上と外 下 (2) (幻冬舎文庫 お 7-10)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 2436
感想 : 179
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410206

感想・レビュー・書評

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  • おー、アドベンチャラス、面白い!
    このお話は、結構のっけから面白かったです。
    なんか宮部みゆきを思い出すような青少年ファンタジー。でもって少し(あくまで現代なんだけど)タイムスリップ感あるファンタジー。
    とても面白かったと思いますー。
    途中からニコと練に友情が芽生えたのもちょっと面白かったね。

    しかし、この思考力・発言と行動力で、小・中学生設定というのはかなり無理があると思われました。。作者の大人感もろ出てる?(笑)

  • 久々に震えたわ。

    一気に読んだ。ラストあたりなんか朝5時から読んで、声を押し殺して泣いたよね。笑笑

    朝からなにやってんだ。ってくらい夢中になって、ひたすらに唇を噛んで泣き我慢したよ。溢れ出す感情を抑えきれない朝イチでした。笑

    あんまりにも夢中になりすぎて、一瞬わたしジャングルにいるかと思ったし。

    まじで、通り過ぎないで。お願い、早く!早く!助け出して!、子どもたちを!!!!!!!!

    って、声を枯らすくらい叫びたかったよ。

    笑笑

    夢中になりすぎ。

    ホント、はまった。久々にのめり込んだ。グアテマラ

  • おもしろかった

  • 後半はスケールも大きくてなかなか楽しめた。
    真夏の大冒険でした。

  • ニコが憎々しいのだけどキーパーソンであることは確かで。ラストまで楽しませてくれる。
    紆余曲折のなかでハラハラドキドキのたたみかけるようなラストでは千華子のくだりに涙が溢れた。親子の情の深さに胸を打たれた。練とじいちゃんとの再会もしかり。散々くさしながらもラストまで読んでとても心打たれている自分にびっくり。

  • 猛スピードで上下巻読了しました。どきどきしながら、早く先を読みたくなる本です。練にとってのおじいちゃんの存在の大きさ、憎めないニコ、なんだかんだ人間味のある登場人物が好きです。

  • ちょっとコジツケ感の強い下巻。
    安っぽい邦画のような、色々と詰め込んだ、それでいて登場人物は善人か超人ばかりといったストーリーに軽く辟易。
    もっと絶望的な不条理とか無念があってもいいと思うのは読み方として間違っているだろうか?という不安を感じるハッピーエンド。ご都合主義の大団円。

  • 冒険と、少年少女の成長の物語

  • 下巻も楽しい。
    成人式に参加する子達はみんな恐れがないのかと思っていたけど、ニコが異常すぎるだけだな…ジャガー怖すぎ。
    登場人物それぞれのシーンごとにハラハラさせられるものがあるけど、それだけに日本の楢崎一族が出てくると妙にほっとしてしまう。
    王が死ぬシーンが結構あっさりしていて拍子抜けした。最後まで引っ張るものだと思っていたので…
    ニコは未来を担う人物だから練のようにはできないのよね。練が怒って一人で千華子を探しに行って、後からなんで自分がそんな行動してしまったんだ、と悶々とする練の気持ちの描写すごく丁寧で良かった。
    最後に壊れたピラミッドを登っていくときの高揚した練の描写も素晴らしい。少年たちと一緒に歓声あげたくなった。
    それだけに最後なんであんな終わり方なの…家族との再会もそうだけどニコともっと関わらせてくれや。こんなところで恩田節炸裂するのやめてくれや…

  • 南米密林サバイバル・考古学ミステリー・家族もの・歴史政治もの…と、1つの作品にここまでジャンルを盛り込んでるはずなのに、ここまでラスト整然とストレートに収束させるなんて こんな恩田陸あったんだという心地

    恩田陸といえば、風呂敷を拡げまくってそのまま終わることが多いけど、それがネックだったという人にはこの分量に怯えずぜひ手を出してほしい1冊です

    ファンとしては風呂敷放り投げな終わりすら持ち味、くらいには愛していたのですが、今回は最後まで美しくストレートな終わり方だったのにも余計にびっくりしたし、やっぱこうやってちゃんと終わると物語としての面白さってここまで違うんだ…とか謎の感動も得てしまった(それでも恩田陸作品がこれからも好き)

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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