・女子は本質的に受験にむいいていない。女子は思春期に体調の変化があり、接し方に気をつける必要がある。学校での人間関係にも悩みやすい。体力的にもハンデがある。
・女子の場合、時間をかけ、長いスパンで勉強をすすめるのが良い。小2から塾に行くとか。国立大学の5科目入試に対応するには、「長期戦」・「先行逃げ切り型(十分に時間をかけて準備する)」が有利。 安全型の受験が有利だと考えて、早めに勉強を開始する。
・受験にギャンブル性があるとしたら、「ギャンブル性を減らす」ことが重要になる。どんな問題が出ても動揺しないように、地道に努力を積み重ねる。
・睡眠時間が大事。
・知識は人生を豊かにする。知識があることで論理的に考えることができ、善悪を判断する力が養われる。勉強はテストだけでなく、実生活でも役に立つ。
・18歳までは子供に寄り添い、学力のサポートもするが、その後はその子が自由に決めたら良い。★18歳まで一生懸命に育てて、その後は本人の好きにさせるのが子育ての美学。
・★受験は追い詰めない。一人ひとりに個性がある。その個性はなかなか変わらないので、どうその個性を伸ばすかを考えて、伸ばせるように工夫する。
・親からは具体的な学校名はいわない。「〇〇に入れ」など。プレッシャーと、うまく行かなかった場合にネガティブになる。だから具体的な学校名は口にしない。学校を考えるのは、6年になってからでOK。それまでは、基礎力・実力をひたすら上げる。
・★こどもがいつもにこにこしていたら、勉強はうまく行っている。逆に重苦しい暗い表情をしていたら、やり方(勉強法)が間違っている。
・子どもは最初から「机で勉強する」習慣はついていない。エンジンがかかるまでは寝そべって勉強しても良いなどで、「勉強へのこころのハードルを」下げるように設定する。
・★勉強とは、がんばってするものではなく、息をするように「習慣的に」するもの。頑張るのではなく、淡々とやると、辛くない。
・浜学園はテキスト・カリキュラムともに優れている
・苦手なものは「こんなにやるの?信じられない!!!」というくらいやるのがコツ。(例えば単位の換算)
・単位の換算が苦手などのばあい、テストのときにまず空欄に公式や換算ルールを書いてから取り組むと良い。
・★易しい問題のときに、計算式を書かないで暗算でやるのはだめ。易しいものでも、ちゃんと式を書く。「手を抜かない」のが大事。…基本的なところを手抜きすると、土台が崩れやすい。
・★そろばんの名人の寓話。どちらが本物か?を見抜くときに「1+2=いくつか?」を質問し、暗算ではなくそろばんを使ったほうを本当の名人とした。
→ 名人こそ、どんなかんたんな問題でも手抜きをせずに、きっちりと段階を踏んで、答えを出す。
・大学入試では、8-10月に、30年分の過去問をやる。傾向と、時間配分を知るのに有効。
・合格には「情報」が大事。
・何を、どれくらいやれば目標に到達できるのか?を把握する
・例えば、くもん→浜学園→洛南→鉄緑会→大学
・英語を先取りして、中学時代に高1~高2レベルにしておくなど。
・高2でオープンキャンパスに行って雰囲気を知る。
・★英語長文は、こどもが英文を目で追いながら、親が同じ文の和訳を読む。この同時通訳方式だと長文読解も楽に終わる。古文の長文や漢文も同様。
・問題集は大きくて重いので、バラす。ばらしてコピーして薄いノートにして分けておくといつでも持ちあるける。
・★実家はたのしかったなぁと子どもが思い出せる家庭にする。
・幼児語で話かけない。ほらぶ~ぶだよ~みたいな。「車が来たよ」とする。
・★子どもに何かを頼むとき「なぜ」を足して伝えるようにする。「タオルとってきて」ではなく「ハンバーグをこねていて、手が離せないから、タオルをとってきてくれる?」とする。
→ 勉強したくないときにも、理由を説明できるようになる。
・小さきときはすぐできるようになる。おとなになってから勉強すると、なかなかできない。
・学習習慣は「毎日何時から」ときめない。
・遊びに集中しているときは、中断させない。
・毎日何時から、と決めない。
・ノルマを決めない。
・休んでもいい。(が、できるときには、する)
・テレビは、なし。
・★子どものレベルに合っている教材とは、8割スラスラ、あとの2割は難しい、と感じるもの。
・親は勉強が軌道に乗るまで付き合う。
・ひらがなはいい加減にかかない。いい加減に書く子は、なんでもいい加減に済ませてしまう。カタカナは、ツ・シ・ソ・ンの4つのかき分けがしっかりできるようにする。
