置かれた場所で咲きなさい (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344426108

感想・レビュー・書評

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  • テレビなどで話題になってから数年が経ちますが、やっと通読できまた。心に残る言葉もありますが、咀嚼するには、時間を開けて、二度、三度と読む必要がありそうです。
    今回、電子書籍で購入しましたが、こういう本は、紙の方が良かったかもしれません。ちょっと後悔しています。

  • 2018/02/13

    わたし自己啓発本を斜に構えて読んでしまうのですが、素直モードで大切にしたいなと思えた言葉を覚書しておきます。

    ・どんなところに置かれても花を咲かせるこころを持ち続けよう
    ・いい出会いをするためには、自分が苦労して出会いを育てなければならない。
    ・不機嫌は立派な環境破壊(これが一番効いた)
    ・“あなたが大切だ”と誰かに言ってもらえるだけで、生きてゆける。

  • いわずと知れた大ベスト・セラー。著者はカトリックのシスターにして、9歳のときに教科書に登場するあの2・26事件に遭遇し、眼の前で父親を殺害された経験をもつ。さて、肝腎の内容であるが、わたしは本書は人生訓でも自己啓発書でもなくて、まぎれもなく宗教書であると思う。たとえば、随所に聖書からの引用があり、「神」にかんする言及がみられる。しかし、悲しいかな、神なんて実在しないのである。無辜の市民がテロ組織によって無惨に殺されるいっぽうで、誰の目からみても極悪人、という人が、うまく法の網をかいくぐり、のうのうと暮らしていたりする。こういう現実を鑑みれば、神について言及することがいかに虚しいかがわかるであろう。当然、本書についてもおなじことがいえるのであり、ハッキリいってなぜココまで受け容れられたのか、まったくもって不明である。むろん、内容が宗教的であるからといって、教訓のすべてが無宗教者に活かせないとは思わないし、むしろわれわれ広く一般に通ずるような箴言も多くみられた。しかし、だからといってわざわざ本書を読む必要があろうか。「教育勅語」には部分的に正しい面も多く、学校教育で用いることについても否定しないと政府が見解を出して昨今話題になったが、これは聖書の教えについてもいえること。しかし、その政府見解が大きな批判を浴びたように、宗教系の学校ならともかく、ヘンに「味つけ」された文章から普遍的な教訓を受け取る必要はどこにもない。こんな宗教書すらもありがたってしまう日本人の余裕のなさには、心が休まるどころか、むしろひたすら心配を募らせてしまう。

  • 境遇は選べないが生き方は選べる
    ひまな時間も必要→日の当たる間
    自分がされて嬉しいことを人にしなさい
    名誉名声を求めない
    大変だからこそもうちょっと頑張ってみる
    いのちが大切という言葉よりもあなたが大切という言葉
    神は決してあなたの力に余る試練を与えない
    大事なものは表に出ない、だからこそ感謝の気持ちを
    1人1人は人格なのだから、自ら判断し選択決断すること
    人のために進んで何かをする
    相手を活かす温もりのある言葉を使える自分で
    あなたが変わらなければどこへ行っても何をしても一緒

  • 今まで読んできた自己啓発本と同じことが書かれている。そういうと、つまらない本かと思うが、作者が苦しみ抜いて、壁にぶつかって、それで出した結論である。
    結局のところ、自分から動き、苦しい状況を変えなければ世界は変わらない。どの宗教でも同じ教えに行きつくのは、根本がそれだからだろう。

  • 信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。

  • 2017.5.5 読了

    GW奇跡のOFFに 一人鎌倉徘徊をしている中で一気に読了。
    前々から読みたかったが文庫本が出たのを機に購入。
    父を2•26事件で目の前で殺され、たくさんのプレッシャーの中で生きてきた著者の言葉には、一つ一つ重みがあった。

    「人に迷惑をかけない」からもう一歩進んで
    「人に手を差し伸べる」教育を。
    39期生に「人に迷惑をかけない」ことを強調して言っていただけにハッとした。

    これから生きていくために、支えになる言葉をたくさん得られた。


    ◆働くことはすばらしい。しかし、仕事の奴隷になってはいけない。
    ◆神は力に余る試練を与えない。
    ◆価値観は言葉以上に、実行している人の姿によって伝えられる。
    ◆時間の使い方はそのままいのちの使い方になる。
    ◆毎日を「私の一番若い日」として輝いて生きる。
    ◆大切なのは「人のために進んで何かをする」こと。

  • 人からプレゼントされた本。
    シスターである渡辺和子さんが、キリスト教の教えを基にしたエッセイ。
    シスターという立場であるけれども、時に腹が立ったり、傲慢な部分があったりと、一般の人と同じ感情を感じたことも書かれているため、身近に感じやすい。
    表題の言葉のように、文句を言うよりも、今いる場所で穏やかに綺麗に咲けるように考え方を変えること。
    努力を忘れないこと。
    など、心に余裕がない人へ向けた、教えが、章ごとに、その言葉ごとに書かれている。
    個人的には、人を100パーセント信用せず、98パーセント信用しなさい。が、とても心に残った。

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著者プロフィール

1927‐2016年。修道者。9歳の時、二・二六事件で父・渡辺錠太郎を目の前で暗殺される。聖心女子大学、上智大学大学院卒業後、ノートルダム修道女会に入り、アメリカに派遣されてボストン・カレッジ大学院で博士号を取得。その後、36歳の若さでノートルダム清心女子大学学長に就任し、のちに同学園理事長、日本カトリック学校連合会理事長となる。『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎、2012年)は230万部を超えるベストセラーとなる。その他、『面倒だから、しよう』(幻冬舎)、『目に見えないけれど大切なもの』(PHP研究所)、『幸せはあなたの心が決める』(PHP研究所)、『どんな時でも人は笑顔になれる』(PHP研究所)等、数々の名著を世に贈りだした。

「2018年 『あなただけの人生をどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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