私がオバさんになったよ

  • 幻冬舎
3.38
  • (56)
  • (92)
  • (139)
  • (46)
  • (13)
本棚登録 : 1548
感想 : 147
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344034419

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • きっかけは中野先生との対談が読みたくて手に取ったのだが、全編とても面白い!これをベースに自分自身が新しい考え方を手に入れられるような1冊だった。
    多様性とか、フェミニズムとか、男性の生きづらさとか、結婚、子どもを産んでいないことについて、とか。海野つなみ先生の逃げ恥は全然知らなかったのでものすごく興味出ました。
    20~50代のすべての女子に読んで欲しい1冊。こういう本を定期的に読んでいないと私はいつまでもアップデートされないまま勝手に思い込んだ呪いを背負ったオバさんになっちゃいそう、と思った。

  • ・こんな方におススメ
    年齢:30-50代
    状況:単身、女性、結婚や出産というワードがしたいしたくないに関わらず、日々の生活の中で目に留まる人

    ・印象に残ったワード
    「悩みのほとんどは我が儘か暇」
    「寂しさはとは、『喜ばしい意識は外界との良好な関係の間に立ち上がる』ってことを知っているのに、それが立ち上がってこないから感じるもの」

  • 多様性についてずっとよくわからなかったけど輪郭が見えた。

    私はコロナになってから、自分の意見がどう思われてもできるだけリアルタイムで、思っていることを言っておこう書いておこうそれを消さずに残しておきたいと思いつつ、ダブスタな発言も目立ってきていて(「男なのに」と言ったり、仕事で育児や介護で急遽お休みする方への理解に欠けていたり)もう何も発言しない方がいいのでは…と悩んでた。
    でも、どうしても自分のわかりきれていない世界の話ではまちがえてしまうもので。だから、「ワンストライクは互いに見逃そうよ」という考え方はしっくりきたしそうありたいと思った。

    特に田中俊之さんと海野つなみさんの章が個人的なるほどが詰まっていました。
    女性の呪いは男性の呪いと一緒に解かないといけない。誰も悪くないんだから、みんなが見えない役割から解放される日がくるといいな。

    色々な生き方考え方があって「すべき」はどこにもなくて、人生たのしみ。

  • 大好きなスーさんの新刊。タイトル見た瞬間クスリと笑みがこぼれてしまった。
    今回は光浦靖子さん、山内マリコさん、中野信子先生、田中俊之先生、海野つなみ先生、宇多丸さん、酒井順子さん、能町みね子さん達との対談集。
    最後のお二人以外は以前から知っている方々ばかりなので、とても興味深く読み進めた。

    中でも中野先生はホンマでっかTVでも好きだし、相談は踊るラジオに出演された時もスーさんとのやり取りが本当に面白かったから…まず最初にこの章を読んだ。面白い話をしてるのはわかるんだけど難しいから何度か繰り返し読んでやっとわかったような気になった(笑)
    山内サンの章で「女の人ほど実は男の人の価値観を植え付けられて育つ」のお話を読んで「うわ、ホントだ!」ってギクっとなった。

    スーさんは私より一回り年上。対談相手もスーさんに近い年代の方々だったので、先輩方のお話を聞けてどの章も楽しかった。

    対談集第二弾も期待したいな。

  • タイトルの勝利。
    コラムニスト、ラジオ・パーソナリティーとしてあっという間にブレイクしたジェーン・スーさん、旧知の仲の宇多丸さんの深夜ラジオ時代にゲスト出演した時から面白かったが、TBSラジオはいい人を見つけて来て抜擢したもんだ。文化放送でレギュラーを持つ光浦靖子が入ると他局にも目配りしているみたい(邪推か?)。
    テーマを決めない8人との雑談ぽい対談集ということで、スルスル読めてしまった。作詞家としてよりも、本人が前に出た方がウケてしまったというのは内心どう思っているのだろう。作詞した曲、1曲も知らないや。
    能町みね子さんとスーさん、同居人が居るのに婚姻届を出さないのは「独身のプロ」というスタンスで物書きが出来なくなるからなのかなぁ、と男性側目線で同情してしまった。能町さんの同居人のサムソン高橋さん、私ファンです。ライターのお仕事も主夫業の傍ら続けて欲しい。
    スーさん自身は次世代の阿川佐和子になれるかも(この本の中でも言われているけど)。

  • 文字起こしは伝わりにくいかも

  • 対談相手によって、もちろんテーマが異なるんだけど、色々な視点をぐるぐる見られる感じがよかった。

  • こういうのが読みたかったんだ、と読みながら一人で興奮していた。
    でも正確に言うなら、実際の対談をその場で聞きたかった。
    特に、光浦靖子さん、中野信子さんとの対談は、文章に起こされてもそのスピード感は想像つくけど、それを耳と目で味わえたら、もっとワクワク出来ると思う。
    田中俊之さんや能町みね子さんの回は、立場が変われば感じ方や考え方も、行動も変わるんだ、と自分自身の経験でも感じていた所だったので、やっぱり、と納得。
    第二段も期待してます!

  • 最初の光浦靖子さんとの対談でグッと掴まれ、うんうんと頷きながら読んだ本。
    今回は図書館本だったので出来なかったけど、刺さるテーマ・文章が沢山あったので気になるワードに線引きまくりたくなった。買う。自分用に。

  • 8人との対談を書き起こした本。

    中野さん、田中さん、海野さんとの対談が特に面白かった。
    中野さんとの対談では、科学的なお話が面白かった。中野さんの本を読んでみたいと思った。海野さんは新しい家族形態のことを考える機会にもなった。田中さんの“男性学”も興味深い。ジェンダー問題は男女セットで考えるべきというのは勉強になった。

    宇多丸さんとの対談はただ読んで面白かった。やっぱ若い頃から突き抜けてるところがあったんだなぁ。

全147件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1973年、東京都出身。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月~木曜午前11時TBSラジオ)に出演中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)、『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)、『これでもいいのだ』(中央公論新社)、『ひとまず上出来』(文藝春秋)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など。

「2022年 『OVER THE SUN 公式互助会本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジェーン・スーの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジェーン・スー
宇佐見りん
新井 見枝香
能町 みね子
若林 正恭
朝井 リョウ
矢部 太郎
アンデシュ・ハン...
芦田 愛菜
辻村深月
ジェーン・スー
津村 記久子
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×