「ねばならない」を捨てて生きる

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 105
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344036451

作品紹介・あらすじ

新型コロナウイルスによって一変した私たちの生活。
あたりまえのように行っていたことができなくなった日常のなかで、
もう捨ててもいい虚礼や健康常識・人間関係など、こころの断捨離・片づけ方のヒントが満載。死後の問題にも言及。



【もくじ】
第一章 九割の苦労はしなくていい
●ノープランが一番いい
●わかり合う作業をやめる
●知らない横文字は使わない ほか

第二章 キャリーバックを捨てる
●自動車もバイクもいらない
●助けたら逆にお礼をいう
●使いづらい部屋に住む ほか

第三章 縁を切られたら感謝する
●年賀状もお中元も出さない
●わからないことは考えない
●墓参りはしたいときにする ほか

第四章 多くの健康情報は必要ない
●風邪薬は飲まない
●医師に依存しない
●健康診断は不要なあら探し ほか

附章 すべては「あの世」から始まる
●あの世の理解なくして医療問題の解決なし
●AIと輪廻転生の共通点
●恐怖の伝染に加担しない ほか

感想・レビュー・書評

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  • 「当たり前」とされていることを、もう一度見つめ直す良い機会になりました。

    時間は有限。
    明日の自分がどうかも、誰にもわからない。

    それならば、世間の情報や思い込み、当たり前に振り回されずに、必要なことに注力して、今日を生きていこうと感じました。

  • 人間関係で最も疲れるのは過剰な気遣い
    しょせん人間は分かり合えないと言う事実を知れば、不必要な気づかいをせず、楽になる、ストレスも生まれない、今この瞬間を大事にする、今ここに集中する考え方:中今
    諸外国の人々にとって、耐え忍ぶという行為は美徳ではない。
    現在(今)の連続こそ、将来(未来)です。将来が不安なら、今の自分のためにお金を使う、どうなるかわからない未来に怯えるのではなく、もっと(今)を大事にしよう。
    宗教とは人間が作った癒やしの仕組み、この世限りの演出
    自分の体に興味と感謝の心を持つ、他人ではなく自分を信じる。
    朝起きたときに呼吸が出来ることに感謝し、起き上がるときに無事に体が動くことに感謝し、食欲があっておいしく食べられることに感謝する。
    体がしんどいなら、まず体に感謝する。すべての現実を受け入れる、その上で、体の使い方を変えること、中高年は若い時と同じ様に動こうとするが、動けなくてよい、動きるわけがない、むしろ効率よく動くことが大事

  • 【もくじ】 第一章 九割の苦労はしなくていい
    ●ノープランが一番いい
    ●わかり合う作業をやめる
    ●知らない横文字は使わない ほか
    第二章 キャリーバックを捨てる
    ●自動車もバイクもいらない
    ●助けたら逆にお礼をいう
    ●使いづらい部屋に住む ほか
    第三章 縁を切られたら感謝する
    ●年賀状もお中元も出さない
    ●わからないことは考えない
    ●墓参りはしたいときにする ほか
    第四章 多くの健康情報は必要ない
    ●風邪薬は飲まない
    ●医師に依存しない
    ●健康診断は不要なあら探し ほか
    附章 すべては「あの世」から始まる
    ●あの世の理解なくして医療問題の解決なし
    ●AIと輪廻転生の共通点
    ●恐怖の伝染に加担しない ほか

  • 人生は「学び・覚悟・無常」良い事も悪い事も学び。何が起きても慌てず受け入れる覚悟。昨日今日と同じ明日は来ない。諸行無常。あたりまえの考えを捨てる。自分を縛る「ねばならない」という狭い世間常識も捨てる。苦労でなく工夫。今に集中していると苦労と感じない。所詮人間は分かり合えない。過剰な気遣いや妥協はしない。あなたも私もいつ死ぬか分からない。自分の食い扶持を稼げばあとは自由。老化の元凶となる激しい運動はしない。人間関係を深追いしない。悪いイメージは実現しやすい。SNSはネガティブなイメージを伝染させる。

