春雷道中 (幻冬舎文庫 さ 11-9 酔いどれ小籐次留書)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344410824

感想・レビュー・書評

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  • <酔いどれ小籐次留書>シリーズ第9弾。

    いつもお世話になってる蕎麦屋の倅が登場。
    なんと本当は亡き父と同じような道に進みたいのに、やりたくもない蕎麦屋をやらされたからグレちゃった倅。
    こじらせちゃって養父をうっかり刺してしまう。
    どうかなー。
    それどうかなー。
    そんだけバタバタ騒がせたけど、好きな女と一緒になるなら蕎麦屋継ぎますてー。
    どうかなー。
    それどうかなー。
    太郎吉出てきたから、てっきり太郎吉の所で新たに奉公を願うのかと思ってたよ。
    それを蕎麦屋継ぐって…。
    やりたい仕事させてやればいいのにーと思っちゃったよ。

    そして水戸家の人も、久慈屋もお酒を小籐次にすすめるのは大概にして、新しい着物の2~3着でも贖ってやってくれと思うのは、わたしだけだろうか。
    やっとうや大酒飲みだけじゃなくて、職人技の部分(研ぎと行灯作り)を評価してきちんとお金払ってあげて~と思ってしまう。
    「逃げ恥」じゃないけど、「善意の搾取」はいけません。

  • 当初の筋からはすっかり外れてしまって、ストーリー自体だいぶ無理があり、とても風雲急を告げるとはいきません。でも 「異風者」 の流れを汲む憎めないキャラクターは好きです。レースの行き帰りに読むにはちょうどいいです。

  • 在庫整理のため再読。

  • 第9弾はまた水戸への旅。

    いろいろな事件に常に巻き込まれるパターンは変わらず。でも、まあすっきりします^_^

  • 酔いどれ小藤次留書シリーズ第9段。新たな久慈行燈を制作する為、再び水戸へ。久慈屋の後継者争いを巡り、問題が発生。

  • 水戸での事件より、おりょう様の置き手紙のほうが気になるぜ。

  • 酔いどれvol.9~久慈屋と共に水戸行きの断りを得意先に告げて廻るなか,蕎麦屋のぐれた跡取りを救出する。出立前,久慈屋の娘と手代の浩介の意思を通じさせたが,手代が跡取りとなることを嫌う三番番頭は主に直談判に及ぶが大番頭からは自宅謹慎を申しつけられ,そのまま出奔する。どうやら店の売掛金をくすねているらしい。千住までは川を遡り,ゆっくりと水戸への道を徒歩で辿るが,水戸街道は金蔵破りの逃げ道に使われて騒がしい。三番番頭は主憎しで浪人を雇って襲撃するが,小籐次が切り捨てる。金蔵ならぬ金座を襲い七千両を奪ったのは元旗本であるらしく,水戸にも親族がいると探索した結果,一味を捕らえ,首謀者は斬って捨て,太田静太郎と鞠の婚礼を実現させ,ほの灯り久慈行灯にも新たな工夫が加えられた~今回は妖怪変化の類はなし,水戸絡みの件だが,駿太郎を世話するものがいて,足手まといにならずに済んでいる。伝え歩きするようになり,ジジと言葉も発しはじめた

  • 昔の奉公人の人は大変そうですね。

  • 酔いどれ小藤次シリーズ9巻

    小藤次のつくる行灯がいよいよ水戸家で
    大々的に売り出される
    指導に向かう小藤次のにはいつものように
    事件が降りかかる

  • とうとう小籐次も舞台を吉原に絡めてきたか…作者お得意の分野だし、やはり吉原は江戸の華だもんねえ。大籬の太夫をひと目で落とし、あっという間にとりこにする爺様侍vvスゴイ^^手代の浩介サンが鎌倉河岸の若親分に似てるのは、これはもう仕方がないとして。このシリーズのキャラの中では、うづさんがイイなvv

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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