夜を統べる王 (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344826168

作品紹介・あらすじ

初恋相手のヴァンパイア・櫂と伴侶の契りを交わした律也。だが、蜜月期にも関わらずなかなか会いに来てくれない櫂に少し不満な日々。櫂と交わることで次第に体が変化し、ようやく夜の種族の世界で共に過ごせることになり喜ぶ律也だったが、不吉な夢で見た通りにヴァンパイアの始祖・カインを甦らせようとする者たちにさらわれてしまい…。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ2作目。
    最後は少しほろ苦いが好き。主役の二人が揺るぎない分、周りの関係の切なさが際立つ。

  • 『薔薇と接吻』の続編で、夜の種族シリーズ2作目。ヴァンパイアもので美形まみれの超ファンタジーで、でも杉原理生作品に漂う控えめな空気というか品の良さのおかげでこの手のご都合主義的ファンタジーが陥りがちな下品さを見事に回避している作品です。大好き。前巻でくっついたので、今回はもう最初からラブラブで波乱もあれど奥歯にしみる甘さがあって、読んでて超癒された。やっぱり疲れた心には糖分が必要だな〜今後も癒されたくなるたびに読み返すだろうな、と思います。

  • ちょっと哀しい終わり方だったので続刊は是非ともふわふわラブラブになるといいなぁ。
    あまりにも薔薇の香りやら何やらが登場するので香水コーナーでバラの香りを嗅ぎまくってしまったw

  • 後半、あちらの世界へ行ってからが面白い。
    東條の、けも耳萌えに笑った。

  • 杉原さんの超絶ファンタジー『薔薇と接吻』の続編。ヴァンパイア氏族の長となった櫂と櫂と共に永遠を生きる決意を固め伴侶となった律也の“新婚篇”
    どんなラブラブ甘々が繰り出されるのかと思いきや、意外とシリアスなトーンだった。
    でも前作よりもエロの頻度と濃さは五割増しな気も! 新婚さんなだけにww
    ファンタジーは物語の世界観を説明する必要があるから冗長になるのはやむを得ないけど、結構ページ数くったなぁと思う。
    正直、ファンタジーは得意じゃないので、夜の種族、浄化者、狩人、狼男とか、ふぅーん…(・、・)?って感じで、長の代替わり、氏族同士の争いとか言われてもどっぷり入り込めないんだけど、ヴァンパイアの櫂がビジュアルも性格も超好みなので、それだけでご飯三杯くらいいけそう。
    ストーリー自体はただ好きな人と結ばれてずっと一緒に…みたいな夢物語じゃなく、この先果てしなく長い時間がふたりの前にあるけれど、決して永遠を約束するものじゃなくて、いつか終わりはやって来る。何がふたりを分かつのかはわからないけれど、いつか自分が死ぬなら櫂のそばで、櫂が死ぬなら自分のそばで…と律也が共に生きる覚悟を決める、そんなお話だった。
    私個人的には、本来サブキャラのレイとフランが、メインカプを喰うくらい印象的だった。ふたりの結末は、それが最善の方法だと頭ではわかっている。なのにこの切なさはなんだろう。
    フランにとって、どんな形にしろ、やっとひとつになれたことは幸せかもしれない。二度と離れることはないのだから。
    でもやっぱりどうしようもなく悲しい。フランの灰を抱きしめるように、そっと静かに口づけたレイの姿が鮮烈に胸に残った。

  • ★4.3
    続編が読めて嬉しかった~♪読む終わるのがもったいなかったです!相変わらずの耽美な世界観なんだけど、今回登場した精霊アニーと律也のやりとりがギャグ?っぽいというか可笑しくて、この美しい世界観の中では異質で和みましたw子狼がまためちゃめちゃ可愛かった~v表紙や扉絵のキラキラしたキレイなイラストにもうっとりでした☆レイとフランが・・・せつなくて泣けた;;フランはきっと幸せだったと思ってます。

  • 薔薇と接吻の続編。
    夜の種族、櫂と結ばれた律也。
    序盤あまりにも自己中な行動が多くて疲れました。
    櫂の伴侶になったのにどうして敵対する種族に相談をもちかけるかな?どうして櫂本人に向かっていかないのかな?敵対する種族に係わることで大切な櫂に迷惑が及ぶことも想像できないかな?
    誰からも大切にされ必要とされている律也の傲慢さが残念。
    後半、フォローしてくれる「語り部の石」アニーが出てきて、フランの悲しい最期を目の当たりにしてやっと覚悟が決まったみたいで安心しました。
    今後は櫂の伴侶としての自覚をもって行動してくれるよね。

  • ハロウィンに読むには(ι゚ω゚)ィィ…設定でした。
    が、なんというか全キャラが説明口調;
    小説というかあらすじ本読んでる気分になれる本。
    普通なら読んでるうちに設定が明らかになっていくのに、ちょっと進むごとに人物が細かく説明してくれるので小説読んだ感じがしなかった;
    一番本してたのが最後のおまけというなんというか;w;

  • どちらかというと、脇役に注目がいった一冊でした。レイとフランの最期は悲しかった。結末を知っているので、悲しい気持ちにしかなれないけど、二人が出会った頃の話も読んでみたいな。

  • 待ったかいがあった作品ですね♪ かなりの分厚さに堪能出来ましたし、シリアスの中にも今回初登場のアニーが楽しく盛り上げてくれてと、とっても楽しめました♪ すっごく前作好きだったんですよね。次は絶対スピンだ!って思ってたんだけれど、続編でしたけれどそれでも新婚の二人がやっと深く結びついたな~って終わり方ですごく良かったです。 そしてどんどん素敵になって行く高星さんの挿絵!最高ですね♪

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