- Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344413764
感想・レビュー・書評
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終わり方あっさりすぎるぐらいあっさり。
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予測が付かない逃避行の顛末、その影にいるもう一人の少年、彼等が抱える心の闇。
不妊絡みの話は好きじゃないので、読み初めてしばらくは失敗したかなぁと思っていましたが
どんどん話が広がり、色々なものが見えて良かった。トータルで面白かったと思えた作品でした。 -
親殺しの少年とネットで知り合った主婦の逃避行。
一緒に逃げるうちに主婦の過去が明らかに。。。 -
続きが気になってどんどん読み進めましたが、典子の過去が少しずつわかってくるあたりからなんとなく興ざめしてしまいました。途中まで、殺人犯の中学生と普通の主婦の逃避行的な物語かと思って読んでるあたりは面白かったけれど。
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ネットのオフ会で知り合った15歳の少年と
ひょんなことから”逃避行”の旅を始めてしまった29歳の主婦。
家出を留まらせようとするも、彼はなかなか帰らない。
そして道中で知る友人の両親が殺害され、その友人が行方不明になっているという事実。。。
と、ことの成り行きも展開も全く予想のつかない始まりでしたが、
最後まで読まねばすっきりしないような気持ちになって、一気に読んでしまいました。
インターネットを通じた人との出会いや関わり方、そしてオフ会。
時代設定は今から10年前になっているので、
当時としては、ネットで繋がった関係が珍しかったかもしれませんが、
それに加えて、ご近所づきあいや井戸端会議、といったような
人との繋がりを要点に捉えたミステリーなのかな、なんて思いました。
巧妙なトリックが云々、、、というよりも話術や作品の構成が捻られているので、
最後までどんなエンディングを迎えるのかさっぱり予想がつきませんでした。
こんなミステリー小説もあるんだな、と新発見の一冊。 -
ネットで知り合った主婦と少年の奈落の底への道。この話をニュースで知れば、おそらく何て浅はかで愚かな二人と同情することなく切り捨てるが、二人の愛情のない連帯感が何とも言い難く愛おしい。
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うっすらと怖い話。
出だしは冗長な印象が強く、ぐいぐい引き込まれる、という感じではないのだが、それを我慢して読んでいると、いつのまにか引き込まれていく、という初めての感覚を味わった。
特に典子と遼介が偶然から次々と犯罪を重ねていく部分は、ああ、こういうなしくずしってあるかも、と、妙なリアルさがあって怖かった。
実際には無いんだけど。
それと、章のタイトルだけ見直すと、たった4日間の物語なのに、凄く長い時間が経過したような錯覚に陥るのは、やはり内容が濃いから、だろうとおもう。
それにしても平凡な主婦と思わされていた典子の暴かれていく実像には驚かされる。
たいした伏線も無いのに、いきなり感を感じないのも筆力の巧さなのかも。
もう一回読む。 -
本屋で平積み+POPでかなり幅取ってたので
釣られて購入。期待して読んだけども…。
ちと物足りなかった。
29歳主婦・典子と15歳の遼介の組み合わせで逃避行、
出会いはネットのオフ会、殺人事件、と
キーワードだけみると自分好みなのですが、
POPや背表紙に紹介されているような
『感動の長編ミステリ』とは感じなかったです。
一気に最後まで読める勢いはあるけれど、感動はない。