キラキラ共和国

著者 :
  • 幻冬舎
3.97
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本棚登録 : 5635
感想 : 603
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031937

感想・レビュー・書評

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  • 昨日読み終えた「ツバキ文具店」の続編です♪
    久々のシリーズ続け読み。
    (今日が返却日だってことは内緒です(笑))

    正直に言えば「ツバキ文具店」の方が...だから☆4つって思ったんですが...
    やっぱ☆5つでいいと思います。
    何故かって?
    それはすでに続編を読みたいと思っているからです(*-ω-)ウンウン
    近いうちに読むぞ~

    コホン(´ρ`*)
    巻頭から鳩子とミツローさんが結婚!!
    QPちゃんでかしたヾ(´∀`*)ヨシヨシ
    ってな感じで新たな生活が始まりますが、もちろんツバキ文具店は健在です。

    そして今回もいろんな代書が舞い込んで来ますが、男爵!?
    マジでー………(´._.`)
    それに明かされたレディー・ババの正体。

    そんなビックリニュースが飛び込んできた本作ですが、やはり鳩子の書く手紙にはいろいろと感じるものがありますよね。

    続編、気になる~~~

    <あらすじ>
    ツバキ文具店の続編です。主人公の鳩子は、鎌倉で文具店を営みながら、代書の仕事をしています。さまざまな人からの手紙の依頼に応える中で、人生の悩みや喜びを共有していきます。一方で、鳩子は、カフェの店主であるミツローさんと結婚し、彼の連れ子であるQPちゃんと新しい家族になります。ミツローさんの亡き前妻や、鳩子の母親との関係にも向き合っていきます。鳩子は、自分の幸せを見つけるために、心にキラキラを持ち続けることを決めます。

    この小説は、食べ物や文具、手紙などの日常のものに愛情を感じることができる作品です。登場人物たちの優しさや温かさに癒されるとともに、人生の大切なことを考えさせられます。




    「ツバキ文具店」は、今日も大繁盛です。
    バーバラ夫人も、QPちゃんも、守景さんも、みんな元気です。
    みなさんのご来店をお待ちいたしております。――店主・鳩子

    亡くなった夫からの詫び状、川端康成からの葉書き、
    大切な人への最後の手紙……。
    伝えたい思い、聞きたかった言葉、
    「ツバキ文具店」が承ります。

    著者について

    デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。昨年刊行した『ツバキ文具店』は本屋大賞4位を受賞し、NHKにてドラマ化される。

    • ヒボさん
      はねさん、こんばんは♪
      「椿ノ恋文」もちろん知ってますよ。
      図書館だと予約がいっぱいでいつになるやら^^;
      なので、蔦屋書店でcoffee飲...
      はねさん、こんばんは♪
      「椿ノ恋文」もちろん知ってますよ。
      図書館だと予約がいっぱいでいつになるやら^^;
      なので、蔦屋書店でcoffee飲みなながら読もうと思っています(*^^*)v
      2024/02/28
    • はねさん
      ヒボさんの読書の仕方素敵です!憧れます!!
      いいなぁ図書館。
      でも私図書館とか、古本とか人が触った本ダメっぽいんです。本屋のも誰か触ってるの...
      ヒボさんの読書の仕方素敵です!憧れます!!
      いいなぁ図書館。
      でも私図書館とか、古本とか人が触った本ダメっぽいんです。本屋のも誰か触ってるのにww
      2024/02/28
    • ヒボさん
      昔は嫌だったんですが、最近の読書ペースで読む本を全て本屋さんで購入してたらとっくに破産してます(笑)
      ブク友さんに図書館等の利用を教えて貰え...
      昔は嫌だったんですが、最近の読書ペースで読む本を全て本屋さんで購入してたらとっくに破産してます(笑)
      ブク友さんに図書館等の利用を教えて貰えたので年末から利用を始めてみました♪
      2024/02/28
  • 「ツバキ文具店」の続編。
    主な登場人物は同じで物語の流れ的にも、是非とも、この順で二作とも読まれることをおすすめしたいな、と感じた作品。

    主人公の鳩子(ポッポちゃん)は、ミツローさんと交際をスタートしてから一年も経たず入籍したというところから始まる。
    ミツローさんの子供のQPちゃん(はるなちゃん)との、三人家族になってからの物語。鎌倉で素敵な関係性の御近所さん達と触れ合いながら、ツバキ文具店と代書屋をしながら暮らす様子が、ほのぼのと優しく展開されていく。

    ポッポちゃん自身は家族愛に悩む過去を持っていて、切ない気持ちを抱えていただけに、旦那さんと子供という家族ができて……やっと愛に溢れた幸せを感じているようなところに、私は感動した。
    タイトルにもある【キラキラ】…という言葉が、心に残る。
     
    前作も感じた事だなのが、私の好きな事や描写や、素敵な登場人物などに溢れている作品だなという思いを更に強くした。

    いちばんビックリしたところは-。
    それは私の行ってみて大好きになったばかりの高知県が出てきたところがあったから。ポッポちゃん家族がミツロ-さんの実家の高知県に行って、結婚を祝福されるという場面が出てきたのだが……。 私は、ちょうど高知市に二泊三日でたまたま家族旅行して帰ってきたばかりだったのでかなりビックリしてテンションあがってしまった!

