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ギンイロノウタ (新潮文庫)
- 村田沙耶香
- 新潮社 / 2013年12月24日発売
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再読。このなかでは、「ひかりのあしおと」がいちばんすき。村田さんの作品はすきな雰囲気があるんだけど、もっともっと狂気に落ちる瞬間の描写にゾッとしたいなあとおもう。細部、てか使われている小道具はいいのになんか落ちるところだけありきたりになるというか。
2017年3月13日
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秋色 (ダリア文庫)
- 朝丘戻
- フロンティアワークス / 2013年11月13日発売
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すごくすきなところもいっぱいあるのに、やっぱり朝丘さんの作品は同性愛の苦しみがテーマになりすぎてて、わたしにはむりだとおもった。同性カップルだと子供ができないとか、制度的に結婚できないとか、だからってなんで緩慢な自殺とか寂しい恋愛とか言われなきゃいけないのか。子供ってそんなに大事ですか、男女カップルでも子供ができなかったり作らなかったりする人はたくさんいるし、子供つくるためにひとは生きてるわけじゃないよ。結婚できないのは国の制度のせいだよ。どんなにハッピーエンドを描いていても、同性愛自体を肯定することはないんだとおもった。それにすごく苛立つ。ホモフォビックなBLなんていらない。朝丘さんの本、すごいすきなときもあるのに、時々だめだってなっちゃう。これはだめな方だった。
2017年3月11日
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おとぎ話のゆくえ (幻冬舎ルチル文庫 い 4-3)
- 一穂ミチ
- 幻冬舎コミックス / 2010年7月15日発売
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春恋 (DARIA BUNKO)
- 朝丘戻
- フロンティアワークス / 2013年10月12日発売
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COLD SLEEP (新装版) (ビーボーイノベルズ)
- 木原音瀬
- リブレ / 2009年1月19日発売
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処女執事~The virgin-butler~ (花丸文庫BLACK サ 1-4)
- 沙野風結子
- 白泉社 / 2014年11月20日発売
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カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』のBLバージョンのようなおはなし。エロいっちゃエロいけど、タイトル的には予想外なほどきっちりした物語があり、おもしろく読みました。このさくしゃさんの本他のも読みたい。
2017年2月24日
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あなたに赤い花を (アズ・ノベルズ) (AZ NOVELS)
- 丸木文華
- イースト・プレス / 2009年5月1日発売
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うーん微妙。丸木せんせのサイコな執着攻め、すきなんですが、これはちょっと受けに魅力がなさすぎたし、サスペンスドラマもちょっと古くさいというか、安っぽく感じた。
2017年2月21日
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ぼうや、もっと鏡みて (白泉社花丸文庫 ひ 5-3)
- 樋口美沙緒
- 白泉社 / 2011年6月17日発売
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望がかわいそうだとおもったし、攻めの内面化されたホモフォビアはきつかった。でも番外編をよんで、ほんと安心した。甘々な番外編をもっと読みたいです。
2017年2月20日
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愛はね、 (白泉社花丸文庫 ひ 5-2)
- 樋口美沙緒
- 白泉社 / 2010年12月17日発売
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樋口美沙緒、たまらなくすき。切なくてくるしい。もどかしい。攻めの内面化されたホモフォビアには複雑な気持ちになるけれど、樋口美沙緒作品の執着とすれ違いものはどうしようもないくらいすき。
2017年2月20日
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不器用なテレパシー (ディアプラス文庫)
- 月村奎
- 新書館 / 2012年5月9日発売
