- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344037915
感想・レビュー・書評
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2作目だけど、ラスト?
前作は北の大地、今作は南の島。
不思議なオルゴール店はあまり活躍せず、
地元の人々の過去が中心。
外国から来たお嫁さんの話が、
一番面白かったな。
音楽の力を一番感じたから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
疲れている人もしくは傷ついている人が島にやってくる→島民と出会う→オルゴール店に来る→癒されて前を向く
ドラえもんのごとき普遍。安心して読めるのは良いことだ。 -
2021.12
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前半、普通のオルゴール店みたいな話が続いたから、音楽聴こえなくなったのかと思った。この島も音楽に守られてる不思議な島。ババ様の役目には驚いた。
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前作から店を移転して、舞台は南の離島。沖縄っぽい雰囲気が非日常な感じで、開放される気分になる。
島に暮らす人たちの他に、観光のために来た人たちの話も描かれている。
前作に出てきた子どもが成長して、また店を訪れる話が良かった。子守唄は覚えていなくても、記憶の奥底にずっと残っているんだな。私も、子どもたちにとってそんな歌を残してあげられたらいいな。 -
前作の続き。
もう少し店主についてのお話の続きが読みたかったな。 -
沖縄の離島にオープンしたオルゴール屋さんに訪れる人々の連作短編集。オルゴール屋さんは言葉少ななので、各話のメインの登場人物がそれぞれに自分で答えを見つけていきます。
もう一歩踏み込むのかなと思ったらあっさりしたお話が多いです。でも慣れるとそれが味になっていい余韻を残してくれます。この後どうなったのかなーとか想像してると、他の話で少しその後が垣間見れたりして嬉しくなります。
優しいお話です。前作もあるようなので機会があれば読んでみます。
装丁が可愛くてとても好みでした!
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南の島に“ガジュマルの店”と呼ばれているオルゴール店がある。好きなメロディーをオーダーメイドで作る事もできるし、相談すれば耳利きの職人が、お客様にぴったりの音楽をおすすめしますとも。店主は、お客様の心の中に流れている音楽を聴かせていただくだけだという。このお店のオルゴールにまつわる7つのお話、特に印象に残ったのは最初の「カナンタ」と最後の「みちづれ」。「カナンタ」は、島育ちの幼馴染の恋のお話。「みちづれ」は、耳の聞こえない兄と健常者の妹が主人公。兄が3歳の頃に母親と作ったオルゴールにまつわるお話、兄と妹の心の中に流れている曲は…。
島神様にお仕えしているババ様、歌うことと花を捧げることが具体的なお役目なのだが、素晴らしい歌声のババ様の心の中にはどんな音楽が流れているのかオルゴール店主も楽しみにしていたのだが、はたして聞こえてきたのは。
こんなオルゴールのお店があったらぜひ一度、訪ねてみたいです。そして、心の中に流れている音楽をオルゴールにしたいです。心をふんわりと温かく包み込むような読後感でした。 -
北の国から南の島への続編。
ひとつひとつがほっこりする暖かいストーリーで、すいすい読めて楽しかった。