有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
4.27
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本棚登録 : 2948
感想 : 195
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425828

感想・レビュー・書評

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  • 狸シリーズはキャラが全員立っていておもしろいですねえ。各キャラの恋愛事情にもわくわくですね。
    狸らしく生きたいものです。

  • ★4.0
    毛玉ファンタジーの2作目で、今回も阿呆の血が騒ぎまくる!海星が矢三郎に姿を見せなかった理由が意地らしくて可愛く、二代目と弁天を鼓舞する赤玉先生が意外にもちょっと男前。そして、畳みかけるかのような最終章、怒涛の展開に目が離せない。と同時に、変わらない下鴨家の絆にほっこり。ただ、弁天だけは辛酸を嘗めることになって、ラストの姿も居た堪れない。勿論、ちょっとやそっとで泣き寝入りする弁天ではないけれど。それはそうと、淀川教授の変装に爆笑、まさか彼に変身するとは…!(笑)。三部作の完結編となる次作も楽しみ。

  • 有頂天家族二作目。もう一度一冊目を丁寧に読み返したい。ファンタジーなんだけれど置いてけぼりにされないありそうな世界観がとても好き。毎度読むたびに、京都のあの独特の雰囲気が読むだけで伝わってきて、没入できるのがとてもいいなと思わされる。

  • 狸や天狗が誇りと命をかけて繰り広げる大騒動は相変わらずスリリングで可笑しい。
    赤玉先生と二代目、二代目と弁天。それぞれのガチンコ対決に漂う焦燥感はなんとも言えず、赤い毛で結ばれた2組の純愛はとっても愛おしい。「健気さの途方もない無駄遣い」この表現好いですね。
    ドタバタ劇の中、家族愛が大きな柱となって温かさが終始流れている印象。
    個人的には矢二郎推しが更に深まりました。

  • 読書マラソン感想カードより;

    好きな作家さんの「有頂天家族」第二部作。他作品とのリンクが感じられて胸熱。面白きことは良きことなり!

    あたらし

  • 狸たちが愛らしい。天狗たちも憎めない。前作に続き新キャラたちも登場。恋愛模様や家族の絆があり、毛玉達の成長が見られ、最後はやっぱりドタバタ。阿呆の血はステキだなあとつくづく感じる。

  • 久々の森見ワールドを堪能。
    その世界は混沌としていて、私などでは感想なんて書けない。

    ただ面白かったということと、なんだか寂しいラストシーンが印象的。

  • いやぁ、狸たちの悲喜こもごも、愛らしいですね。
    天狗がいたり、狸たちが化けて普通に街を闊歩してたり、奈良とか京都ってそういうのがありえそうですw
    下賀茂神社とか今度行ったら別の目線で見てしまいそうです。
    ただの阿呆だけではない矢三郎もそこそこ見えて、カエルの次男も井戸から出てきて。恋をしたり結婚したり、、、変わっていく狸たち。
    二代目と弁天とか、四国の狸との交流とかも今後も続いていきそうで楽しみだなぁ。
    狸って何年生きるんだっけ。。。と思いながらも。是非狸鍋にならずに生き残っていただきたいです!

  • 早く続きが読みたいです。

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著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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