・★消しゴムで「しっかり」消すことも勉強のうち。
・九九は、理論より暗記。あとから意味がわかるので丁度いい。
・小学生の学習
・1週間の計画ノートをつくって、計画を建てる。1ページを左右に区切り、左ページの左に「何を」、右に「いつするか」を書いておく。右ページには、実際に行ったことを書く。できたら◎、できなかったら✕を書く。
・苦手があれば3年戻って勉強する。中3なら、中1のやつをやる。学年をさかのぼって復習すれば、伸びる。
・★漢字も計算問題も、広いスペースをつくってあげると不思議と間違いが減る。
・算数の勉強:
・おかあさんが問題をよんであげると、内容が頭に入る。
・★自力型算数と、記憶型算数。
記憶型は「こうきたら、こう!」と方を徹底的に憶える。たくさん解くうちに、開放が理解できるようになる。苦手なものは「とにかく数をこなす」しかない。10-20問ではだめで、100-200問解くと良い。
・答えが間違っていた問題をみなおす際に「惜しい」「全く歯が立たない」の場合は「惜しい」ほうだけの復習をすればOK。
・★塾に行かせる場合も、いかせっぱなしにしない。宿題はしているかどうか、テストの成績はどうか、を把握する。
・★理解度は、「私に教えて!」でわかる。血となり肉となるレベルでないと、人には教えられない。難しいことを易しい表現で教えられるのが最高の理解度。
----------------------------
中高時代
・小テストをおろそかにしない。小さいものを大事にしないと、大きいものはできない。
・中間・期末テストは、2週間前から準備をはじめること。
・時間がかかる暗記科目は、初めの方に。
・勉強計画が苦手な場合、親が計画づくりを鉄だてあげても良い。(中学2年生まではこのママも計画づくりを手伝っていた、とのこと)
・★英語はまず「構文」。薄い問題集を買って、やりきる。繰り返すと早くなる。5回繰り返すと、3回目くらいからぐんと早くなる。
・★数学は、4割理解したら、問題集をみる。いくら仕事のルールをおそわっても、実際に仕事をしないことには、わからないのと同じ。どうやっても習熟することはないので、実戦へ。
・参考書ではなく、問題集。最初から問題を解いていくほうが、理解が進みやすい。
・最初はぜんぜんできないが、それでOK.。解法をみて、赤字で答えをかいて次に進む。同じ問題集を繰り返していると、マスターできるようになる。3回繰り返すとかなりできるようになる。
・★最初から全ページやらなくてもOK。一度、「頂上(=最終ページ)」までたどり着くことを最重要目標にしてすすめる。頂上が見えれば安心する。全体を俯瞰し、自分が今どこら変化?を把握できれば、楽しくなる。
・勉強のノルマはページ数ではなく、時間にするほうがいい。
・★苦手な分野が複数ある場合、ひとつひとつ潰していくこと。図形と代数の2つがわからない場合、どちらかやりやすい方から、潰していく。そこにあるテーマをまずひとつクリアすると、余裕につながる。
・★1教科を、1週間続けると、脳が活性化する。1日で英語と数学半分づつ、より、1週間英語だけ、つぎの1週間は数学だけ、のほうが効率が良い(頭もシンプルになる)
・★大学受験は勉強計画のマネージメントが必要
・1:豆本をかってくる。問題を得というより、敵のレベルと傾向をしる。リサーチ。
・2:受験までどれくらい時間が使える?をはじき出す。…危機感も感じられる。
3:勉強スケジュールを建てる。一日に何をどれくらいするか?を見える化する。
・英文法は「写経」 ・同じ問題集を3冊買って、3回解く。 ・1回目は「写経」のつもりで。書き写す。単語には気を取られない。 ・2回目は、半分問題、半分読み物。 ・3回目は、問題集としてとく。
・単語の暗記。 ・1回目:★1日50個。CD(音声)で読んでいく。読むだけ! ・2回め:口にだして読むだけ!覚えようとしない。 ・3回目:最後に意味確認しながら読む。意味が知りたいので、スポンジのように吸収できる。
・数学もまずは答えを写経すればOK。写経方式。1回目は、答えを写経する。2回め、3回目から問題をとき始めるようにする。
・山川出版社の教科書は日本語が美しい。
・コピー機は受験の必須道具!
・受験の問題は、切り口を変えてなんども出てくるものが多い。基礎力がしっかりしていれば、切り口が変えられても対応できる。