上と外 3 (幻冬舎文庫 お 7-3)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 819
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344400429

作品紹介・あらすじ

誰かに見られてる、誰もいるはずのないジャングルの中で…。得体のしれない不安を抱えつつ歩き続ける練と千華子は、その入口に深い闇をたたえる遺跡を見つけた。そこでの束の間の休息。しかしすぐに疲労困憊する千華子の身に異変が起こった。それを待ち受けるかのように現れた新たな謎。そしてついには練の身にも…。緊張と興奮の第三巻。

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃に憧れた世界。ナウシカの流砂の下に別世界があったように、マヤの密林の下には地下都市があった!
    練と千華子にとっては、とんだ災難の中で更に困難が待ち受けているかもしれないが、密林の下の地下都市なんて、ちょっと行ってみたい…

  • ファンタジー要素がグッと強くなった3巻。遭難した練と千華子が南米の密林でたどり着いた遺跡は、古代マヤ文明が今でも息づく未知の世界でした。練も日本人離れした優れたサバイバル能力を持っているけれど、新たに登場したニコがまた魅力的な少年で、今後の活躍が楽しみです(あんまり味方っぽくないけど)。知らぬ間にマヤの成人式メンバーに加えられた練、満身創痍の千華子、別の場所でなんとか頑張っている両親…。先が楽しみです。

  • ついに遺跡にたどり着いた練たちと脱走した両親組の話が進展する。ちょいちょい家族問題が出てくるものの、練はファンタジーどころか電波+デスゲームに突入するというとんでもな展開。思っていたより話がぶっとんでいるので先が読めず面白い。ちょっとやり過ぎな気もするけど。

  • 子ども達は密林の中でのサバイバルを続け、親達は反政府軍の捕虜収容所からの脱出に成功する。
    人間描写などは面白いけど、恩田陸特有の靄のかかった感じではなく、割と読みやすい正統派SF冒険物語。

  • 3巻目。

    ファンタジーっぽくなってきたような。。。

  • 感想は最終巻。

  • 再読。練と千華子は得体の知れないさらなる冒険に巻き込まれていく。

  • ついにジャングルで未知(?)との遭遇。

  • ジャングルサバイバルから一転。
    まったく想像していなかった展開に…。現実味もなくなったと言いますか。
    最後まで読めるかなぁ(´ヘ`;)まだ折り返し。

    これから3日間生き残る儀式に入る練。頑張れ!
    王=ジャガー っていうのはなかなか良いと思った。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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