ヘタリア 5 Axis Powers 特装版 (バーズ エクストラ)
- 幻冬舎コミックス (2012年7月31日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (133ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344825642
感想・レビュー・書評
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ヘタリアは元がネットで公開されていたマンガなので、独特なゆるさや雑さがあって、それが一種独特な味として機能していたけれども、4巻は正直言って売り物にもなっていないクオリティだった。それは、おそらく作者にまともな編集者が付いていないからで、ヘタリアという上質なコンテンツを、粗製乱造するくらいなら、誰からも文句の言われないネット漫画からやりなおしたほうが……と思った。
で、5巻はどうかと言うと、危機感の表れなのか、4巻のダメなところがかなり改善されていた。
まず、絵の落書きっぽさがほとんどなくなっている&書き下ろしのエピソードでほとんど構成されている。これ、当たり前のことなんだけれど、とても重要なことだと思う。何だかんだ言って、金を払う以上はちゃんとした絵を観たいわけだし。
次にエピソードを第二次世界大戦にかなり集中させている。商業的に成功したので、もう第二次世界大戦をネタにするのは難しいのかな~と思っていたけれど、ここにきて本道に戻してきているのは好感が持てる。これと、小さいイタリアがほぼ出てこないことを併せて、作者と編集者の仕切り直しをしたいという意志が感じられた。
あと細かいところだけれど、巻末に参考文献が列挙されているのも良かった。ボーイズラブっぽい雰囲気で適当なドタバタを描いていると言っても、その裏側では第二次世界大戦の面白エピソードをいろいろなところから集めている。そういう努力をもっと評価してあげてもいいんじゃないかなーと。
総じて、ファン層以外にも間口を広くとって、クオリティを高めた5巻は良くできていると言える。でも、これは最低限のハードルをクリアしているという話。もっと作品としての上を目指してもいいのでは?今のところは、最低限、これくらいのクオリティがあれば、コンテンツとして生き永らえると思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コラム的なものや1Pマンガが増えたような、今までより内容が減ってしまった感じでちょっとがっかり。でも絵が更にパワーアップしていて、見ているだけで嬉しい感じです♪巻末マンガ、いい話なんだろうけど、国擬人化とリアルを掛け合わせるのは微妙な…。その分、国のマンガが読みたかったです。今までと比べて少々物足りない感想だけど、次巻も特装版で買うんだろうなぁ…自分。
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擬人化された各国のキャラクターが魅力的なヘタリア。今までヘタリアに触れたことがないという方でも楽しめます。コラムまでじっくり読みたくなる1冊です。
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各国のホラー映画事情・ミリメシ事情が特によかった。インドの映画ってホラーでも踊ってるのか。別冊のイラスト見てると、気付かなかったけど、確かに描き方変わってるなぁと思わされる。世界には面白い法律もあるもんだなー。
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<本誌>
【NDC(9)】 726.1
【請求記号】 B/726.1/ヒ-1/5-1
【登録番号】 11508
【資料ID】 1001011508
<小冊子>
【NDC(9)】 726.1
【請求記号】 B/726.1/ヒ-1/5-2
【登録番号】 11509
【資料ID】 1001011509 -
第二次世界大戦はちっとも進まないけど、
ジョークとコラムと薀蓄で非常にためになる、
もとい、楽しめる内容♪
相変わらず参考文献の量は膨大です。(凄過ぎ!) -
相変わらずの面白さ。
ちびたりあの話がもっと読みたかった。 -
どんどん進化してますね。
全体的に絵がとても綺麗になってきた。
内容としても、和みますし、勉強にもなります。
表紙に親分やら普憫やらロマやら出てきて嬉しいです(大好きすギルぜ〜 -
最初の頃と比べると、絵が格段に見やすくなったな〜。各国のホラー映画がおもしろかった。フィンランドのホラーとインドのホラーが気になります。「私が去ろうとも貴方は残る」はこの巻では特にお気に入り。
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1~5
未完