ゼンカン 警視庁捜査一課・第一特殊班 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425255

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  • 特殊班のお話
    5の事件がそれぞれ描かれその捜査に当たる
    辰巳が優秀すぎる
    日吉が語りで、つねに辰巳と行動をともにしていた

  • これは面白かった。特殊班の活躍を描く連作だが、主人公となる辰巳係長と日吉の人物像がよく描けていて、事件そのものも良く出来ている。辰巳がスーパーマン過ぎる、かつ上意下達の警察組織で一匹狼過ぎるのが如何にもフィクションだが、まあその他が良かったのでご愛嬌。。

  • 江東区でストーカー事件が発生。被害者の長井由里は、無言電話、誹謗中傷のビラに見舞われ、地下鉄内で突き落とされてしまう。第一特殊班が警護にあたるが、怪しい人物は見当たらない。しかし係長の辰巳だけは昔担当した奇妙なストーカー事件と同じ匂いを嗅ぎ取っていた。

  • 唸るしかない。事件の裏側に隠された真実を、その目が瞬時に見つけ出す。

    その切れ者ぶりは、「スゴイ」という言葉しか見つからない。

    誘拐や立てこもりといった現在進行形の事件に臨場し、すぐれた能力で解決に導く警察官たち。

    その一班に新たな係長として登場する辰巳。

    切れ者ではあるが、相手が上司だろうが、有無を言わせない押しの強さ。

    部下の日吉智彦の目線で、辰巳の敏腕ぶりが描かれていく。

    マンション一室の立てこもり、ストーカー、バスジャック、振り込み詐欺、幼児連れ去りの5つの事件が描かれた連作モノである。

    短編なので、事件解決までのスピード感が心地よい。

  • 安東能明「ゼンカン」、警視庁捜査一課第1特殊班、立てこもりや誘拐担当ですかね。久々のライトな読み物。この手の小説(短編)て、TV化を意識してるよね。でも面白くてつい読み入ってしまう。そして、一週間もすると思い出せなくなります。

  • 「人質立て籠もり」騒動に始まって、幼児誘拐に至るまでの「各々に難しい事柄が在る、(フィクションの中での出来事と承知はしていても)リアルな事件」と、それらと真摯に向き合う男達が描かれる本作は、何か強く引き込まれる“力強さ”が在る…
    大変に愉しく読了!!

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著者プロフィール

1956年、静岡県生まれ。明治大学卒。‘94年『死が舞い降りた』で日本推理サスペンス大賞優秀賞を受賞しデビュー。2000年『鬼子母神』でホラーサスペンス大賞特別賞、’10年には「随監」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。緻密な取材が生む警察小説やサスペンス小説で多くのファンを魅了する。本書は朝鮮戦争で計画された原爆投下の機密作戦を巡る謀略を描く渾身の作。著書に『限界捜査』『ソウル行最終便』『彷徨捜査』『伏流捜査』(祥伝社文庫)『撃てない警官』『夜の署長』等。

「2023年 『ブラックバード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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