天使の代理人 上 (幻冬舎文庫 や 15-4)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344407794

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  • 中絶手術を目の当たりにしてきた助産師が”天使の代理人”という本を自費出版する
    やがて新聞や地方局で扱われ、反中絶派の看護師や助産師たちにその考え方が共感を呼び"天使の代理人"達の活動が始まる
    その活動は妊娠中絶を考えている妊婦に命の尊さを説き、出産に向かってもらおうとするもの
    いくつかのエピソードを中心として物語は展開する。
    医療ミスで中絶させられた ゆきえ
    アメリカの精子バンクから精子を取り寄せ妊娠した 弥生
    すでに中絶をした中絶推進派のマーヤ

    妊娠中期中絶はかなりひどいものだと知った。
    女性は誰しも中絶はしたくないだろう。しかし
    この小説のように簡単に事がすすむはずはない。
    問題の解決になるような小説ではなかった。むしろ中途半端で面白くなかった。

  • 2011.1.6読了。→(下)へ

  • 妊娠中絶をめぐって、さまざまな立場の女性が登場する。

    妊婦の状態や出産時の描写など妙にリアルに描写されていて、男性作家が書いたことにただただ驚くばかり。

著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。筑波大学大学院農学研究科修士課程修了後、製薬会社で農薬の研究開発に従事した後、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。2006年に『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化される。2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞を受賞。その他著作に『ジバク』『ギフテット』『代体』『人類滅亡小説』『存在しない時間の中で』など。

「2022年 『SIGNAL シグナル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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