SEのフシギな職場: ダメ上司とダメ部下の陥りがちな罠28ケ条 (幻冬舎文庫 き 16-2)
- 幻冬舎 (2006年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344408005
作品紹介・あらすじ
「お前に任せるよ」って言ったのに、何だかんだと口出す上司。言われたことしかやらないくせに、「もっと評価してくれ」とわめく部下-。そんな彼らを「あいつはダメだ」と斬り捨てる前に、何がダメかを学びましょう。そして目指すはプロフェッショナル!職場に巣食うダメ社員を例に、28の教訓を導き出す。思わず吹き出すコミックエッセイ。
感想・レビュー・書評
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著者が優秀すぎる気がするが、概ね共感と反省できた。
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あるある大辞典をもじって「いるいるこんなS」Eを具体例をもって紹介する。独自のインターフェースに変更するSEや、できない理由ばかりを連発するSE。屁理屈をこねるSEなど、身近にいそうな例を漫画入りで紹介。<BR>
だめだめ上司とだめだめ部下の両方を書いているのは、作者がチームリーダ的存在だからなのだと思う。各章に漫画で内容を表しているのだが、惜しむらくは文庫サイズにしては文字が小さすぎて、よく読めない。単に縮小するのもどうかと。
2006.06.18読了 -
愛らしいキャラクタで、まんがも面白いが、書いてある内容もこんな奴いるのか!と驚愕の連続で飽きさせない面白さ。その後に続く人生訓も、きわめて質が高く、吉越氏や小室氏、勝間氏の主張と重なるところも多く、こういう部分は共通することが多いのだなぁと改めて思う。しかし、こんな奴らに囲まれて仕事をしていた筆者の心の強さに脱帽する。
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以下注目点
・部下に「任せた」ということは、その人に一任したということです。もしその人が失敗したとしても、「彼でダメだったのなら仕方がない」と思えなくちゃいけません。上司として一任した責任を負う覚悟も必要です。この覚悟がないのなら、最初から責任を持って指示出しをすべきなのです。P.80
・「上司だから偉い」のではなくて、「上司としてやることやってるから偉い」のです。しかも上司ってのは「いかに部下が気持ち良く仕事ができるか」に苦心するサービス業みたいなものです。 p.88
・仕事の基本は5W3H(誰が、何を、いつまでに、どこで、なぜ、どのように、いくらで、どのくらい)P.162
・ところが、「どのように(HOW)」の部分がすっぽり抜け落ちた5W2H。これが多いのです。これではただ上から降りてきた話を仕分けしただけ、何も具体的になっていないですよね。P.163
・部下への教育は、実は自分自身への教育にもなる。P.165
・望まれる結果とは決して教えてもらうものではありません。自分に求められているもの、自分の役割、そうしたものを理解して、想像して、自分から理解しようと努めるべきものです。P.206
・思いつきに対して現実的な検討を加え、実践できるアイデアとして取りまとめてこそ、はじめて「案」と呼べるものが出来上がります。P.214
・基本的に提案を行う際は、その回答として上司に期待するものは「イエスかノー」だけであるべきと意識しなくてはいけません。つまり「実行して良い」のか「実行しちゃダメ」なのかの二択だけ。P.214
・上司が状況を把握してくれないなら、アナタが上司に「状況を把握させる」のです。会社がキツい仕事しか取ってこないというのなら、アナタが「楽な仕事を取ってくる」のです。P.321[/private] -
「お前に任せるよ」って言ったのに、何だかんだと口出す上司。言われたことしかやらないくせに、「もっと評価してくれ」とわめく部下ー。そんな彼らを「あいつはダメだ」と斬り捨てる前に、何がダメかを学びましょう。そして目指すはプロフェッショナル!職場に巣食うダメ社員を例に、28の教訓を導き出す。思わず吹き出すコミックエッセイ。
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上司・部下ってむつかしいよなぁ、と。
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SE職場あるある(いや、いるいるかな?)。ブックオフで100円で買ったわりには、クスッとした笑を随所に誘う気軽な本でした。
中身が4コマ漫画とセットになってるのでコミカルで読みやすく、一話一話も適度な長さ。 -
「お前に任せるよ」って言ったのに、何だかんだと口出す上司。言われたことしかやらないくせに、「もっと評価してくれ」とわめく部下―。そんな彼らを「あいつはダメだ」と斬り捨てる前に、何がダメかを学びましょう。そして目指すはプロフェッショナル!職場に巣食うダメ社員を例に、28の教訓を導き出す。思わず吹き出すコミックエッセイ。
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仕事に絡んでいるという点では一致していますが、こちらは上司・部下の関係や会社員としてあるべき常識について書かれたものです。内容としては、各役職・ポジションごとでの役回りをきちんと理解・認識した上でコミュニケーションをとり、仕事を遂行する為に何が求められるかを問いかけ、教えを説いているように感じます。ほんの書き方としては各章ごとに、漫画・漫画の内容を文章で解説、更に、まとめの項目があるので、若干しつこさを感じましたが程よく自分がすべてを読み込もうとせずに流しながら読むことができればそれでよいのかと。
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上司にもいろいろいるし、いろんな上司を見てきましたが、どこも同じなんだなぁと思わせる本でした。
おいら自身も上の立場にきているので、同じように思われないようがんばるぞ!と思いました。