水面に三日月 (バーズコミックス ルチルコレクション)

著者 : あきよし菜魚

• 幻冬舎コミックス (2007年3月24日発売)

感想・レビュー・書評

[キリヱさんの感想 · 2014年1月5日]

学生の無力さと、親の存在と。

可愛い絵ですが、反して重い話でした。
幼馴染みでそういう関係になってしまった二人ですが、受の弟の告げ口で関係が親にバレてしまい、片方は高校卒業後行方をくらましてしまう。
同性愛の禁忌よりも、受側の家庭の事情の方が重い気がします。
実の母親が亡くなっていて、現在の母親は後妻で、弟は連れ子。
攻の母親に比べて、受の母親がやたらきつく冷たい感じに描かれています。
愛情がないのかもしれないですし、どうやって接したらいいのか分からないだけだったかもしれません。
受はその欠如した愛情を攻に求めていたのでしょうね。

何だかんだあっても、ハッピーエンドなので安心です。

しかし、変装の黒髪メガネがやたらダサいダサい云われてましたが、私はこっちの容姿の方が好みかも（笑）

[Kさんの感想 · 2014年1月3日]

幼馴染×優等生

[blkaigiさんの感想 · 2013年3月20日]

幼馴染みもの。好きな気持ちを隠さない玲司と、素直に受け入れられない臆病な佑。そんな二人が高校入学を前にその関係が親にバレて一切の付き合いを禁じられてしまう。ストーリーは王道ではあるけれど、言葉の選び方にセンスがあって、モノローグも切ない！！グッと来る！他人として過ごすしか無かった空白の高校時代はスピンオフ元の「純粋暴走ハニー」で読めるよ！

[みぃさんの感想 · 2013年3月8日]

決して手が届かないはずなのに…届かなければ傷口を見ぬふりをして諦めたものを…
お互いが大事だから つきはなそうとする佑と 繋ぎ止めようとする玲司。
義弟の一斗がいい子ですね！

[sktless1008さんの感想 · 2011年11月28日]

「純粋暴走ハニー」に登場した、生徒会長と会計係の恋愛を描いたアナザーストーリー。

幼なじみ設定、切ないストーリー、「再会」というキーワードetc…と、私のツボをガンガン突いてきます。

本当に大事だからこそ、わざと突き離すような冷たい態度をとり続ける佑。玲司の方から離れていくように仕向けながら、傍にいようとする玲司が愛しくて、でも心苦しくてたまらない様子が、とても切なくいじらしい。

自分の気持ちに嘘をつく佑と、好きな気持ちを隠さず自分に正直な玲司。対照的な2人だけど、どちらも互いを大切に思うが故ってのがまた切ない。

この作品の中で描かれるのは、中学時代から高校進学までと、高校卒業後、音信不通になっていた2人の再会まで。これだけでも十分に想いは伝わるのですが、やはり2人の高校時代が描かれている「純粋～」の方を先に読んでおくと、ラストへ向かっての感動がより深まるはず！

少年たちの初々しい恋愛が、悲しくも美しく描かれているので、ＢＬが苦手な人や初心者の方にも読んでもらえると思う！

隠れた秀作です！

[空木さんの感想 · 2009年4月4日]

幼馴染み親友萌えす！（*´∀｀*）
天然に見せかけた俺様ただしヘタレ×意地っ張りクール風ツンデレ、みたいな？
（わけわからん）
大人になった左の黒さにきゅんでした。右を捕まえろ！

どうやら別コミックとリンクしてるようなので、機会があればそちらもチェックしようかな。
会長なのかしら（笑）

[音子さんの感想 · 2008年5月12日]

　ＢＬで、親に付き合っていることをバレて、反対されて…と、内容はドロドロラブです。でもそこが、ちょっと普通のＢＬよりもある意味入り易いかもしれないです。親に反対されて、結局学校でも他人のふりをして、社会人になったら…と思っていたのに、失踪したりと、展開が読めないです。でもそこが良いのです。最後のオチはそっちにいくかーとなったのですが、すごく楽しめました。

[藤村麗矢さんの感想 · 2007年4月21日]

前作『純粋暴走ハニー』から、気になって仕方がなかったユウと玲の話です。思い合う二人に涙涙でした。

[ぽりばけつさんの感想 · 2007年4月10日]

もうほんとに、ほんとに、言葉にならないほど続きを楽しみにしていた分、最後に泣いた。純情暴走ハニーの時から生徒会編！生徒会編！と主張していたのがやっと叶いました。セリフ一つ一つ、しぐさひとつひとつが胸を打ちます。幸せになれてよかったね！よかったね！！！！

[渋谷さんの感想 · 2007年3月27日]

えっ…？　なんかよく分からないまま淡々と読み進めたんだけど、えっ…？　なんかいい話じゃない…？　おもしろかった気がする…。すごく印象に残るというか。いい話だった…。最後まで読むことに非常に意義のある作品ですね…。えっ…？　もっかい読まなきゃ…。（再読）泣いた。