置かれた場所で咲きなさい (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1528
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344426108

作品紹介・あらすじ

置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。時間の使い方は、そのままいのちの使い方です。自らが咲く努力を忘れてはなりません。雨の日、風の日、どうしても咲けないときは根を下へ下へと伸ばしましょう。次に咲く花がより大きく、美しいものとなるように。心迷うすべての人へ向けた、国民的ベストセラー。

感想・レビュー・書評

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  • 年の始めにいつも読んでいます。
    著者の渡辺和子さんは、ノートルダム清心学園の理事長を務められた方。
    30代半ばで思いがけず学長に任命されました。
    いまだかつて経験の無い学校運営に悪戦苦闘の日々の中、気がつけばなぜか孤立した状態に。
    その時、1人の宣教師の方がある一つの詩を手渡してくれたそうです。
    目に飛び込んできた言葉は、Bloom where god has planted you。
    「置かれた場所で咲きなさい」

    周りの理解が無いので全てが上手くいかず不幸なのだと思っていた渡辺さんは、まず自分から周りを理解することから始めました。
    すると次第に状況が良くなっていき、自分は幸せなのだと思えるようになっていったそうです。

    置かれた場所とは花が咲くよう努力する場所であり、決して不毛の地ではなかったのです。

    私の本棚の一番手に取りやすい場所が定位置であるこの本は、今が好調でも不調でも気持ちのもっていき方を考えさせてくれます。

    少し前に渡辺さんは天に召されましたが、お言葉はこれからもずっと大切にしていきたいと思っています。

  • パラパラと楽に読める。
    境遇は変えられないが生き方は変えられる。
    これから頭に残りそうな言葉。
    読んで良かった。そしてまた何かに迷った時は
    開くであろう本になりました。

  • 不平を言う前に自分から動く

    信頼は98% 後の2%は相手が間違った時の許しのために取っておく
    人は不完全 それなのに100パーセント信頼するから許せなくなる

    人の命も、ものも、両手でいただきなさい
    丁寧に生きる

  • 苦労されてきた方が、残された本とのことで、説得力と心を打つものがありました。国民的ベストセラーであることに納得しました。
    再びたちあがって、新しくたちむかっていこうと考えさせられました。

  • 購入本。
    内容、文庫版後書き、追悼文、全て良かった。
    確かに書を変えて同じことを何度も書いていらっしゃるけれど、読むたびに心の海に凪が訪れ、こころの空が柔和に晴れる。

  • 神様に置かれた場所で咲きなさい。

    自分が変わる
    自分との闘い

    根を下へ下へ

    ほほえみ

    2%の余地 間違ったときのための許しに
    98%の信頼

    愛の人でありたい

  • ・働く事は素晴らしいが仕事の奴隷になってはいけない。
    ・どんな所に置かれても花を咲かせる心を持ち続ける。
    ・くれない族をやめる。
    ・求めなさい。さらば与えられる。
    ・良い出会いとは自分がある程度苦労して出会いを育てて行かなければいけない。
    ・物事がうまくいかない時笑顔でいること。
    ・大変だからもうちょっと頑張る
    ・命が大切だと言われるより、あなたが大切だと言われる事がその人を救う。
    ・心に穴が開くからこそ見えなかったものが見える様になる。
    ・時間の使い方は命の使い方
    ・一生の終わりに残るのは、集めたものではなく与えたもの。財産として残る日々を過ごす。
    ・大事な事は表に出てこない
    ・あいさつはあなたが大切な人ですと伝える手段
    ・人を100%で信用しない。98%の信頼と裏切られた時に許してあげる2%の余力が大切。
    ・大切なのは人のために進んで何かをすること
    ・相手を生かす温もりのある言葉をつかう。
    ・自分のわがままを抑えて他人の喜びに貢献する
    ・丁寧に生きる事は自分に与えられた試練でさえも両手で受け取ること。
    ・周囲の人が優しくしれくれない。と嘆くのではなく、自分自身が変わる事。周囲の態度が変わる事を求めない。
    ・幸せは自分の心が決める事。
    ・良いものに囲まれた生活をおくること。
    ・おかげさまという気持ちを持つ事。〇〇のせいではなく〇〇のおかげと考える
    ・自分との闘いなしに幸せになる事はできない

  • 朝読書で読んでいました。
    毎日、少しずつ。
    気持ちも、落ち着いて一日過ごすことができました。

  • 伝えたいことは各時々での心の持ちようを変えてみることで意識が変わるって感じだと思われる。。たぶん
    作者が岡山のノートルダム聖心の学長らしい。

  • 一つ一つが丁寧で心を温まる作品だと思います。

    『働くことはすばらしい。しかし、仕事の奴隷になってはいけない』
    はっとさせられました。心にゆとりがないと自分も他人もいたわれないと。
    働いている自分だけを考え、周りが見えていないのではないか?

    『委ねるということは、人に感謝するとともに、自分自身に責任を持つと言う事』委ねるということは相手を信頼しなければならない。しかし、『信頼は98%。あとの2%は相手が間違ったときの許しのために取っておく』この世に完璧な人などいないってこと。もちろん自分も完璧ではない、だから2%が必要でなんだと納得した。

    本当に心温まる内容で何度も読みたくなる作品だと思います。歳を重ねれば重ねるほどしっくりくる作品です。

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著者プロフィール

1927‐2016年。修道者。9歳の時、二・二六事件で父・渡辺錠太郎を目の前で暗殺される。聖心女子大学、上智大学大学院卒業後、ノートルダム修道女会に入り、アメリカに派遣されてボストン・カレッジ大学院で博士号を取得。その後、36歳の若さでノートルダム清心女子大学学長に就任し、のちに同学園理事長、日本カトリック学校連合会理事長となる。『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎、2012年)は230万部を超えるベストセラーとなる。その他、『面倒だから、しよう』(幻冬舎)、『目に見えないけれど大切なもの』(PHP研究所)、『幸せはあなたの心が決める』(PHP研究所)、『どんな時でも人は笑顔になれる』(PHP研究所)等、数々の名著を世に贈りだした。

「2018年 『あなただけの人生をどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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