    ・【仁淀ブルー】と、言われている川の水が、澄んで川底がとても青く美しい滝壺のある仁淀川(によどがわ)ミツローさんがドライブして案内してくれた………→ほんとにブルーで、とても綺麗だった~

    ・ミツローさんのお父さんの一押しだという鍋焼きラーメン→これは残念ながら食べては来れなかった。

    ・【皿鉢(さわち)料理】色鮮やかな絵が描かれた大皿にお刺身.煮物,揚げ物,練り物,寿司など季節の旬を盛り込んだ高知県の郷土料理→宴会料理の花形料理で見事だった。
    .
    ・鰹のたたき、金目鯛の刺身、ツガニ、ウツボの唐揚げ、どろめ(生のイワシしらす)→私はツガニって知らないまま、帰ってきてしまったなぁ…等々。

    こんなグッドタイミングで読めたことに……
    とても驚かされてテンションが上がりました!!
    (こんな事ってあるんですね~♪)

    続編を続いて読む事をオススメしていただいた、かなさんに感謝します!!
    忘れられない一冊になりました~
     


    • かなさん
      チーニャさん、おはようございます♪
      ミツローさんの実家がある
      高知市にお出かけになったことがあるのですねぇ…!
      羨ましいですっ!
      私...
      チーニャさん、おはようございます♪
      ミツローさんの実家がある
      高知市にお出かけになったことがあるのですねぇ…!
      羨ましいですっ!
      私も行ってみたいなぁ…
      あと、鎌倉にも行きたいっ!!
      「ツバキ文具店 」と「キラキラ共和国」を読んで
      ますます、鎌倉に行きたくなりました(^^)
      ちなみに、作中で出てきた実在する神社とかお店を
      「ツバキ文具店の鎌倉案内」という作品もあって
      こちらも読むと楽しいですよ。
      イラスト多めでページ数も少ないので
      サラサラ読めますよ!(^^)!
      この両作品、すごくいいですよね♪
      チーニャさんに読んでもらえてよかったです。
      2023/03/23
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      かなさん、おはようございます(^^)
      私も鎌倉に行きたくなってます。「ツバキ文具店の鎌倉案内」は、図書館で探したのですが、見つからなくて続い...
      かなさん、おはようございます(^^)
      私も鎌倉に行きたくなってます。「ツバキ文具店の鎌倉案内」は、図書館で探したのですが、見つからなくて続いて読めないのです。でも今度また、読んでみようと思います。この両作品、良かったですね!続編も出ると良いですよね~
      ありがとうございました(*´▽`*)
      2023/03/23
  • 前作では先代の祖母との確執や、登場人物の名前の不思議さが目に付いたが、2作目は突然の結婚報告と幸せな生活にホッコリさせられる。特に相手の子供であるQPちゃんがキーとなり嬉しくなる。主人公のポッポちゃんのQPちゃん好きが伝わって来るし、旦那と喧嘩してもQPちゃんが仲裁してくれる。
    題名のキラキラはバーバラ夫人に教えて貰った魔法の呪文。『目を閉じて、キラキラ、キラキラ、と心の中で唱えるだけで、心の暗闇に星が現れて明るくなる』そう。随所に出て来るが、特に亡くなった前妻へのポッポちゃんの手紙で『私は、モリカゲ家で世界一のキラキラ共和国になれるように、精一杯がんばります。キラキラ共和国を命がけで、守ります。』と書いたことに涙する。

  • 読後感が心地よくて優しい
    本を閉じて目をつぶってもキラキラが身体の中に残っている感じ
    主人公の愛情深さが、選ぶ食べ物や文具、言葉や文字にも表れているように思えた

    (図書館本)
    これの続編、本屋で買おうかな
    シリーズの装丁もとても好みで、手元に置いて置きたい

  • ツバキ文具店の続編。ツバキ文具店では、店主のポッポちゃんこと鳩子が文具の販売と手紙の代書を生業としている…。代書の依頼は途切れることなくあり、年賀状の宛名書きのようなことから、夫婦間の離婚に関するもの、友達間のお金の貸し借りに関するもの、他界した子供に関する喪中はがき、好きな人への想いを伝えるラブレター、憧れの文豪からの手紙など…多岐にわたるが、依頼者の気持ちに寄り添いながら誠意をもって受けていた。

    プライベートでは、ポッポちゃんはQPちゃんことはるちゃんのお父さんのミツローさんと愛を育み、QPちゃんの小学校入学にあわせ入籍する…。ミツローさんはカフェ、ポッポちゃんは文具店の経営があるため、週末のみ一緒に過ごす形での新たな生活を送ることに…家族として生活する上で、ミツローさんのご両親に挨拶に出向いたり、ミツローさんの元妻、事件に巻き込まれて命を突然落とした美雪さんのことを知ることになる…。

