリキュラムともに優れている

    ・苦手なものは「こんなにやるの?信じられない!!!」というくらいやるのがコツ。(例えば単位の換算)

    ・単位の換算が苦手などのばあい、テストのときにまず空欄に公式や換算ルールを書いてから取り組むと良い。

    ・★易しい問題のときに、計算式を書かないで暗算でやるのはだめ。易しいものでも、ちゃんと式を書く。「手を抜かない」のが大事。…基本的なところを手抜きすると、土台が崩れやすい。

    ・★そろばんの名人の寓話。どちらが本物か?を見抜くときに「1+2=いくつか?」を質問し、暗算ではなくそろばんを使ったほうを本当の名人とした。
     
    → 名人こそ、どんなかんたんな問題でも手抜きをせずに、きっちりと段階を踏んで、答えを出す。

    ・大学入試では、8-10月に、30年分の過去問をやる。傾向と、時間配分を知るのに有効。

    ・合格には「情報」が大事。
     ・何を、どれくらいやれば目標に到達できるのか?を把握する
     ・例えば、くもん→浜学園→洛南→鉄緑会→大学
     ・英語を先取りして、中学時代に高1~高2レベルにしておくなど。
     ・高2でオープンキャンパスに行って雰囲気を知る。

    ・★英語長文は、こどもが英文を目で追いながら、親が同じ文の和訳を読む。この同時通訳方式だと長文読解も楽に終わる。古文の長文や漢文も同様。

    ・問題集は大きくて重いので、バラす。ばらしてコピーして薄いノートにして分けておくといつでも持ちあるける。

    ・★実家はたのしかったなぁと子どもが思い出せる家庭にする。

    ・幼児語で話かけない。ほらぶ~ぶだよ~みたいな。「車が来たよ」とする。

    ・★子どもに何かを頼むとき「なぜ」を足して伝えるようにする。「タオルとってきて」ではなく「ハンバーグをこねていて、手が離せないから、タオルをとってきてくれる?」とする。

    → 勉強したくないときにも、理由を説明できるようになる。

    ・小さきときはすぐできるようになる。おとなになってから勉強すると、なかなかできない。

    ・学習習慣は「毎日何時から」ときめない。
     ・遊びに集中しているときは、中断させない。
     ・毎日何時から、と決めない。
     ・ノルマを決めない。
     ・休んでもいい。(が、できるときには、する)
     
    ・テレビは、なし。

    ・★子どものレベルに合っている教材とは、8割スラスラ、あとの2割は難しい、と感じるもの。

    ・親は勉強が軌道に乗るまで付き合う。

    ・ひらがなはいい加減にかかない。いい加減に書く子は、なんでもいい加減に済ませてしまう。カタカナは、ツ・シ・ソ・ンの4つのかき分けがしっかりできるようにする。

    ・★消しゴムで「しっかり」消すことも勉強のうち。

    ・九九は、理論より暗記。あとから意味がわかるので丁度いい。

    ・小学生の学習
     ・1週間の計画ノートをつくって、計画を建てる。1ページを左右に区切り、左ページの左に「何を」、右に「いつするか」を書いておく。右ページには、実際に行ったことを書く。できたら◎、できなかったら✕を書く。

    ・苦手があれば3年戻って勉強する。中3なら、中1のやつをやる。学年をさかのぼって復習すれば、伸びる。

    ・★漢字も計算問題も、広いスペースをつくってあげると不思議と間違いが減る。

    ・算数の勉強:
     ・おかあさんが問題をよんであげると、内容が頭に入る。

     ・★自力型算数と、記憶型算数。
      記憶型は「こうきたら、こう!」と方を徹底的に憶える。たくさん解くうちに、開放が理解できるようになる。苦手なものは「とにかく数をこなす」しかない。10-20問ではだめで、100-200問解くと良い。

    ・答えが間違っていた問題をみなおす際に「惜しい」「全く歯が立たない」の場合は「惜しい」ほうだけの復習をすればOK。

    ・★塾に行かせる場合も、いかせっぱなしにしない。宿題はしているかどうか、テストの成績はどうか、を把握する。


    ・★理解度は、「私に教えて!」でわかる。血となり肉となるレベルでないと、人には教えられない。難しいことを易しい表現で教えられるのが最高の理解度。

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    中高時代

    ・小テストをおろそかにしない。小さいものを大事にしないと、大きいものはできない。
    ・中間・期末テストは、2週間前から準備をはじめること。
    ・時間がかかる暗記科目は、初めの方に。
    ・勉強計画が苦手な場合、親が計画づくりを鉄だてあげても良い。(中学2年生まではこのママも計画づくりを手伝っていた、とのこと)
    ・★英語はまず「構文」。薄い問題集を買って、やりきる。繰り返すと早くなる。5回繰り返すと、3回目くらいからぐんと早くなる。

