カラマーゾフの兄弟 1 (バーズコミックス)

  • 幻冬舎コミックス
3.13
  • (3)
  • (6)
  • (7)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 80
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344819146

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ドストエフスキー...難しくないかも、原作読んでみようかなという気持ちになりました。神はあるのか、ないのかという宗教的な苦悩がすこしわかり難いですが、そこはなんというか、八百万の神々が跳梁跋扈する国の人間なので。しょうがないのかもしれないです。

  • 原作で登場人物を追い切れなかったので、イメージ構成には繋がった・・・かな?

  • 2巻まで

  • 以前、ほかの漫画家によるコミック版を読みましたが、ちょっと絵が劇画調で、あまり好きでありませんでした。
    別の人も描いていると知り、少女漫画家と知って、それならば前よりも読みやすいかな、と手に取ってみました。
    前のものは、一冊であの長編をまとめている、かなりのダイジェスト版になっており、導入書としては最適。
    こちらも短くまとめられてはいますが、より原作に沿って話を追っています。

    濃淡のコントラストがくっきりしていて、迫力のある絵で、怖ささえ感じますが、そのくらいのパワーがないと、このパンチの効いた話は漫画化できないような気もします。
    前のコミックは、どの登場人物にも美しさはあまり感じませんでしたが、今回はさすがにその辺はクリア。
    強欲の父、荒々しい長男、冷静沈着な次男、純粋な三男と、特徴をしっかりと描き分けています。
    イワンがインテリなのは知っていましたが、メガネをかけていたのが新鮮。
    原作を読んでいた時、メガネ姿は想像していませんでしたが、考えてみたらメガネがある方がしっくりくるキャラクターです。

    ミーチャはどうにも好きになれずにいましたが、粗野ながらも格好よく、どのポーズもサマになっています。
    いつも教会のどんぐり帽をかぶっているアリョーシャは、とてもかわいく、少女にしか見えません。

    初めの方なので、若干スルーしていましたが、イワン対ゾシマ神父のシーンも、青い火花が散るような邂逅だったと、気がつきました。
    また、スメルジャコフは「においがひどい男」という意味だとは知っていましたが、この本では、「臭男」とストレートに書かれていました。
    ちなみに、母親のリザヴェータ・スメルジャーシチャヤは「臭女」。
    身も蓋もありません。

    カテリーナとミーチャの慣れ染めは、とてもロマンチックなものだったと、絵になってみてようやく気がつきました。
    妖女とか毒婦などと表現されているグルーシェンカながら、原作ではそれをしのぐ魅力あふれる女性として描かれていますが、この本ではとても怖い、見るからに堅気ではない女性で、なんだかイメージが変わるなと思いました。

    雰囲気があって、ドラマチックな原作の再現力がかなり高いコミック。
    女性には読みやすいと思います。
    ただ、とにかくアリョーシャがかわいらしすぎ。
    幻の続編では、彼はテロリストになる予定だったと言われていますが、この絵ではそんな未来は到底想像はできないほど、少女然としています。

    まだまだ話は導入部分で、悲劇はこれから起こります。
    アリョーシャは、みんなの話をきちんと聞き、いつも誠実に対応しています。
    そんなアリョーシャには、誰もが優しいのですが、優しさだけでは非力なんですね。
    今後の迫りくる悲しみと混乱を思うと、アリョーシャの持つ優しさのはかない力がやるせなくなります。

  • あ~…うぅ~ん…

    漫画で読む名作、みたいな文庫サイズの漫画で読んだ時のような「おっ!面白い!分かりやすい!」て感じが全く無い。
    これは私的に完全にハズレ。


    せめて表紙絵のレベルを保ったまま、漫画をかいて欲しかったなぁ…。

  • 続刊を待っている!

    コレで大体のストーリーを頭に入れてから
    小説をじっくり読もうという魂胆。。

    だって人の名前覚えられないんだもの!笑

  • 名作の漫画化は好みじゃないんだけど、表紙でアリョーシャまで荒んだ顔してたから「おっ」と思って買ってみた。が。

    ははっ、表紙がMAXだったね。

    たいしたことないよ

  • キャラに萌える。

    カラマーゾフファンは是非!

    カラマーゾフはキャラ萌えと、ほんとうにそう思う。

  • 気になるけど原作を読んでからの方がいいのか

全14件中 1 - 10件を表示

及川由美の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×