メンアットワーク: 山田詠美対談集 (幻冬舎文庫 や 1-9)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 211
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344401570

感想・レビュー・書評

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  • 死にたいと思ったらたくさんの人によいといわれてる本を50冊読んでみるといい。50冊くらい読み終わった頃には気持ちが変わってるって。いうような話題があった。

    そう思う。私も。
    多分妄想力が足りないのだ。
    世界はいろんな色や音やにおいで満ちてると思う。素敵なの。

  • 作家の対談集っていうのは読んだことがなかったのですが、とっても面白いんですね。
    山田詠美っていう作家の性格なのかもしれないけれど、かなり飾らない人だと思うのでズバズバいうってのもあって、「こういうこと考えてんだなー」ってしみじみ思う場面があり、こういう対談を呼んでから作品を読むとさらに著者の意図を汲み取れそうだし深く味わえるんだなーと思った。

    山田詠美は「放課後の音符」?と「120%coooool」しか読んだことなかったかな。だけど、この対談を読んでいてよく話題に挙げられていた処女作の「ベッドタイムアイズ」かな?を早速古本屋でみつけてきました。のでので読むのが楽しみです。

    それにしても一番最初の対談相手が石原慎太郎だったんだけど、この対談してるのが結構前なんだが、作家としてなんか色々エロスや風俗の話してるけど、今じゃエロ漫画禁止!とかほざいてコミケ抹殺計画に踊りでている有様。なんというか首尾一貫していないっていうのはやっぱり良くないなーと思いましたね。

  • 超おもしろかった!村上龍の「すべての男は消耗品である」のあとがきを読んだのがきっかけ。超かっこいい。共感できるところも。山田詠美好きな人にはおすすめ。

  • この対談には敬遠していた作家も多数出ていて、逆にどんな人なのか気になり一番最初にその人達から読んだ。そうしたら、思った通り自分を出しすぎていて話かみ合ってないよなとかも思いつつも面白くて、作品を読んでみようか、という気持ちにさせられた。なので私にとってはその先に繋がる糸がたくさん伸びている対談集だった。
    逆にいうとフラットな印象であった村上龍が嫌いになった。なんかいやらしい。

  • 飲み屋で行われた対談で、お酒が入った対談で、1冊の本にしたって楽しめてしまうのは、私が山田詠美さんが大好きだからだけど、それ以上に、憧れと尊敬が入り混じっているからだ。でも、面白く読めるけど、半分はちんぷんかんぷんなのだ。
    本は大好きだけど、やっぱり作家って恐ろしく幅広い分野で読んでいるのですね。私は好きなものを好きなだけ読むスタイルだけど、好きな作家がこうやって対談でこの本面白かったよねというとそれだけで次に読んでみようと思うものが広がっていく。時間がいくらあっても足りないぐらい読みたい本が溢れていく。
    私は、それが幸せでならない。

  • おもろかったけど誰に貸したっけ。。もう手元にないっす

  • エイミー×わかかりし(?)夏彦先生のが読みたくて買った。
    二人とも小説を書くということに対して、とてもストイックで職人的なところがあるので
    言葉の選び方は違えども、リラックスして楽しく小説談義してて、面白かったです。
    それにしても夏彦先生、「まるで十牛図ですね」は……!!笑 ちょっと笑いました。
    恋愛小説、私も読みたい。


    石原慎太郎との対談は、カタカナ多いのとかっこうつけすぎていて(互いに?)
    ちょっと読むのに疲れたんだけど、山田詠美の

    「インディヴィジュアルなことを追求した石原さんが、なんで政治にって思ったんですけど。
     おもしろいですか。贅沢な悪趣味なの?」

    って言葉に、笑ってしまった。笑


    村上龍とのはいつものみたいな感じで。
    アニマルロジックの話をしてたので、ひさびさに読みたくなったなぁ。

    読書期間:2009/6/10

  • 山田詠美とそうそうたる男子達の対談集。これって山田さんか、さもなくば宇野千代さんじゃないと無理だろうっていうラインナップ。
    山田さんは対談相手が誰であっても同じで、威張るわけでもないしヘコヘコするわけでもないところがかっこいいなぁと思う。作家としての自分の前に、そこら辺の飲み屋にいそうなねーちゃんでいるスタンスというか。

  • この人の小説は好きだが、やっぱり決して気が合いそうにもない。石原慎太郎との対談がカタカナばかりで最後読み流してしまった。

  • この人の考え方は男前すぎる
    私もこうやって男前に生きられたらなーって思うのですが
    とりあえずまだ読んでいない作品読みたい
    デビュー作まだ読んでないんです....

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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