ミントのクチビル―ハシレ― (幻冬舎ルチル文庫)

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  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344822399

感想・レビュー・書評

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  • 信号機シリーズで1番好きかも!何回も読み返しています

  • 信号機シリーズ第五弾。


    顔も考え方も乙女全開の桜哉は長い間大好きだった徳井との初めてのエチに感激していたけれど、翌朝間違いだと言われ、しかも徳井の付き合っている男がやってきて徳井に対して怒ってしまい…。いきなりの修羅場に今まで憧れていた男の正体をみたような…?


    いきなり初体験後の朝から始まったと思いきや、その男は主人公の相手ではなく、その男のカレシが主人公のこれからの相手になる…というややこしさ(笑)
    普通は一人の男を挟んだ関係って殺伐としそうだけれどその男が最低なためにそうでもなくなってるというか。
    思ったほどの事件も修羅場もなく、甘い雰囲気で流れていったお話。

    この次の「リナリアの涙」を先に読んでいたのだけれど、また読みたくなったかな。


    『思い出って嫉妬ぶかいものよ』ー寺山修司
    『ただいちばんのさいわいに至るためにいろいろのかなしみもみんなおぼしめしです』ー宮沢賢治・銀河鉄道の夜

  • 純粋でまっすぐな主人公と、これでもか、くらいの優しすぎる攻めがよかった!!結ばれるまで焦れましたよー・笑

  • ダメっ子もオトメンも好物ちゃうけど、面白かった。プロフェッショナルに入念に作りこんであって、きゅん度も高いです。

  • ごちそうさまです\(^O^)/

    ラブシーンは特に直接的な単語を使わないのに伝わってくる(・ω・´)巧いなあ、凄いなあ。詩のような文章もきれい。

    ロクでもない大人に関わるとどうなるか、怖い描写で描かれていることに好感が持てましたん(ω)

    桜哉をとことん痛めつける英貴←→桜哉をとことん甘やかす邦海
    が両極端で、一つの話のなかでグッドバランス(ω)

  • キュンキュンしました。甘いです。受けの乙女くんのピュアさ必見。

  • 「姫」とあだ名が付くくらい乙女な思考の桜哉が、すてきでちょっとエロな王子様と恋に落ちる話です。信号機シリーズ、今回は「ヒマワリのコトバ」でちょろっと登場していた邦海が魅力的な攻様となって登場!彼はキスがミント味という刺激的な人。
    そもそもは、桜哉がずっと憧れていた徳井(ヒマワリで『コントラスト』で酔いつぶれて邦海が面倒見てた男)にひどい扱いを受けたのを邦海が庇ってくれたのが始まりです。邦海と徳井は両方ともにイケメン設定になっていますが、性格も態度もまったく対照的。なので邦海の魅力がさらに際立ちます。そして桜哉はどこでどうなったのか、元カレの恋人だったらしいその邦海とお試し期間込みで付き合うことになってしまうのですが。

    夢見ていた初めての恋愛が実現した途端、桜哉は甘いだけじゃない、苦くて辛い現実を味わってしまいます。もう、読んでてリアルなダメ男の象徴みたいな徳井にうんざり。桜哉は初心で見抜けなかったのがかわいそう。でも、徳井と付き合っていたという邦海は、正反対の爽やかでやさしくて仕事もデキル三拍子そろったステキな男です。
    そんな邦海に、桜哉はまた恋してしまうのですが、いくら恋に恋する彼でも、一度痛い目に遭っているので口説かれてもすんなりとはいきません。あれこれ勘ぐったり深読みしたり、果ては攻の気持ちを勘違いしたり。
    そんな桜哉の荒波に翻弄される笹船みたいな気持ちに、こっちもやきもきさせられたり、失笑したり。桜哉の思考回路がとにかくかわいくて面白いので、あっという間に読みきってしまいました。一番面白かったのは、徳井をはさんでの三角関係らしかったということで、桜哉が「自分は受、徳井は攻、ということは邦海はやっぱり受?」と真剣に悩みまくるところですかね。
    果ては本当に邦海と恋人同士となるには、自分が彼を攻めなければとまで思いつめてたあたり、かわいくて最高でした。

    まぁ、そんなことにはなるはずもなく、めでたく二人は恋人同士になりますが、やはりそこは崎谷センセ。いかに軽く甘めのストーリーであるとしても、Hシーンはしっかりはっきり濃厚エロでした。また、この邦海という男が、そこはかとなくやらしい。やられます。初心者相手にじっくりゆっくり、自分色に染め上げ調教するテクニックに脱帽。指導という建て前の、言葉責めですね。素直な桜哉を淫乱に育て上げようとしていて、やさしくてマメだけど大変キケンな男です。

    SSはヒマワリcpの後日談。お気に入りのcpなのでうれしいです。伊勢のメロメロぶりや、相変わらず男前な昭生の様子に一安心。てか、大のオトナのラブラブなイチャコラにあてられる。

  • 『アオゾラのキモチ-ススメ-』
    『オレンジのココロ-トマレ-』
    『ヒマワリのコトバ-チュウイ-』
    『プリズムのヒトミ-ヤスメ-』 ※既刊3冊のその後的オムニバス
    ⇒『ミントのクチビル-ハシレ-』
    『リナリアのナミダ-マワレ-』
    『ナゲキのカナリヤ-ウタエ-』

  • 信号機シリーズ5作目。王子様×オトメン。外見も中身も乙女な受けはどちらかと言えば苦手なのですが、突き抜けてて逆に好感を抱きました。甘くて可愛いお話でした。

  • 女の子っぽい受けって、あんまり読もうと思わないんですが作家買い。邦海が王子で素敵だった~ギャップ萌えもあったしw前彼が一緒というのも面白かった。

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著者プロフィール

小説家。3月16日生まれ、九州出身。
1998年、『楽園の雫』でデビュー。
ブルーサウンドシリーズ」や「白鷺シリーズ」「グリーン・レヴェリーシリーズ」など、多くのシリーズ作品を生み出したほか、漫画原案なども手掛ける。代表作として『トオチカ』など。

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