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幼なじみもの。人気俳優攻め一般人受け。若さのあまり傷つけあって失敗して、すれ違って、再会してまた恋に落ちる。斬新さはないけれど、切なくてきゅんときて萌える。スタンダードに良質なBL。
2017年2月19日
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蜜惑オメガは恋を知らない (幻冬舎ルチル文庫)
- ナツ之えだまめ
- 幻冬舎コミックス / 2016年9月15日発売
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星を泳ぐサカナ (DARIA BUNKO)
- 朝丘戻
- フロンティアワークス / 2011年7月13日発売
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再読。モテモテでセフレとかたくさんいるけどちゃんとした恋人をつくらないバイト先の先輩(大学生)×真っ直ぐでピュアだけど芯のある高校生。攻めがかっこよくてずるくてやさしくてかわいくて、受けが純粋でキラキラしてて、まずキャラの魅力がすごい。そして攻めのかっこよさにドキドキする。すれ違いの切なさもある。控えめに言って最高だとおもった。萌えるし雰囲気もあるし、朝丘戻さんのこういうのもっと読みたい。
2017年2月18日
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イエスかノーか半分か (ディアプラス文庫)
- 一穂ミチ
- 新書館 / 2014年11月8日発売
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外面めちゃめちゃいいけど実は口の悪い美人アナウンサー受け、ちょっと意地悪だけど包容力たっぷりのクリエイター攻め。ツンデレな受けがめちゃくちゃかわいい社会人BLです。お仕事のおはなしもきっちり描かれてる。すっごく可愛くてすっごく萌えた。ただ、一穂ミチさん上手くなったんだなあとおもって、雪よ林檎の、や、meet againのような壊れてしまいそうな繊細な優しさはないと思う。というか、一穂作品からもうあれは消えたのかなあとおもう。初期にしか輝けない何ものかだったんだろうな。残念だけど、いつまでもあり続けるものではないとおもうので、まあ仕方ないな、と。これはこれで超可愛くて超萌える良質なBLです。
2017年2月17日
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好きで、好きで (ディアプラス文庫)
- 安西リカ
- 新書館 / 2014年8月9日発売
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地に足のついた、でも可愛くて夢もちゃんとある社会人BL。適度なリアリティがいいなあ、とおもった。お仕事に対する姿勢の違いなど、あっ大人が書いてるんだなあと思うところもあれば、少女漫画みたいなところもある。バランス感覚がよくて、癒されるし萌えるし安心して読めます。番外編の、学生時代の二人の初体験シーンは相当にかわいかった。ひとつひとつ、きちんと積み重ねて恋をしてきた二人なんだな〜とおもって、お幸せにねって心から思いました。
2017年2月17日
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妖精と夜の蜜 (幻冬舎ルチル文庫)
- 杉原理生
- 幻冬舎コミックス / 2016年2月18日発売
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夜の種族シリーズ4作目。ヴァンパイアの<グラ>という氏族のおはなし。これ、氏族は7つだし、律がもってる鱗?も7つだし、あと5作くらい続けられる予感がありますよね。たぶん2年に一冊のペースでゆるく続いていくのかなと思う。続けて読んだのでちょっと食傷気味だけど、2年に一冊のペースだったら全然もっと読みたいし、続けてほしいシリーズです。内容的にはBL要素のあるファンタジー小説。
2017年2月17日
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夜と薔薇の系譜 (幻冬舎ルチル文庫)
- 杉原理生
- 幻冬舎コミックス / 2014年5月19日発売
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夜の種族シリーズ3作目。人魚に精霊に、さらなるファンタジー要素が加わってます。1作目でBL的にはもうくっつく過程は描かれ切っているので、今作はもう本格的にBL要素のあるファンタジー小説って感じになってた。エロもあることにはあるんだけど、なんか毎回同じかんじというか、おまけ感があった。もうちょいBL要素あってもいいのにな、と思いつつ、まあなんだかんだ大好きなシリーズです。
2017年2月16日
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夜を統べる王 (幻冬舎ルチル文庫)
- 杉原理生
- 幻冬舎コミックス / 2012年9月18日発売
