デジャ・ビュ (幻冬舎文庫 さ 1-19)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344401785

感想・レビュー・書評

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  • 彼女の他の小説とは一味違った結構面白い設定だなーと読んだ当初は思っていたんだけど、ガタカのモロパクリだ...本人も公言してるらしいけど。
    劣性遺伝子を持った少女・翼が優秀な遺伝子で生まれた人間が優遇される階級世界で差別を受けながらもがむしゃらに宇宙飛行士を目指す話。
    目の見えないピアノを弾く優しい男との関係は結構好きだったな。

  • 中高生のころ大好きだった桜井亜美さん。

    どの作品も、蜷川実花さんの写真が美しいです^^

    桜井亜美さんに出会った作品が、これ。

    格差社会も格差社会な話の舞台。
    Cマイナスに生まれついたツバサの痛いくらいの努力。

    努力すれば、きっと、夢はかなう。
    ぜったいに、宇宙へ行ってみせる―――


    私も生まれ変わったら宇宙飛行士になりたいな、なんて^^
    実はしぬまでに宇宙に行ってみたいなあなんてひそかに思っていますw

  • 「Aプラス」から「Cマイナス」
    生まれつき人々が、9つに階級分けされている世界の物語。

    リアリティに欠けるのに、訴えてくるものがとても強い。
    Aプラスの苦悩やCマイナスの葛藤。
    それに、夢に向かう強さや、未来の見えない絶望感。

    桜井さんの言葉は、たまにすごく悲しくて、鋭い。


    ・この世界は目的を失ってただ生存のためだけに生きていくには、あまりに酷くでたらめな所だ。
    ・自分自身に何かが不足してると思うから、その部分を夢で補う。
    ・夢と一緒に生きることで、自分が初めて1つの輝く球体になる。
    精神の補完作用だよ。
    ・あたしの身体がどこにいようと、心だけは檻から自由でいられる。

  • 階層化社会がベースのSFチックな恋愛小説。若干エロティック。思春期な女子中高生が好きそう。桜井亜美特有の比喩表現多し。自分は学生時代にこれを読んで桜井亜美の作品にハマりました。

  • 桜井亜美作品の中で一番好き。

    思春期真っただ中に読んで色濃く影響されて、イマの僕が居る感じ。

    • hollowchocolateさん
      あぁ~
      影響をうけた感じするわ~☆(´∀`)

      いやしかし、デジャビュは面白い!
      あぁ~
      影響をうけた感じするわ~☆(´∀`)

      いやしかし、デジャビュは面白い!
      2010/07/26
  • ツバサにno eyesみたいな人がいてよかったけど、私は右京の方が好きだ

  • どちらかと言うとSFっぽく、ちょっと変わった、近未来的なストーリー。
    以前読んだ「シックス・ルーン」と雰囲気は似ていて、シックスルーンよりもSF色が強いと思う。
    生まれながらにして階級が決まってる、選択範囲の狭い生きにくい世界で、懸命に頑張ってる主人公の女の子のお話。
    知らないうちに主人公に感情移入してしまい、報われない思いや辛い思いがいっぱいで、悲しくなってきて気が付いたらホロホロ泣いてました。

  • 謎の多い桜井さん。自分はそんな彼女に引き寄せられたひとりです。彼女の感性・世界観と理系・詩的な表現がとても気に入っています。階級社会を絡めたお話。人によっては嫌悪感を抱くかも…。

  • 木っ端微塵だと思った。世界は木っ端微塵だ。こうなったら木っ端微塵だ

  • 桜井亜美先生の本なので過激な話です。
    でもそれだけじゃなくて、なんだか本質が楽しい感じ。表面的だけにとらえると下品な本ですが、
    じっくり読むとじんとくるところもあります。

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