上と外 4 (幻冬舎文庫 お 7-4)

著者 :
  • 幻冬舎
3.54
  • (72)
  • (90)
  • (253)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 826
感想 : 58
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344400641

作品紹介・あらすじ

千華子を人質にとられ、練はニコと名乗る少年から危険なマヤの儀式への参加を強要された。それは、少年たちがつねに背後に獰猛な獣の気配を感じながら、生き残りをかけて争う過酷なレースだった。刻一刻、過ぎてゆく時間。失意と恐怖の中で、練に残された制限時間はあとわずかしかない。脱落すれば千華子の命が…。もう後戻りできない第四巻。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ハラハラドキドキ…ゲームのRPGのような世界。
    前回まで密林の中で練も千華子も頼もしいと思っていたけど、やっぱり子供。二人の判断にやきもきしながら読んだ。続きが気になる!早く読もう。

  • あっとゆーまに読み切った4巻。

    成人式に巻き込まれた練
    一人になった千華子。
    二人が無事に生き延びられるか
    はらはらせずにはいられない。

    地下の暗い情景を想像すると
    不安な気持ちが増してくる。

    その一方で
    いつもとは違うクーデターが
    ジャングルで練たちの出会った出来事に
    きっとうまく繋がってるんだろうな
    って冷静に期待しちゃう!!

    千華子の回想部分にすごく共感。
    「この人がだれにでも優しいのは、
    自分以外の人間はどうでもいいと想ってるからじゃないのかな」

  • 南米で行方不明になった家族を探すため、ネットによる人海戦術で対応した日本の実家の皆さんの努力が報われ始めました!地球の裏側から頼もしい支援です。でも子どもたちは相変わらず、未知の文明の遺産の中で戦っています。マヤの成人式で神(ジャガー)から逃げ回る練、好奇心に勝てず迷子中の千華子。そして世界中からマヤ遺跡へ集合しつつある、マヤ人の末裔たち。壮大なファンタジー作品になりそうな予感です。ジャガーをググったら凄くカッコいい生き物で感動しました。確かにアレは神の領域の美しさです。(ジャガーさんも好き)

  • 練も千華子も大ピンチ!なのだが、ほとんど進展しないまま終わってしまった感がある。まさか、成人式はこれで終わりってことはないよね?
    両親(というか賢)側ではクーデターの真相に近づいており、設定に恩田陸感がでてきた。

  • 賢と千鶴子の安否がわかり日本の家族はほっとする中、練と千華子はとんでもない状況に追い込まれて行く。地道に誠実に努めてきたおじいちゃんの人柄をしのばせるエピソードにはほっこりさせられる。

  • 4巻目。

  • 感想は最終巻。

  • 再読。やっぱり楢崎一家の捜索状況、カッコイイ。練と千華子大ピーンチ。ニコ、また大人びた子供の登場。

  • 成人式とは一体何なのか?
    ニコって何者?いいやつなのか悪いやつなのか??
    なぞは深まるばかり…。
    一巻一巻が薄いおかげでサクサク読めますね

全58件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

恩田陸の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×