レッドリスト絶滅進化論 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344430013

感想・レビュー・書評

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  • 描かれているテーマは興味深いですが、展開にいまいち納得感がない。相当に異常な状況が発生して、都民もたくさん亡くなっているにも関わらず、いまいち反応が薄い。あと、主人公がマイナス思考すぎて、もうひとつ活躍してる印象がないのも残念感がありますね。

  • パンデミックっていうから感染症だとばかり思っていたら、まさか襲われるとは。絶滅進化論。数の脅威は絶望感が増すから面白い。

  • 面白かった。
    確かに今エネルギー供給を前提に生きてるなーと思った。

    ただ、水かけて凍らすとかはできないのかな?と思った。

  • 東京都心で感染症、地下でネズミとヒルが大発生。その原因を探っていくと、思いもよらない生物の大繁殖と新種にぶち当たる。
    単独では小さく非力でも、数が集まると人間の存続まで脅かす急激な進化に身震い。
    生き残ろうとする生物の本能の執念に人間はどこまで対抗できるのか…心もとなさばかりが先行、ギリギリまでハラハラさせられた。
    情けない腐れっぷりの主人公には最初呆れたが、最後まで読んでわかった気がしたな。不器用でも弱虫でも必死に食らいついていく姿こそ人の心を動かし、押し潰されそうな重圧や責任に立ち向かう勇気を与えてくれる。

  • 都内で突如として流行る様々な感染症。
    その裏に隠れていたのは虫と、とある生き物。

    グロは比較的大丈夫な方だが、虫はダメだった…。
    虫に襲われるなんて想像しただけで鳥肌。

    解説を読んで、現在猛威を振るっているコロナウイルスについて考えてしまう。
    やはり人間は増え過ぎてしまったのか。
    あながち間違った説だとも思えない。

  • 新型コロナウイルスの二回目の緊急事態宣言の前夜。もっと怖い話です。

    このご時世なので、パンデミックものかと思いましたが、もっとグロい話でしたね。この手の話に違わず、マッドサイエンティストが登場します。そして、予想通り、マッドサイエンティストは、自らの研究に準じる最期を遂げるのですが。

    最後は、若干、都合の良い結末のように思えますが、あそこまで絶望的な状況だと、都合よい事態が生じない限り人類は絶滅したでしょうね。

  • レッドリストとは、国際自然保護連合が作成した絶滅のおそれのある野生生物のリストのこと。
    これに「人」が載るかもっていう‥。
    コロナ時期なので読んでみましたが、
    ありえない〜と思いながらも
    ドキドキとどうなるの?が収まらず読破。
    描写は想像するととっても気持ち悪いし怖い箇所が多いけど、
    ほんとにこんなことになったら‥

  • 危機に直面した時、国がどう動いていくのか、
    それを追っていくのが興味深かったです。
    淘汰されるってのは、納得の理由ですが、
    普通に人為的でした。
    ただ、そのほうがリアリティがありました。

    それにしても、国が動くときは、金が動くときであって、
    金が動くときは、必ず戦争が絡んでくるんですねぇ。

  • ヒッチコック!

  • 期待感もって読んだが、それ以上に面白かった。
    コロナ禍だからこそ映画化してみんなに見て欲しいし、普通に見たい、コロナ禍だからこそ難しいだろうけど。

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著者プロフィール

1958年、京都市出身。京都大学大学院工学研究科卒。第11回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『生存者ゼロ』にてデビュー。同作から続く〈ゼロ〉シリーズは、累計130万部を超えるベストセラーに。現在、建設会社勤務の傍ら、執筆活動を続けている。著書に『レッドリスト 絶滅進化論』(幻冬舎文庫)、『ホワイトバグ 生存不能』(宝島社)、『不屈の達磨』(角川春樹事務所)などがある。

「2022年 『首都決壊 内閣府災害担当・文月祐美』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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