勝負できる思考と体を作る ビジネスの本質

著者 : 守谷雄司

• 幻冬舎 (2021年5月12日発売)

作品紹介・あらすじ

時代が変わっても、「ビジネスの本質」は変わらない。今こそ「王道」を学べ！　　　　　　
大変化の現代で”長く活躍できる人”になるための決定版。


急速に変化し、先の見えない時代で戦うためには、「基本」こそが、最強の武器になる！　　　　

・部下を叱ることに躊躇するな
・成果だけでなく、プロセスも褒めろ
・「好かれる＝信頼」ではないことに気づけ
・やたら謙遜するな
・遅刻は利益を奪うもの。時間を守れ！　　　　　
・凡事徹底
・張りのある声を出せ
・時には社長目線で仕事しろ
・「忙しい」という口癖は直ちにやめろ
・自分の市場価値を調べろ

――ほか、言葉の使い方、気配りの本質、心と体の鍛え方から、リーダーとしての立ち居振る舞い、組織で活躍するときの所作、自らを高める方法まで――。
人材育成50年のプロ・守谷雄司氏が教える55のヒント。

【目次】
第1章　君よ、部下を甘やかすことなく育てよ。
第2章　君よ、言葉の力をもっと味方につけよ。
第3章　君よ、周囲360度に気を配れ。
第4章　君よ、体•表情•声をとことん鍛えろ。
第5章　君よ、誰よりも自己改革に励む男であれ。
第6章　君よ、さらにオトナの領域を目指せ。

感想・レビュー・書評

[すぎもったんさんの感想 · 2021年12月3日]

50年にわたり人材育成コンサルタントとして講師を行うの著者が自身の講義や経験をもとに仕事において基本となる本質的な部分について書いた一冊。

リーダーや上司としての好かれようとせずきちんと指導することや人望のある人になることなど部下の育成法や逆に上司に対する接し方など部下の心構えを学ぶことができました。
そしてハラスメントにならない接し方や褒賞の制度に対する考えは面白いと感じました。
言葉の選び方や理解させる方法や話すときの責任や人と会うことで情報収集をすること、時間を大切にすることなど著者が実践してきたことには刺激を受け、章末にある著者の語録は背筋の伸びるものばかりでした。

また、オウサカトウナギや4つのメモの使い分けや4つのHなどの著者ならではの解釈や体力作りや発声法など考え方以外の部分でも参考になるものも多くありました。

難しい仕事上の人間関係について本書を読むことで肩肘張らずに思いのまま付き合っていくことが大切であるということを感じました。
現状に満足せず常に努力し、自分を律すること、基本を厳かにしないことこれらのことを大事にしていくことで信頼される人財として認められるように邁進していきたいと感じた一冊でした。

著者プロフィール

人材コンサルタント。
1937年生まれ。國學院大學文学部を卒業し、東京三洋電機株式会社に入社、社長室にて能力開発プロジェクトチーフとして活躍。1971年に人材育成コンサルタントとして独立し、以来50年にわたり、人材育成と社員教育のための講演、合宿訓練、執筆などで活躍。日本生産性本部、静岡県東部生産性本部の講師を務める。合宿研修一筋の草分け的存在であり、若手・中堅社員を対象にした2泊3日の合宿研修は「頭を磨く」「心を磨く」「体を磨く」をキーワードに、ボイストレーニングや筋力トレーニングを取り入れ、自ら率先してトレーニングにあたる。
2000年より、ファッション誌『SENSE』を発行する出版社、株式会社センスの顧問も務める。

「2021年 『勝負できる思考と体を作る ビジネスの本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」