彼女は宇宙服を着て眠る (幻冬舎文庫 つ 1-5)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 143
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344403031

感想・レビュー・書評

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  • この人の本の中で「珍しく」あ、良い雰囲気だなあ、と感じながら読めた。
    日本の男女の恋愛、みたいな中でこの作者の世界観を出そうとするとどうしてもナルシズムが強くてうーん、となる部分が、舞台が海外になるだけで違和感なく読めるようになるというのも不思議。いや読めるようになった、というだけで、納得したとか共感したとかではない。表題の「彼女は宇宙服を着て眠る」の展開なんかは女性として読みながらイライラもした。

    各話のサブタイトルが、奇抜な中にセンスを感じて結構好き。

  • 後半の方が好きだ。砂漠の話と、写真家の話。

  • 短編集、それもいろいろなところにいろんな理由で書いたものを
    集めたものなんですが、なんかほわっと何か余韻の残る感じが良いです。
    中でも函館のことが書かれているものがあったりして、
    そうするとやっぱり函館で育っただけあって、
    「風」
    という一言で強さや匂いまで浮かんできて、
    しかもそれが多分辻さんの思い描いて書いている風ときっと同じなんだろうと。
    それでじわっとくる情景とか
    なんていうかまぁ行間とでもいいましょうか。
    それをものすごく感じました。
    意味も無く涙が出てくるような感じ。

    良かったです。

  • 短編集の中の彼女は宇宙服を着て眠るがおもしろかった。

  • 2002年12月

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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