- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344031937
作品紹介・あらすじ
ツバキ文具店は、今日も大繁盛です。夫からの詫び状、憧れの文豪からの葉書、大切な人への最後の手紙…。伝えたい思い、聞きたかった言葉、承ります。『ツバキ文具店』待望の続編。
感想・レビュー・書評
-
3作目が出てるのを知り、7年振りに読んだシリーズ2作目。前作読んだ直後に刊行されてたんだ。読みだしてドラマで誰が演じてたかをすぐに思い出せた。江波さん、亡くなっちゃったね。今回はもちろん代書の話だが、ポッポちゃんの家族の話が大きく絡んでた
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ツバキ文具店の続編。
ちょっと前作と違う雰囲気です。
だからなのか?何だろう?
なぜかぽっぽちゃんが鬱陶しくて受け入れられないし、すんなり物語に入っていけなかったです。
全部受け入れてあげるから、全てをさらけ出してって感じが無理だったのかも。。。 -
「やさしくなりたい。だれかを癒せるようになりたい。」
作品の中のすてきな人たちと心を通わせるたびに、そう思ってきたけれど、
「やさしくなんてなれなくて、わたしはずっとちいさな人間で、ちょっとしたことで人を恨んだり妬んだりし続けるんだ。」と気づいてしまった。
ポッポちゃんやミツローさん、QPちゃん、お友だちのみんながキラキラしすぎてきて、
こんなに瑞々しい心を持った人たちのようになれっこない。
でも、自分のことを諦めたくない。
限りなく白に近くなった心になってもひょんなことですぐ黒になってしまうわたしでも、
やさしくなることはできるんだろうか?
30歳になったばかりのいま、
とても大切なことを問われている気がしている。 -
「ツバキ文具店」の続編。
前作で知り合い仲が深まり始めた主人公の鳩子とモリカゲさんの関係性が変化したところから物語は始まる。
とても幸福なストーリー展開なのだけど、モリカゲさんにはシングルファーザーになったことにとても悲しく辛い理由があって、鳩子は彼の過去ごと抱きしめることで乗り越えていく道を選ぶ。そこに鳩子の強さと懐の深さが垣間見えて、代書の仕事を通してさまざまな人たちのさまざまな事情に触れてきたからこその選択なのかもしれない、と感じた。
バーバラ婦人やパンティー、男爵など、鳩子と関わる人たちも引き続き個性豊かに登場するのだけど、それらの人々にもそれぞれに大きかったり小さかったりの変化があり、大切な人との出逢いによって人生が変化していくことの奇跡のようなものを感じる。
鳩子の代書屋の仕事、モリカゲさんのごはん屋さんの仕事、QPちゃん(モリカゲさんの娘)と鳩子のやり取りなど、どれもとても温かい。
時折鳩子が書いた手紙(代書のものや鳩子が自分で誰かに書いたものも)が出てくるつくりがとても素敵。
そこに今回も鎌倉の観光やグルメ情報が程よく織り込まれていて、やはり今回も読んでいて鎌倉に行きたくなった。
人と関わって、誰かと一緒に生きていくってすばらしい。と、素直に思えるような作品。 -
前作とは少しだけ趣きが変わり、
代書の話よりもポッポちゃんの新しい家族との物語がメイン。
相変わらず、ポッポちゃんの魂が乗り移ったような代書が素晴らしく、字も達筆。
この本を読むと、私も字がうまくなりたい!と痛切に思う。
便箋やペン、切手にもこだわり、【手紙⠀】という文化の素敵さを改めて感じる。
ポッポちゃん自身の話しでは、自ら美雪さんの存在を尊重し、ミツローさんやQPちゃんが美雪さんを想うことも尊重する姿勢が尊敬に値すると思った。
子連れの再婚って難しいんだろうけど、ポッポちゃんファミリーは幸せそのもの。幸せってこういうことなのね。
心が柔軟であることはとても大切。
我が身を振り返り、私の心の中にもキラキラを。
-
ツバキ文具店の続編。ポッポちゃんは家族が増えて幸せそう。代書屋の仕事も相変わらず興味深いけど、丁寧な暮らしぶりも読んでいてホッとする。今回は各章に食べ物のタイトルが付いていて、食事のシーンも多かったからそう感じたのかも。
続編も追いかけよう。 -
ツバキ文具店の続編。
鳩子&ミツロー&QPちゃん=はるちゃん
心温まるストーリーは健在!
またまた面白くって、ほっこりするお話でイッキ読みでした。 -
鎌倉行きたい。このシリーズの本の場所巡りで一週間はゆうにいられそう。
-
前作が良くて、続きもすぐ読みたかったのにタイミングが全く合わず何年も経ってしまいました
この本を読むと
手紙ってやっぱり良いよね
と思います
手紙を書こう、一言添えよう
そう思うときは送る相手のことをしっかり考えて、便箋やメモもどんなのがいいかなと考えて
そんな時間が楽しかったり
自分の字はあんまり好きではないけれど、手紙は絶対直筆!