- Amazon.co.jp ・マンガ (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344819146
感想・レビュー・書評
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ドストエフスキー...難しくないかも、原作読んでみようかなという気持ちになりました。神はあるのか、ないのかという宗教的な苦悩がすこしわかり難いですが、そこはなんというか、八百万の神々が跳梁跋扈する国の人間なので。しょうがないのかもしれないです。
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原作で登場人物を追い切れなかったので、イメージ構成には繋がった・・・かな?
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2巻まで
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以前、ほかの漫画家によるコミック版を読みましたが、ちょっと絵が劇画調で、あまり好きでありませんでした。
別の人も描いていると知り、少女漫画家と知って、それならば前よりも読みやすいかな、と手に取ってみました。
前のものは、一冊であの長編をまとめている、かなりのダイジェスト版になっており、導入書としては最適。
こちらも短くまとめられてはいますが、より原作に沿って話を追っています。
濃淡のコントラストがくっきりしていて、迫力のある絵で、怖ささえ感じますが、そのくらいのパワーがないと、このパンチの効いた話は漫画化できないような気もします。
前のコミックは、どの登場人物にも美しさはあまり感じませんでしたが、今回はさすがにその辺はクリア。
強欲の父、荒々しい長男、冷静沈着な次男、純粋な三男と、特徴をしっかりと描き分けています。
イワンがインテリなのは知っていましたが、メガネをかけていたのが新鮮。
原作を読んでいた時、メガネ姿は想像していませんでしたが、考えてみたらメガネがある方がしっくりくるキャラクターです。
ミーチャはどうにも好きになれずにいましたが、粗野ながらも格好よく、どのポーズもサマになっています。
いつも教会のどんぐり帽をかぶっているアリョーシャは、とてもかわいく、少女にしか見えません。
初めの方なので、若干スルーしていましたが、イワン対ゾシマ神父のシーンも、青い火花が散るような邂逅だったと、気がつきました。
また、スメルジャコフは「においがひどい男」という意味だとは知っていましたが、この本では、「臭男」とストレートに書かれていました。
ちなみに、母親のリザヴェータ・スメルジャーシチャヤは「臭女」。
身も蓋もありません。
カテリーナとミーチャの慣れ染めは、とてもロマンチックなものだったと、絵になってみてようやく気がつきました。
妖女とか毒婦などと表現されているグルーシェンカながら、原作ではそれをしのぐ魅力あふれる女性として描かれていますが、この本ではとても怖い、見るからに堅気ではない女性で、なんだかイメージが変わるなと思いました。
雰囲気があって、ドラマチックな原作の再現力がかなり高いコミック。
女性には読みやすいと思います。
ただ、とにかくアリョーシャがかわいらしすぎ。
幻の続編では、彼はテロリストになる予定だったと言われていますが、この絵ではそんな未来は到底想像はできないほど、少女然としています。
まだまだ話は導入部分で、悲劇はこれから起こります。
アリョーシャは、みんなの話をきちんと聞き、いつも誠実に対応しています。
そんなアリョーシャには、誰もが優しいのですが、優しさだけでは非力なんですね。
今後の迫りくる悲しみと混乱を思うと、アリョーシャの持つ優しさのはかない力がやるせなくなります。 -
あ~…うぅ~ん…
漫画で読む名作、みたいな文庫サイズの漫画で読んだ時のような「おっ!面白い!分かりやすい!」て感じが全く無い。
これは私的に完全にハズレ。
せめて表紙絵のレベルを保ったまま、漫画をかいて欲しかったなぁ…。 -
続刊を待っている!
コレで大体のストーリーを頭に入れてから
小説をじっくり読もうという魂胆。。
だって人の名前覚えられないんだもの!笑 -
名作の漫画化は好みじゃないんだけど、表紙でアリョーシャまで荒んだ顔してたから「おっ」と思って買ってみた。が。
ははっ、表紙がMAXだったね。
たいしたことないよ -
キャラに萌える。
カラマーゾフファンは是非!
カラマーゾフはキャラ萌えと、ほんとうにそう思う。 -
気になるけど原作を読んでからの方がいいのか