    ポッポちゃんが代書を引き受けた中で印象的だったのは、康成様ですねぇ…。毎月康成様からはがきが届くなんて、それだけでこれからの人生明るく過ごせそうですよね!また今作はポッポちゃんが家族を持ったことで、先代の祖母やレデイババ、今は亡き美雪さんへの感謝の想いを強くするのもいいですよね!きっとポッポちゃん家族には生活の中に手紙が自然と、なくてはならないものとして存在するようになるんでしょうね…手紙にすれば想いも気持ちも伝わるし、キラキラ共和国も繁栄を続けるでしょう!ブクログのおかげで、素敵な作品と出逢えました(^^)

  • 大好きな『ツバキ文具店』の続編。
    いきなりの幸せモードに嬉しいやら恥ずかしいやら…。
    ポッポちゃんが幸せそうで本当に良かった。

    代書屋の仕事のエピソードはどれも相変わらず温かく優しい。
    盲目の少年がお母さんへ書いた感謝の手紙には涙腺崩壊。私も彼のほっぺにチューしたくなった。
    QPちゃんからの愛のカードにも泣けるし、幼い息子の喪中ハガキの依頼は本当に辛い…一つの物語の中で色々な涙を流した。

    キラキラ、キラキラ、と心の中で唱えるだけで心の暗闇に星が現れて明るくなれる…幸せのおまじないと素敵な家族と仲間が側にいてくれる!なんて幸せなんだろう!
    最初は不思議に思った今回のタイトル。その意味が分かり、これ以外ないと納得した。
    ポッポちゃんや周りの人達の喜びがストレートに伝わってきて泣いてばかりの読書だった。
    幸せのお裾分けを私も貰えた。
    ポッポちゃん、ありがとう。

  • ほっとできるお話が、読みたくて手にとりました。
    前作同様、読むだけであたたかい気持ちになれました。
    QPちゃんのおとうさんのミツローさんとポッポちゃんが入籍しました。
    以下抜粋。
    「ミツローさんと出会ったのだって、たまたまだ。たまたま私がミツローさんの営むカフェに入ったから、知り合いになった。こんなふうに、目の前にあるものだけで、幸福を積み上げてしまっていいのかな、と思う。けれど、だからといって、世界中の人と知り合って、話したりデートしたりして「世界で一番」を選ぶなんて不可能だ。私の場合は、たまたまが、必然になって、今、こうしてQPちゃんと習字をしている」
    この何気ない、数行が一番心に残りました。
    ひとの一生って、こういうことの繰り返しで、できているのだろうなあと思いました。
    そうしているうちに、あっという間に過去を振り返ったりする年齢になってしまうのかもとも。
    最後の鳩子からミツローさんの前妻の美雪さんへの手紙が、どの代書よりも一番よかったです。
    ポッポちゃんの人生は、まだまだこれからです。
    楽しみですね。

    • まことさん
      小川糸さんの、このシリーズを読むと、鎌倉に行ってみたくなります。行ったことはないですが、鎌倉ってちょっと、京都に似ている所のような気がします...
      小川糸さんの、このシリーズを読むと、鎌倉に行ってみたくなります。行ったことはないですが、鎌倉ってちょっと、京都に似ている所のような気がします(^^♪
      2019/05/12
  •  ツバキ文具店の続編。こちらも大好きな作品となった。沢山の人達へお勧めしたい。

     文庫の方が軽くて好きなのだけど、図書館では借りられず、こちらを読んだ。

     この二冊は、私の人生においてかけがえのないものとなった。出会えたことに感謝。何度も再読し、何度も感想を書きたいと思っている。素敵な描写が織りなす世界に浸ることができ、何とも言えない幸福感につつまれた。優しい登場人物達に幾度も涙した。

     鳩子は、家族の温かさを感じながら暮らしていた。その過程で、祖母の自分に対する愛情を汲み取ることができるようになっていった。字を書くことを始め、自分を厳しく育ててきたのは「誰に頼らなくても自立して生きていけるように」という思いから。祖母は自身の境遇から、人に頼りながら生きることを知らなかったのだろう、と思った。

     私も親から、これだけはきちんと習得しなさい。と厳しく育てられた。苦しかった。逃げ出したかった。だけど、運よく習得することができた。鳩子にとっての代筆業のように。

     そして、その事は人生の数々の場面で本当に役に立った。私への愛情を理解し、感謝していきたい。

     QPちゃんはかわいい。かわいくて仕方がない。第二の主人公は間違いなく彼女。

  • 就活の面接で「1番大切にしていること、こだわりはありますか」という質問に、
    「文字を綺麗に書くことです」と答えた自分に
    変化をもたらせてくれた本。
    綺麗なだけが相手への敬意を伝えられる技術じゃない。
    どれだけ相手への思いを込めて書くか、ということ。

    糸さんの紡ぐ言葉が本当に好きです。

  • 名作「ツバキ文具店」の続編。前作に続き、優しく穏やかな時間を存分に感じられる。前妻を受け入れていく主人公が清く爽快。娘ちゃんの愛らしさで、さらに心が和みます。

著者プロフィール

作家。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。その他に、『喋々喃々』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ミ・ト・ン』『ライオンのおやつ』『とわの庭』など著書多数。

「2023年 『昨日のパスタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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