- Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344425187
感想・レビュー・書評
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長編だがなかなか読ませてくれる。面白いというより先が気になって止まらなかった。SFだが、要は人種差別を題材にした物語。力を持った者と力を持たない者の差を上手く描いている。しかしながら私達の生活にも言える問題でして…先輩や後輩.上司や部下、年上や年下…難しいが…私の信念はいつも変わらないと確認出来た物語でした。中間管理職には良い物語なのでは笑
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ストーリーはSFチックなのだが、人間同士の差別というテーマに重きを置いた小説のようだ。『ギフテッド』の正体も曖昧で現実味が感じられず、山田宗樹ほどの腕のある作家なら、何もSFチックなストーリーに仕立てなくとも良かったのではと思う。最新作の『代体』もSFチックなストーリーであったが、こちらの方はまだ現実味があった。
世界中で人間の体内から見付かった未知の臓器『ギフテッド』を巡り、人間同士の差別が始まるが… -
未知の臓器を持ち、特殊能力を持った人間が発見されギフテッドと呼ばれる、、そんな設定が面白く一気に読めました。人類の歴史や世界の歴史に名を連ねる人物はもしかしてそんな力を持っていたんじゃないか、歴史が変わる時、これに似たようなことがあったんじゃないかと思ってしまうような内容でした。自分の想像力ではラストはよく飲み込めなくスッキリできなかったので☆3でσ(^_^;)
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超能力というSF的要素だけど、人物の設定や政治、集団心理とか細かく描かれているのでイメージしやすく入り込みやすかった。
けど、正直、個人的には百年法の方が断然おもしろかった。 -
なかなかの分厚い一冊でしたが。もう、とにかく後半までは一気読みでした。
今。コロナで未曾有の危機に瀕している。っていう点で、また違った危機に瀕する日本。
なんとなく、きっといろんなところでこんなやり取りが起きてるんじゃないかな。と。思った。
この時期に読むからこそ、なんだか興味深い一冊だったように感じます。
もちろん、コロナより危機ではあるんだけども。
どうやって解決していくんだろう。
と、夢中になってしまうもう一つの日本の姿でした。東京タワーをスプーンのように曲げる力。
面白い。リアルなファンタジーなのか。むしろこのコロナ化で比喩的にリアルなのかも。とも思いました!!!! -
期待してたほどではなかった。。。