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『薔薇と接吻』の続編で、夜の種族シリーズ2作目。ヴァンパイアもので美形まみれの超ファンタジーで、でも杉原理生作品に漂う控えめな空気というか品の良さのおかげでこの手のご都合主義的ファンタジーが陥りがちな下品さを見事に回避している作品です。大好き。前巻でくっついたので、今回はもう最初からラブラブで波乱もあれど奥歯にしみる甘さがあって、読んでて超癒された。やっぱり疲れた心には糖分が必要だな〜今後も癒されたくなるたびに読み返すだろうな、と思います。
2017年2月16日
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ムーンライトマイル (ディアプラス文庫)
- 一穂ミチ
- 新書館 / 2012年9月8日発売
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『オールトの雲』の主人公の弟(大地)が攻めのおはなし、年下攻め。大地はイケメンでヤリチンだけど真っ直ぐないいところもあって、あっこういう男の子いるなあ、っていうリアリティのある感じ。そんな大地が年上で、幼なじみに叶わぬ恋をしている男の人に恋をするおはなし。まず年下攻めが性癖なのでその時点でもう最高にすきなんだけど、切なくてキラキラしている一穂ミチの魅力は今回も健在だった。ただ、心が壊れそうになる繊細さはやっぱり学生ものの方がつよいかな。期間限定の刹那的な感じが、学生ものの方がよく出ている気がします。
2017年2月16日
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オールトの雲 (ディアプラス文庫)
- 一穂ミチ
- 新書館 / 2009年3月10日発売
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幼なじみもの。天体観測が趣味、幼なじみ、と王道設定詰め込まれてるんだけど、奥歯の奥がきゅっと痛くなるような高校生の甘酸っぱくて切ないキラキラぶりがほんとにまぶしい。やっぱり、一穂ミチは学生もので切ない系が最高のひとだとおもう。胸が苦しくなる細やかさを演出するのがめちゃめちゃにうまい。再読なんだけど、やっぱりよかったです。
2017年2月16日
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ひとりじめ (SHYノベルス317)
- 椎崎夕
- 大洋図書 / 2014年5月31日発売
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年下執着攻め。年下執着攻め大好きなので大変萌えました。途中までは攻めのこと、もっとおどろおどろしいサイコパスなかんじかなって思いながら読んでたんだけど、けっこう普通の人間としてまとまってた。つまり、若干まとめ方に違和感を感じたというか、トーン変わったね?っておもった。もっとサイコパスなまとめ方でもよかったんじゃないかな〜
2017年2月16日
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teenage blue (ディアプラス文庫)
- 月村奎
- 新書館 / 2013年12月7日発売
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人気者の先輩×黒髪後輩。高校生もの。ザ・王道なんだけど、やっぱり王道はいいなあ。攻めはかっこいいし受けはかわいいし捻りはないんだけど超萌えた。最高に可愛い高校生ラブ。宝井理人のイラストもどんハマりしてる。月村奎、かわいくてライトに読めて萌えが詰まっててとっても好きだ。もっと読みたい。
2017年2月16日
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暴君竜を飼いならせ (キャラ文庫)
- 犬飼のの
- 徳間書店 / 2014年6月27日発売
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恐竜化する人間×ベジタリアン、という数ある獣人ジャンルのなかでもかなり驚きの設定。しかし内容はBL。BLジャンルの懐の深さを感じる。まあリアリティとか求める方が間違ってるよねっていう設定なので問題ないんだけど、それにしても受けの精神性は謎だった。かわいい感じで描かれてるけど、常識的にはサイコパスレベルにありえない強靭かつ寛容すぎるメンタルの持ち主。エロは濃いめです。
2017年2月16日
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モンスターフレンド (クロスノベルス)
- 丸木文華
- 笠倉出版社 / 2015年9月10日発売
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サイコパスな幼なじみ攻め。けっこうガチなサイコパスでした。ヤンデレというよりサイコパス。個人的にはもうちょっと甘さが欲しいというか、受けに攻めへの愛情が芽生えて欲しいなあとおもった。丸木作品、もう少し甘さがあればど真ん中なんだけども。
2017年2月15日