- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344406834
感想・レビュー・書評
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なんかただのヤリマンが周りを振り回したぶらかして、
男主人公の弟のゲームにつきあって、人を遊びで殺している。
それからマンネリ化した性描写に今度は同性愛を加え、
どうにか作品の体面を守り、取り繕っている。
ただそれだけの何のひねりもない話。そんな印象。
ヴァーミリオンが個人的に神すぎたのか、
それとも今の世の中そのものがこんなもんなのか。
詳細は日記に書いておくが読むことはおすすめしない。
一度読めば十分だと思う。これ。
真実の愛って、こんな薄っぺらいもんなの?
ちなみに☆ひとつは表紙の分。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「愛」とは何かを説明することは難しけれど、この小説自体が「愛」とは何かを説明しているのかもしれない、気がした。
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二面性と、その両極にあるもの。それらを中心に話が回っていく。対になっているものの存在を知った時から、話の流れが少しずつ変わっていく。心がないから、何を手に入れても満たされないという悲しい話。読むたびに、美しすぎるのも罪なのかな、と思わされる。
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情景描写がとても美しい。頻繁に出てくる官能表現は読んでいて飽きてしまった。
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情景描写が難しいなと思ったけど、一体どうなるのかドキドキする。
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サクっと読める一冊。
切なくも美しいストーリーではあるのだけど、〔無償の愛〕を書くのに作者はまだ若すぎるかな…という半端な感じがぬぐえません。
若手にしては心理描写などまずまずだとは思うのですが。 -
高校生のころ、仲間内で桜井亜美ブームがあり、彼女の作品を貪るように読んだ記憶がある。
愛を知らない・信じないが故に、闇を受け入れた少女の悲劇。
桜井亜美特有の、読んだ後のやるせなさは健在。
…解説が押切もえちゃんだったのが少し残念。 -
アダルトチルドレン。
愛情不信。
でも、救われたい。
↓以下、ネタバレ注意↓
深刻な愛情不信の美女。
特に男に対しての不信感は異常だ。
幼いころから培った、男を虜にする技術を使って意のままに操る。
操られた滑稽な男を見るのは、おもしろくて悲しい。
そして抵抗なく男を殺す。
殺すことは楽しい。
自分と瓜二つの性格を持ったカイジといると安心する。
だけど、無償の愛情を注ぐイブキと出会い、愛情っていいねって気がつく。
でも、私はあなたの前にはいられないの…的な。
はい。
おいちゃん、そのぶっ飛んだ設定についていけなかったよ…。
いろんなシーンで、なにこのナルシストって思っちゃったよ。
なに自分のこと悲劇の主人公だと思ってんの?って思っちゃったよ。
あと、あんまり似通った人と一緒にいるのは、あんま良くないね。
落ちる時は一緒に落ちるし、自分が変われば相手がうっとおしくなる。