- Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344409897
感想・レビュー・書評
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いやあ面白かった、怖かった。なんか色々考えてしまいますね。生きてる方がいいのか悪いのか…
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枝利子の裁判は、病院内外の圧力で難航する。その裏で厚労省の佐久間が香村助教授に接触を始めた。それが国家権力による高齢者抹殺計画=「プロジェクト天寿」だと見抜いたジャーナリストの松野は、発表する矢先、何者かに殺される…。裁判の結末は?権力に翻弄される江崎の運命は?そしてプロジェクトの行方は?医療ミステリの傑作。
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なかなか読み応えのある内容だった。ストーリーがグロテスクというか、生々しいというか。無さそうで有りそうと言うか…。
終盤は一気に種明かしされて、割とアッサリしている感があったのがちょっと残念。 -
上下巻あわせて
出てくる登場人物の誰もがうさんくさくて、
そこがおもしろい。
官僚のキャラ立ち具合は異常。
ただ、何度も読み返すかと問われると微妙。最初の驚きメイン。 -
上巻に続いて一気読み。
ミステリーとして読むには、途中から展開が予想できてしまったところもあって、ちょっと不完全燃焼。
キャラが全員すごく立っているんだけれども、地の文に誘導されるようなところもあり、先入観を持って読み進めてしまったところもあるのかなあと。
主題に関わる、医療ミスなり、高齢者問題なりは、難しい問題。倫理的にはそうかもしれんが、社会的には何が悪、というか問題なのかは議論がつきない。 -
めっちゃおもしろい
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久坂部作品、本作もいろいろ考えさせられた。
超高齢社会や安楽死の問題について、佐久間の考えや行動は恐ろしいけど否定もできない。。
どうなるんだろう、、日本の未来は。。 -
28冊目。上編からあっと言う間に読んでしまった。面白い。第2の「白い巨塔」とも言われるそうな。医療ミスを巡る裁判に並行して、厚労省官僚(佐久間)の企てる高齢者抹殺計画(このキャラといい、腐敗屍骸像と言い手塚治虫作品を彷彿とさせる)。時あたかもコロナ禍も背景に陰謀があるのではと思ったりする。
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2019 10/2