青空の休暇 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.53
  • (19)
  • (23)
  • (63)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 252
感想 : 26
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344408302

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 序盤は、戦争の残酷さを全面に出す物語なのかなー、小枝の日記キモいなーとか思いつつ。読み進めると、自分の人生にも繋がってくるようなエピソードがたくさん盛り込まれ、小枝の日記も気づいたらこんなにダンナを思える人って羨ましいなーと思えてました。

  • 青春の末期。
    人生終わりに向かおうとする75歳。
    でも心は何も変わらずに歳を取るんだなぁと、あらためて感じました。
    後悔をしたくない…誰しも思うであろう気持ちに、一つの答えを貰ったような気がしました。
    認知症で壊れていく自分を見せたくないと思う小枝の気持ちも、真っ直ぐで素敵だなと思った。
    素敵な物語でした。

  • これも大好きな1冊。
    サヨナライツカと青空の休暇は辻小説の中でほんとにツートップで好きな作品。

  • すごく温かい気持ちになれる一冊だった。
    戦争で戦った3人の男が再会し、もう一度青春を求めて旅に出る話。
    時代を感じる話だったけど、心にジーンときました。

  • この本はすごくよかったです。
     読み終わった後、しばらくボーっとしてしまいました。
    主人公とその戦友の「友情」、ハワイで出会った人々との「出会い」、
    登場人物達の「家族」、友人・妻の「死」から「人生」を、
    考えさせられちゃった・・なんだか。
     あっという間に読み終わってしまいました。

  • tottemo omosiroi

著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辻仁成の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×