- Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344403031
感想・レビュー・書評
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この人の本の中で「珍しく」あ、良い雰囲気だなあ、と感じながら読めた。
日本の男女の恋愛、みたいな中でこの作者の世界観を出そうとするとどうしてもナルシズムが強くてうーん、となる部分が、舞台が海外になるだけで違和感なく読めるようになるというのも不思議。いや読めるようになった、というだけで、納得したとか共感したとかではない。表題の「彼女は宇宙服を着て眠る」の展開なんかは女性として読みながらイライラもした。
各話のサブタイトルが、奇抜な中にセンスを感じて結構好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
後半の方が好きだ。砂漠の話と、写真家の話。
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短編集、それもいろいろなところにいろんな理由で書いたものを
集めたものなんですが、なんかほわっと何か余韻の残る感じが良いです。
中でも函館のことが書かれているものがあったりして、
そうするとやっぱり函館で育っただけあって、
「風」
という一言で強さや匂いまで浮かんできて、
しかもそれが多分辻さんの思い描いて書いている風ときっと同じなんだろうと。
それでじわっとくる情景とか
なんていうかまぁ行間とでもいいましょうか。
それをものすごく感じました。
意味も無く涙が出てくるような感じ。
良かったです。 -
短編集の中の彼女は宇宙服を着て眠るがおもしろかった。
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2002年12月