合併人事: 二十九歳の憂鬱 (幻冬舎文庫 え 6-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411647

感想・レビュー・書評

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  • 人事闘争の描写もイマイチ。銀行のリアル感もイマイチ。恋愛もイマイチ。どれもイマイチ。

  • 29歳の主人公、ひみこを通じて合併銀行における男たちの権力争いを描く。それだけでなく、女性目線で仕事と家事の両立をするには、自分らしく生きるにはというテーマも含まれている。

    ただ、テーマがぼやけすぎていて主張したいことが伝わりづらかった。

  • やはり江上剛は銀行ものだと脂が乗った印象。人物設定がよくわからないところはあるものの、アラサー女子の悩みであったり銀行特有の出世競争、そして楽天などを意識したネット企業との買収攻防戦の絵図など全体的にうまく描いている感じ。ただ半澤直樹を見ている時期だと勢いとか描写が甘いなぁとかそんな点で比較してしまう贅沢さが一方であるわけですが。

  • 「肩書」を目指して不毛な権力争いを繰り広げる男たちの話。合併してできた、ミズナミ銀行に務める29歳の日未子から見た、男たちのそれは滑稽だ。合併したことにより、ポストは減り、旧行意識が拭えないまま野心にぎらつく。純粋に、スキルやキャリアを考える女性に対し、組織というものに地位とう、居場所を見つけられないと簡単に弱る男たち。「出世」に対する考え方が男女でこうも違うのよねえー。
    でも、小説としてはいまいちだったかな。。

  • たまたま100円で見かけたので購入。面白かった!

  • パワハラとか銀行内の派閥争いの事例集としては読めるけど、小説としてはイマイチ。
    そもそも男たちってこんなにアホじゃないし、主人公の女性だって、自分は派閥争いにかまける男どもとは違うという顔をしているが、ただ何もしていないだけでしょ。
    しかも結婚という逃げ場は用意して。そんなに人生甘くないし、こんなに安易にサラリーマンを描いて欲しくない。

  • 合わなかった(>_<)暑苦しい。どの登場人物も好きじゃ無い。結局、主人公の自業自得では?変に開き直ってるし。

  • 2011/07/11読了

  • ありかなぁ

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著者プロフィール

1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。77年、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。人事、広報等を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』(新潮社)で作家デビュー。03年、49歳で同行を退職し、執筆生活に入る。その後、日本振興銀行の社長就任、破綻処理など波瀾万丈な50代を過ごす。現在は作家、コメンテーターとしても活躍。著書に『失格社員』(新潮文庫)、『ラストチャンス 再生請負人』(講談社文庫)、『我、弁明せず』『成り上がり』『怪物商人』『翼、ふたたび』(以上、PHP文芸文庫)、『50代の壁』(PHP文庫)など多数。

「2023年 『使える!貞観政要』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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