眠らない女: 昼はふつうの社会人、夜になると風俗嬢 (幻冬舎アウトロー文庫 O 11-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344401273

感想・レビュー・書評

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  • 興味本位で読み始めてはみたものの、意外と面白かった。借金のため仕方なく、とか後ろ向きではなく、「風俗嬢は究極の看護婦」とか「みんなの笑ってる顔がみたい」とか、仕事の内容は別として、自分も前向きになれる本。

    15人の独白の内、多くの人が子どもの頃から家庭に問題があったとか、何らかの負のバックグラウンドがあるけど、世のほとんどの人が知らない世界を経験しているというのは悪いことだとは思いたくない。セックス産業は世界最古の商売と言われてますからね。昼は自分の事業が成功していて楽しい人、夜だけで歳とってもずっとやっていける訳ではないから昼もやってるとか、割り切り方もそれぞれ興味深し。

  • 31番乗り。紀伊國屋書店新宿本店にて購入。購入日は忘れた。そんなには前じゃないと思うけど。読了。酒井あゆみが、稼ぐ方の人で悶々とする前の作品と思われ、まだ本人にも多少の余裕があり、これくらいの人の取材ならこなせている感じがする。もちろん、一人ひとりの人生にも興味はあるが、この人々に共通して「昼の仕事でくだらないことで悩まなくなった」というのは、やはり、視野を広げることの重要性を表している気がする。(2011/8/17) 

著者プロフィール

酒井あゆみ(さかい・あゆみ)
福島県生まれ。18歳で風俗の世界に入り、ファッションヘルス、AV女優、ホテトル、性感マッサージ、契約愛人業などを「風俗のフルコース」を経験。ルポルタージュ『東京夜の駆け込み寺』で作家デビュー。主な著書に、『レンタル彼氏』『セックスエリート』『売春論』『ラブレスセックス』などがある。

「2021年 『東京女子サバイバル・ライフ 大不況を生き延びる女たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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