    ・★数学は、4割理解したら、問題集をみる。いくら仕事のルールをおそわっても、実際に仕事をしないことには、わからないのと同じ。どうやっても習熟することはないので、実戦へ。

    ・参考書ではなく、問題集。最初から問題を解いていくほうが、理解が進みやすい。

    ・最初はぜんぜんできないが、それでOK.。解法をみて、赤字で答えをかいて次に進む。同じ問題集を繰り返していると、マスターできるようになる。3回繰り返すとかなりできるようになる。

    ・★最初から全ページやらなくてもOK。一度、「頂上(=最終ページ)」までたどり着くことを最重要目標にしてすすめる。頂上が見えれば安心する。全体を俯瞰し、自分が今どこら変化?を把握できれば、楽しくなる。

    ・勉強のノルマはページ数ではなく、時間にするほうがいい。

    ・★苦手な分野が複数ある場合、ひとつひとつ潰していくこと。図形と代数の2つがわからない場合、どちらかやりやすい方から、潰していく。そこにあるテーマをまずひとつクリアすると、余裕につながる。

    ・★1教科を、1週間続けると、脳が活性化する。1日で英語と数学半分づつ、より、1週間英語だけ、つぎの1週間は数学だけ、のほうが効率が良い(頭もシンプルになる)

    ・★大学受験は勉強計画のマネージメントが必要
     ・1:豆本をかってくる。問題を得というより、敵のレベルと傾向をしる。リサーチ。
     ・2:受験までどれくらい時間が使える?をはじき出す。…危機感も感じられる。
      3:勉強スケジュールを建てる。一日に何をどれくらいするか?を見える化する。
    ・英文法は「写経」 ・同じ問題集を3冊買って、3回解く。  ・1回目は「写経」のつもりで。書き写す。単語には気を取られない。  ・2回目は、半分問題、半分読み物。  ・3回目は、問題集としてとく。
    ・単語の暗記。 ・1回目:★1日50個。CD(音声)で読んでいく。読むだけ! ・2回め:口にだして読むだけ!覚えようとしない。 ・3回目:最後に意味確認しながら読む。意味が知りたいので、スポンジのように吸収できる。
    ・数学もまずは答えを写経すればOK。写経方式。1回目は、答えを写経する。2回め、3回目から問題をとき始めるようにする。
    ・山川出版社の教科書は日本語が美しい。
    ・コピー機は受験の必須道具!
    ・受験の問題は、切り口を変えてなんども出てくるものが多い。基礎力がしっかりしていれば、切り口が変えられても対応できる。

  • 中受よりは大受の話が多い。
    女の子の勉強の取り組み方が参考になった。

  • 3歳以上

  • くもん→浜学園→灘中高/洛南中高→鉄力会→東大理三
    (バイオリン、スイミング)

  • 結局、問題集を繰り返し沢山やれということ。著者の本を二冊続けて読んだけど、この人のやり方はそもそも勉強を習慣づけることに悩んでいるような親には役に立たない。お子さん達は小学生のときに進学塾にも入っているので「普通に学校の勉強ができればいい」なんて思っている親とは立場も考え方も違う。手もかけているがお金もかけているお母さんなのだ。

  • お馴染みの佐藤ママの育児本。
    女子の育成、コツは追加されてます。

    それ以外は他の本と重複と多いかな

  • ふむふむ。
    とにかく基礎が大事。
    小学生はとにかくひらがな、足し算、九九

  • とても真似はできないけれど、子供の教育に非常に力を注いでこられたことはよく分かる内容。

    勉強とは息をするように自然にするもの、なんだとか。しろ、しろ、と言っているようではダメなのね。。。

  • 流石に凄いと思い、父として参考にしたく購入。
    分かるまでやる、一緒にやる、とことんやる、ということだろうか。勉強を嫌いにさせないとか、理解を手伝うとか、納得できるところ、こうしたいと思えるところも多く、3歳児の父として参考になった。

著者プロフィール

作曲科・ピアニスト。国立音楽大学作曲学科卒、同大学院作曲専攻音楽理論コース修了。

「2018年 『女声合唱とピアノによる日本の歌 郷愁に寄せて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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