- Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344426719
感想・レビュー・書評
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主人公の大和の生い立ちに涙しました。
でも最後はハッピーエンドの内容が好き -
久しぶりに大好きな有川浩さんの作品を読みました。
「不幸の比べっこなんかしたって仕方ないだろ」
航平、大和、赤木それぞれの家庭の事情があって、その言葉によってタイミングは異なれど、気づくことがあるかどうか。
それぞれの生活の中でそれぞれの辞書を持ち過ごしている。自分の価値観で物事を図りがちだが、それだけではいけないということを改めて感じた。心に留めておかねば。 -
久しぶりの有川作品。
やっぱり良かった。
大和も航平も赤木もレイも親にきずつけられてきた。
そのなかで、航平の離婚を止めたいの行動に
関わっていくうちに、少しずつ思いは変わり…。
大和はいい男だった。
そりゃ柊子も惚れるよねえ。
ただ親がつける傷を子供は癒せず大きくなるってこと。 -
みんな幸せになって欲しい。
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お互いの辞書にない言葉を使うことによるすれ違いというのが印象に残りました。相手に理解してもらうのではなく、自分から歩み寄って伝えることが信頼関係を築く上で大切だと思いました。
素直に伝えること。それはとても難しいことですが、何よりも大事なのかもしれないです。
恋人との関係性の築き方、家族の在り方も考えられる心温まる作品でした。 -
クリスマス前に起きた事件。個性豊かで魅力溢れる登場人物たちと、背景にあるそれぞれの境遇や事情。
親の離婚、虐待、借金。子どもは生まれる環境を選べない。どんなに理不尽であっても。犠牲になるのはいつも子どもで、なのに子どもは願うことしかできなくて…
どんな悪い大人も子どもだった時がある。だからといって何をしても許される訳ではないが、誰か一人でもその人を大切に思ってくれる人がいたら、人生も違ったかもしれない。
誰かを大切に思う心がすべてを救う。
皆の幸せを願いたくなる素敵な作品だった。 -
少しでもクリスマス気分を味わおうと思って読んでみた。
これは、子供の頃こういう経験をして来た人は読んでたらちょっと辛くなってしまうかもなぁって思ったりした。
航平のパパにイラッとしてしまい、読んでてフラストレーションたまった(>д<)
舞台のために書かれたお話だって言うのを知って、確かにちょっとドタバタした感じとか舞台を観たら面白いだろうなって思った。