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- Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344422568
感想・レビュー・書評
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面白い。
久しぶりに一気読みした。
小説って、こうじゃなくっちゃ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リストラ部屋の社史編纂室へ送られた玉木俊晴。最初は絶望していた玉木だが、手品を通じて同じ社史編纂室の同僚たちとアフターファイブマジック団を結成する。
バラバラになった家族がマジックと同僚、そして愛猫のおかげでひとつにまとまっていく様子が良かったです。
人生の半分はマジックの様に、自分の力でコントロールできるという。腐らなければ誰かが見ていてくれる。青臭い展開ですがそれが何より暖かい。
終盤に向けて、泣けるエピソードが続きます。猫の虎二も良かったけど、最後の最後で妻の恵との展開はハラハラドキドキでした。
久しぶりに車内で泣くのを堪えた小説でした。