  • 感想を書くため振り返ると、“考えず、感じる。調和も不調和も、すべて意識から始まる。縁切りは相手との「学びの時間」が終わったということ、だから別に悪いことではない。今あるご縁に感謝し、そのご縁がなくなっても感謝する。すべての前提は感謝。アナログとしての本は中身の情報を読み取るだけでなく「五感を鍛える」存在でもある”などの箇所に蛍光マークしていた。読了時、たぶん決断疲れで弱っていたと思われる。

  • 第一章 九割の苦労はしなくていい
    ●ノープランが一番いい
    苦労はしないほうがいい
    ●わかり合う作業をやめる
    ●知らない横文字は使わない
    お金をため込まない

    第二章 ウィズコロナは非常識で生きる
    ゴミを出さない
    合理性<インスピレーション
    ●自動車もバイクもいらない
    ●助けたら逆にお礼をいう
    ●使いづらい部屋に住む
    スマホは切っておく

    第三章 縁を切られたらありがとう
    ●年賀状もお中元も出さない
    ピンとこない仕事はしない
    ●わからないことは考えない
    ●墓参りはしたいときにする
    ご縁がなくなっても

    第四章 アフターコロナの免疫と健康
    ●風邪薬は飲まない
    ●医師に依存しない
    白米も肉も揚げ物も食べない
    年齢は忘れてしまう
    潮時を大切にする

    附章 すべては「あの世」から始まる
    ●あの世の理解なくして医療問題の解決なし
    ●AIと輪廻転生の共通点
    生と死はエネルギーの往復
    ●恐怖の伝染に加担しない 

  • 気楽がよい。著者はいろんな本で学習、覚悟、無常の大切さを説く。ここで覚悟とは、何かぎ起こるかもしれないと準備して、腹を据えて、何があっても慌てずに「そういうもの」と受け入れて対処し、あるがままと感じる、そして今この瞬間を大切にすることである。


  • わからないことは考えない、自分がどうにとできないことには関わらない、考えない。

    人間関係は自然体で深追いしない。 

    いい出来事も悪い出来事も学び
    はらを据える 何があっても「そういうもの」と受け入れて対処する、今この瞬間を大切にする
    日常はいつも同じではなく常に変化している。あたりまえを捨て「〜せねばならない」を捨てる」

    宗教行事にこだわらない 感謝の気持ちこそ最上の供養
    宗教とは人間が作った癒しの仕組み お寺や宗教とは適度に距離を取る

    自分は死んだらお葬式も戒名も法事も不要だと考えていたのでこれを読んで楽になった。今まで自分の中で「せねばならない」事でがんじがらめになっていたんだなあと思った。これからは自分の心地よい場所で感謝の心を忘れず、風のように生きていきたい。

  • 縁を切られたらありがとうがしっくりきた。
    固執し過ぎず、学びの機会と捉えると心持ちも楽になるんだろう。

  • 著者は転生を信じているが無宗教で検診は受けないという元ERの医師。個人的には、魂なるものを否定し尽くした先に自己への執着の消滅があると信じているので、先生のおっしゃるように魂ありきだと逆に執着は大きくなり、この本に書かれている内容に反すると思う。

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著者プロフィール

矢作直樹(やはぎなおき)
東京大学名誉教授。医師。1981年、金沢大学医学部卒業。1982年、富山医科薬科大学の助手となり、83年、国立循環器病研究センターのレジデントとなる。同センターの外科系集中治療科医師、医長を経て、99年より東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および工学部精密機械工学科教授。2001年より東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および医学部附属病院救急部・集中治療部部長となり、2016年3月に任期満了退官。株式会社矢作直樹事務所を開業。
著書に、『悩まない生き方』(三笠書房>)、『人は死なない』(バジリコ)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、『お別れの作法』(ダイヤモンド社)、『自分を休ませる練習』『自分を好きになる練習』(以上、文響社)など、多数。

「2022年 『身軽に生きるコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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