最凶悪犯罪刑務所 (幻冬舎アウトロー文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344418820

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  • アメリカで車のディーラーから麻薬取引きに手を出した日本人、マルヤマが刑務所に収監される…

    自分の蒔いた種とはいえ、数奇な運命。生き残るための智慧。果たしてマルヤマは…

    とても素晴らしいノンフィクション。最初は、俺が如何にワルだったのかといった単なる自慢話かなと思って読み始めたのだが……いえいえどうして、物凄い物語。一種の冒険小説と言っても過言では無い。現代の弱くなった男は、これを読んで刮目すべし!

    幻冬舎アウトロー文庫、久々の大当り。団鬼六の『真剣師 小池重明』以来かな。

  • P = R + A
    ピース=リスペクト(敬意) + アプリシエイション(感謝)

    舐められないこと、しめしをつけること。部下を労わること、端金より恩を売る事などフィクサーとしての極意も。

  • アメリカで暗躍した日本人麻薬フィクサーの獄中記。自分ではいきたくないし、いかないように生きているのが大半の人だと思うので、映画なんかを見てなんとなくイメージを持っているアメリカ刑務所の中の実態を、伝えている興味深い本。

    まず、刑務所にランクがあることに驚く。レベル4はマンガの世界。自分は生き残る自信はない。他者に対して一度でも甘い態度を取ってしまうとあっという間に全てをむしりとられてしまう。ナメられたら殺される。現実世界でもありそうではあるが、それが濃縮されておもいっきり極端な世界になっている感じ。

    レベル2もよくよく読むとひどい場所だが、レベル4の話から本は進むので、なんだかすごいいいところに思えて、ここなら入ってもいいかなという気にさせられる。

    日本の刑務所は管理を厳しくし、アメリカの刑務所は生き残る事を厳しくしている。ポチ保守派なおれはどうせ捕まるなら日本で捕まりたいと思う。

  • 麻薬絡みで捕まり、刑務所の中での出来事を書いたノンフィクション。
    面白くて最後まで一気に読めた。
    自分とは無縁の普段見れない世界を見れる貴重な読み物。

  • 刑務所暮らしのレクチャーではないが、世界中どこでも、人種や人間性によらず生き抜く原則が学べる。刑務所には入らないと思うけど

  • 始終自慢しているのが気にはなるが、それくらいの自信がなければ生き残れなかったのだろう。
    予想を超える刑務所内の有り様は、この本でなければ分からないのではないか。
    たとえ筆者の美化が多分に含まれていたとしても、この作品は読むに値する素晴らしさ。

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