暗礁 上 (幻冬舎文庫 く 10-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 783
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410244

感想・レビュー・書評

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  • 上下巻

  • 桑原と二宮コンビの第三弾。相変わらずのテンポのよさですね。中川がかなり食い込んできているのがちょっと煩いかな。ひとつ気になるのが、前作のエピソードの説明とか準レギュラー人物の説明が入るのがくどい。連載をそのまま収録してるんやろね。書籍化するにあたって修正をかければもっと読みやすいのに。

  • 疫病神シリーズ第3作。今作では運送会社と警察組織の癒着と、その巨額の裏金を巡るどす黒い争いが描かれています。

    "疫病神"こと二蝶会幹部のヤクザ桑原保彦に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサルタントの二宮啓之。利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。
    運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎ付けた桑原に、『疫病神』『国境』に続き二宮は三たび誑し込まれることとなる…。

    シリーズも3作目となり、二宮と桑原の疫病神コンビを始め、腐れ刑事の中川や、二宮の麗しの従妹の悠紀といったいつものメンバーも"健在"。
    今回のシノギは、運送会社と警察組織の根深い汚職と裏金を巡る争奪戦。
    ヘタレ全開の二宮と、金への異様な執着を持つ"蛇蝎"桑原の疫病神コンビが、またもや東奔西走。
    どつき、どつかれ、ノンストップの暴走列車の行き着く先は?

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著者プロフィール

黒川博行
1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学彫刻科卒業後、会社員、府立高校の美術教師として勤務するが、83年「二度のお別れ」でサントリミステリー大賞佳作を受賞し、翌年、同作でデビュー。86年「キャッツアイころがった」でサントリーミステリー大賞を受賞、96年『カウント・プラン』で推理作家協会賞を、2014年『破門』で直木賞、20年ミステリー文学大賞を受賞した。

「2022年 『連鎖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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