愛らしいキャラクタで、まんがも面白いが、書いてある内容もこんな奴いるのか!と驚愕の連続で飽きさせない面白さ。その後に続く人生訓も、きわめて質が高く、吉越氏や小室氏、勝間氏の主張と重なるところも多く、こういう部分は共通することが多いのだなぁと改めて思う。しかし、こんな奴らに囲まれて仕事をしていた筆者の心の強さに脱帽する。
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以下注目点
・部下に「任せた」ということは、その人に一任したということです。もしその人が失敗したとしても、「彼でダメだったのなら仕方がない」と思えなくちゃいけません。上司として一任した責任を負う覚悟も必要です。この覚悟がないのなら、最初から責任を持って指示出しをすべきなのです。P.80
・「上司だから偉い」のではなくて、「上司としてやることやってるから偉い」のです。しかも上司ってのは「いかに部下が気持ち良く仕事ができるか」に苦心するサービス業みたいなものです。 p.88
・仕事の基本は5W3H(誰が、何を、いつまでに、どこで、なぜ、どのように、いくらで、どのくらい)P.162
・ところが、「どのように(HOW)」の部分がすっぽり抜け落ちた5W2H。これが多いのです。これではただ上から降りてきた話を仕分けしただけ、何も具体的になっていないですよね。P.163
・部下への教育は、実は自分自身への教育にもなる。P.165
・望まれる結果とは決して教えてもらうものではありません。自分に求められているもの、自分の役割、そうしたものを理解して、想像して、自分から理解しようと努めるべきものです。P.206
・思いつきに対して現実的な検討を加え、実践できるアイデアとして取りまとめてこそ、はじめて「案」と呼べるものが出来上がります。P.214
・基本的に提案を行う際は、その回答として上司に期待するものは「イエスかノー」だけであるべきと意識しなくてはいけません。つまり「実行して良い」のか「実行しちゃダメ」なのかの二択だけ。P.214
・上司が状況を把握してくれないなら、アナタが上司に「状況を把握させる」のです。会社がキツい仕事しか取ってこないというのなら、アナタが「楽な仕事を取ってくる」のです。P.321[/private]
- 感想投稿日 : 2018年11月12日
- 読了日 : 2009年3月20日
- 本棚登録日 : 2018年11月12日
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