- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344419988
作品紹介・あらすじ
九十年代、地方都市「H市」。美少女アニメとゲームとマンガがちょっと好きな十八歳の「ぼく」は、トラックで職人を轢き殺そうとして工場をクビになり、はずみで新しくオープンするホストクラブで働くことになる。そこにいたのはホストとはかけ離れたシャブ中のチンピラ「シンさん」だった…。自身の経験を赤裸に描いた、自伝的青春小説。
感想・レビュー・書評
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流されるままホストクラブで働くことになった「ぼく」は、そこで「シンさん」と出会います。
ぼくは、どんどん危険な仕事もするようになりますが、自分がなにをやっているのかわかっておらず、感情のないところが見ていて恐ろしくなります。シンさんは、シンナーを吸い汗臭く、妄想に取り憑かれていますが、そんなぼくを守ってくれていました。
現実離れした世界で、現実離れした人物たちの物語です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後まで読めたのが不思議なぐらい嗜好が合わない本だった…何か魅力があったんだろうな
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え、これが自伝的青春小説!?という驚きに尽きる。
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村上龍の「限りなく透明に近いブルー」と世界観が似ている気がする。
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ヤクザとのケンカの場面でドラクエ風のコマンドメニューがでて来たり、アニメソングが多数使われていたりと不思議な作品。でも、読みやすい。
ラストであれだけ好きだったものたちを捨ててしまう場面が共感した。 -
2015年11月の課題本でした。
開催レポート
http://www.nekomachi-club.com/report/27871
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九十年代、地方都市「H市」。美少女アニメとゲームとマンガがちょっと好きな十八歳の「ぼく」は、トラックで職人を轢き殺そうとして工場をクビになり、はずみで新しくオープンするホストクラブで働くことになる。そこにいたのはホストとはかけ離れたシャブ中のチンピラ「シンさん」だった…。自身の経験を赤裸に描いた、自伝的青春小説。
(「BOOK」データベースより) -
昔の地元が舞台なので、想像しながら読んだ。方言とか本当リアルで、1割増で面白く感じたなー
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私小説、と呼んでいいのかわからないが、まあそんな感じの話らしい。波紋はどこかにいって東方仗助が現れている、僕の青春よりもほんの少し後で訪れた青春の話。世界を滅ぼすほどの(存在しない)力を持ちながら、まったく周囲に流されるようでいて、勝手もする。その節々にはアニソンや決め台詞などが出てきて、ソッチ方面に造詣が浅いと、言わんとすることが伝わらないような気がするが、どっちでもいい。結末というか後日談が思いのほか長くて意外で、そして「風の谷のナウシカ」という歌の一部分しか思い出せない、というところに、妙に納得してしまった。
風景描画はほとんどシンさんの動きと臭いに集中しているような印象で、きっと、実のところそれが書きたかったのだ。 -
久々に途中で投げてしまった
主人公の語りが少しくどいか