- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344405738
作品紹介・あらすじ
弟の行動に動揺を隠せない優希を悲劇が襲う。優希の実家が焼失。その焼け跡から母の死体が発見され、容疑をかけられた弟は失踪する。動転する優希を支えようとする笙一郎と梁平だが……。
感想・レビュー・書評
-
笙一郎、梁平、優希が幼少時代に負った心の傷がどんなものだったのかやっと明らかになり、読者としてはモヤモヤが一つ晴れた気分。でも、大人になったら彼らの周りで起きている事件、勇気の弟聡志の関わりは依然として謎。
4巻、5巻ではどのような展開になるのか気になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ついに三巻も読み終わった どういうふうになっていくのか気になってしょうがない
-
2.9
-
あぁ重かった
-
再読
-
記録用(感想は(一)に記載)
-
2巻に続いて一気に読んだ。
最後の嵐の中の告白は、残念ながら、暗い予感が当たってしまい、今のところ救いが無い。。
残り2巻は手元にないので1週間後に。 -
どこまで暗く落ちていくのかと思う。でも、投げやりと息悶えの真ん中くらいな諦念がすごく人間くさくて、スケールは違うのだけども、こういうことってあるよなあとちょっと分かる部分もある。
それにしても、社会問題の坩堝のような作品だなあと思う。宇佐美氏の『聖者が街にやってくる』も同じような問題を扱っていたけど、全く次元が違う。扱う問題の次元ではなくて、それを扱う空気感というか、受け止め方というか。
天童荒太は、すごく繊細な作者なんだと思う。ダイナミックな物語展開の中で、本当なや微細に人の心を描写していくなあ。