上と外 6 (幻冬舎文庫 お 7-6)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 825
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344401372

感想・レビュー・書評

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  • 小説を好きになったきっかけの本。すぐ読み終わっちゃうから毎回買うのを楽しみにしていた。ワクワクと臨場感、遺跡の中という実際に有り得そうなファンタジーなような引き込まれる感じ、家族との関係、それぞれが面白くて止まらなかった!

  • 現実離れしすぎた話のようだが、読んでいるととんでもない、リアル感たっぷりでした。

    なんとなく結末はこうだろうという予想をしてそれを過信してしまうタイプなので、ラスト期待を裏切られるということには期待していなかったが、そういうスリル的な部分だけではなくて、彼らが考えていること、そのとき立っている現状を考えながら読むだけでも十分楽しめる。

    おじいちゃんの存在が実はこの小説の核なんではないでしょうか。
    しかし、ニコが好きだ。

  • (文庫で全6巻)  ~2010.1.29 初読 市立図書館

    すっごい面白かった!
    これは、ぐいぐい読めちゃいます。アタリの恩田作品です。
    現実にはありえないだろーって思うかもしれないけど
    面白いからいいのです。
    主人公の錬と一緒に冒険してるような気持ちになります。

    個人的には、中学生や高校生が主人公の恩田作品はハズレなしだと思います。

  • 恩田陸はラストに向けて失速しがちだが、この作品は、あっさりしてはいるが爽やかでよい終わり方だった。ハッピーエンドで満足。
    新政府も今の世界では考えられないが、いつか宇宙に進出する時代がくればあり得ない話じゃないのかなとも思う。土地の境ではなく、自分の所属したい国に所属できる日も来るのかもしれない。そしてニコは最後までイケメンであった。

  • 濃いひと夏の冒険が終わってしまった。
    その後のレンくんとか興味あります。

  • あー、面白かった。

    最後の最後までハラハラした。

  • 素敵過ぎ〜!!!終わりがめっちゃめちゃ良い!!!長い事かけてここまで来たけど読み進めてきて本当良かった〜〜!!って感じ♪♪

  • 続きが気になって気になって
    かなり面白い時間が過ごせた。

    ひょんなことから、クーデターに巻き込まれ、さらには。。。。。
    いや〜、ジャングル落ちちゃった時はこれは一揆読みだろと確信しました。
    恩田陸はこういう年代の主人公を描く作品の時はかなり来てます。
    もっと恩田陸作品読もうと思える代物でした。
    満点!!!

  • シリーズ最終巻。
    今までの出来事はそれぞれが独立した魅力を持ちながらも、最後にはとてつもなく大きな物語へと回収されていく。
    ファンタジーに始まり、アドベンチャー・アクション・ミステリー、いろんなジャンルの垣根を飛び越えて、しかし不思議と現実からは乖離していかない。
    多彩な展開とユーモアで読者を楽しませる一方で、誰とはなしに向けられた、強いて言うなら“世界”へと向けられたメッセージが話の根底にあるように思う。
    叶うことのない理想のような話だが、そこには信じたくなる、叶えてみたくなるような説得力がある。
    世界の見方を拡張し、新たな価値観を提案し、夢のような現実と、現実の様な夢を素敵に描いている。

  • 2008年4月3日読了<br><br>

    文句なしでオススメ!

著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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