不機嫌なコルドニエ 靴職人のオーダーメイド謎解き日誌 (幻冬舎文庫)
- 幻冬舎 (2015年5月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344423428
感想・レビュー・書評
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自分の価値観を絶対と信じ込んでいる視野の狭い主人公で、全体的にギスギスした印象。
ストーリーの流れは綺麗に纏まっていると思いますが、もうちょっと心の交流的な物が描かれていると良かったな。
主人公のデザインにしても天野の技術にしても、客からのエピソードに欠けるのであまりこちらに迫ってこず、本当に良いのかどうか分かりにくい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
それほど期待してなかったけど、思ったより面白かった。靴作りも奥深いし、連作短編形式が好き。
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几帳面で偏屈な靴職人天野の元に、恋人の推薦で京香がデザイナー且つ雑用係としてやってくる。
そこにやってくる奇妙な依頼の話。
キャラクターが立っているし、きれいにまとまっているけどちょっと物足りない感じ。
きれいにまとまりすぎた感じかなあ? -
キャラが好みじゃない。
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恋人に言われて帰国して、紹介された所へ行ってみれば
聞いた話とまったく違った現実が待っていた。
口が悪い雇い主の元、とある目的を持って
仕事をする主人公。
同じ国内にいるにもかかわらず
そうそう会えない彼氏。
しかもその彼氏の口から聞いたのは
驚くべき雇い主の過去。
この時点で、そっち方面だろうな、と思いましたが
想像通りな状態に。
しかも最終的には、天然女子のおかげで
『彼氏』にきっちり引導も渡せました。
連続短編5話。
靴屋なので、当然靴についての話ばかり。
おかげ様で、多少靴に詳しくなった感じがします。
自分だけの靴。
ちょっと憧れます。 -
靴にまつわる5編のミステリー連作短編集。
天野、京香、雄大それぞれキャラが立っていて読みやすかった。
靴や靴跡から謎を紐解いていく過程に興味を惹かれる。靴に託された想いや真実にもじんわり。
天野と京香2人でどんな靴が出来上がるのか、今後も読んでみたい。