- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344429628
作品紹介・あらすじ
人は、自分の「言葉」を獲得することで、初
めて自分の人生を生きられるーー。見城徹は
いかにして道を切り拓いてきたのか? 正確
な言葉がなければ、深い思考はできない。深
い思考がなければ、人生は動かない。読書を
して自己検証する。自己否定する。自己嫌悪
との葛藤の末に自分の言葉を獲得する。出版
界の革命児が突き付ける、究極の読書論。
感想・レビュー・書評
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めちゃくちゃ熱い本でした。
言葉を通じて人生を獲得するという、「冬幻舎代表」である著者の哲学が詰まっています。
本が好きな人は、ぜひぜひ、読んでみてください。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白い、引き込まれる文章。熱量というか、ほとばしる情念すら感じる。
編集者として、圧倒的努力を通じた筆者の読書論と思考、言葉。
自身が編集を担当した作家に関する選書としても参考にしたい。 -
文庫版じゃない方を持ってはいたが、表紙に釣られて文庫版も買ってしまった。。。
でもお陰で2回目を読む事になりました。何回読んでも熱中して読んでしまう。
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熱い!久しぶりに活力をもらうような作品だった。「自己検証する。自己否定する。それを、繰り返し、繰り返し、自己嫌悪との葛藤の末に自分の言葉を獲得する。その言葉で、思考して、思考して、思考し切る。その格闘の末に、最後の最後、自己肯定して救いのない世界から立ち上がる。認識者から実践者になる。暗闇の中でジャンプする。人生を切り開く。読書はそのための最も有効な武器だ。」「重要なのは、『何が書かれているか』ではなく、『自分がどう感じるか』なのである。」
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大切なのは「何が書かれているか」ではなく「自分がどう感じるか」。
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稀代の編集者、見城さんの、読書のススメとオススメ本紹介です。
ただ中身は迫力あるスリリングな言葉の応酬!
見城さんの携わった作品の持つエネルギーそのものでした。 -
見城徹という編集者、一人の男について、そして如何に彼が読書を愛しているかが分かる一冊。熱量やこだわりには学ぶ事も多く、本好きとしては、読んでいて共感する部分が多いから楽しい。何より、言葉を大事にする著者。そして、その言葉は読書によって磨かれ、それを使いこなす事で人生を切り開いたのだという、生き様が語られる。唯一。表紙のボクサー姿は頂けない。言葉同様に、装丁も中身を語るのだ。
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自分を見つめ直すために読書をし続ける。
成功者は読書家が多いと言われているが、成功者が成功者であり続ける所以を理解できた感じがした。
また今までの自分の読書は日常生活にどう活かすかを念頭に、メモを取りながらと構えてた部分があったが、著者のいう読書とは別世界を感じるためのもので、自分がどう感じるかが重要という言葉に、一見実用的でない本こそ読む必要があるように感じた! -
かなり思想強いが、見城さんの魂を削って綴られた実体験に基づく読書論だ。
読書という荒野とは、まさにな、タイトルなもので、本来的には読書とは、自己を変革するためのものとして活用するものであり、その自己変革の過程は、自身の魂を削りながら行われる、苦痛を伴う行程であるがゆえに、荒野という表現はしっくりくるなと。
自分自身に転じて考えると、自身の読書は、表面的なものになっていないか。読書を通じて、自分はここまで深く考えられているのだろうか。など、見城さんの読書を通しての実践から、読書の本質的なあり方を思想強めな観点から学べたので、非常に参考になった。
定期的に読み返して、自身の教訓としていきたい。 -
人は、自分の「言葉」を獲得することで、初めて自分の人生を生きられる