- Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344432321
作品紹介・あらすじ
亮子は、大手印刷会社に勤務する夫と二人暮らし。ある日、夫が見知らぬマンションで遺体となって発見。さらに、殺人罪で被疑者死亡のまま書類送検されてしまう。夫が借金を抱えていたことも、左遷されていたことも、知らなかった。なぜ、夫は死んだのか、本当に人を殺めたのか。夫が残した手がかりを元に、妻が事件の真相に迫る長編ミステリー。
感想・レビュー・書評
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前半の主人公となる夫がクズすぎて、読み進めるのが苦痛でなかなか進みませんでした。中盤事件が起こって妻が事件解明に動き出しますが、そのあたりから俄然面白くなります。全体として面白いのかといわれると、どうなんだろう。
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文章はとても読みやすくサクサク読み進められた。
けど、『夫』にあまり魅力を感じることが出来なかったこと、それから、事件が起きてからの現実的ではない様々なこと、(加害者家族なのに、何も変わらず仕事続けられてたり、情報がやたらと家族に流れていたり)そして、終盤はとにかく長くて長くて。もう、分かったよってなってから特にどんでん返し的要素もないまま延々続く感じで、普段なら気合い入れて読むところなのに、ほぼ流し読み。
最後で、なるほどってったり、えっ!そうだったの!みたいなのがあれば良かった。
と言うより、この夫婦の関係はとても素敵だったから、こういう内容ではなくて、この夫婦の良さを活かした全く別の展開だったら良かったと思ってしまった。
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夫が見知らぬマンションで遺体となって発見され殺人の容疑者とされた。妻が事件の真相を追う。最初が「夫」の章なんだけど、この夫がとても嫌な人間で読んでいて辟易するほど。第2章は「妻」のターンなんだけど、どうにも夫が嫌な人なので妻にも感情移入できないまま進む。あまり妻にも魅力を感じなかった。伏線もあるけれど、取ってつけた感が否めない。読みづらかった。
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夫編から始まるストーリーだけどこの夫が性格悪くて読むのやめようかと思ったほどでした。
妻編になってからのストーリーは良かったけどこの妻、夫を贔屓目に見過ぎていて“そんな良い夫じゃなかったよ?”と言ってあげたくなりました。
奥さんは素敵な女性なのでもったいないような釣り合わないような… -
妻の三原亮子は獣医、実家の動物病院で働いている。夫の三原尚紀は大手印刷会社に勤務している。亮子は料理は得意ではないが明るくおおらかな性格で夫婦二人の穏やかな生活が続いていた。
実は尚紀は借金を抱えており仕事でのミスで精神的にも追い詰められていた。それが原因で事件に巻き込まれて亡くなってしまう。しかも殺人の疑いをかけられて。亮子は、夫に人が殺せるはずがないと信じて真相を突き止めようとする。彼女の一途さが印象に残りました。 -
あまり、変化のない小説で面白いとは思わなかった。