湯の町茜谷便り (幻冬舎ルチル文庫)

著者 : 砂原糖子

• 幻冬舎コミックス (2014年7月15日発売)

作品紹介・あらすじ

他人に興味が乏しい穂積遥来は、以前、炎天下で倒れた際に助けてくれた男のことが未だ忘れられず、今も冷たい手の人が好き。ある日編集者の穂積が取材で老舗温泉旅館に着くと美人女将・朱川が出迎えてくれる。深夜、女性用の時間帯と知らず浴場へ入った穂積は先客の朱川に驚く。湯気の中で見えた朱川の体が穂積には男だったと思えてならず…。

感想・レビュー・書評

[hakomadamさんの感想 · 2017年2月23日]

さすが砂原さん。
別府？って思ったほど時代遅れ、でも自噴湯量をほこる
老舗温泉町の話。
孤独な青年の自立と名家旅館の美人女将を巡る謎と、
街の対立構図と湯かけ地蔵のエピソードと
盛りだくさんだけど過剰にならず、
おもしろがれる範疇。

ハーフアップの女装攻め。露天風呂にて。
受けはブリーフ・・。たぶん洗いざらしの
古ぼけたブリーフなんだろうな・・。
夢が広がる。

[banri08さんの感想 · 2015年11月18日]

老舗旅館の女将・朱川✕編集者・穂積。しっかりた話の展開で面白いとも思えるんですが、自分には合わなかったかなと残念。私の主人公たちに対する温度が上がらないというか何というか… あと朱川の姉の行動には納得いかず、お前何様だ！という感じに… けして面白くなかったというわけではありません。花小蒔さんのイラストはとても良かった。

[kamabokoさんの感想 · 2015年8月10日]

女装をして温泉旅館の女将をやっている攻めと小さな出版社の編集をやっている受けくん。

攻めの朱川さんが男に戻った時の、Sっぽさがたまらなかったです。

物語としては、ほのぼのでもなくサスペンス！といったほどの盛り上がりも少ないですが、本棚には置いておこう、と思えるくらい面白かったです。
ただ、わりと展開というかオチが読めてしまったのがもったいなかったな…と思いました。

[にこぱ★さんの感想 · 2014年11月18日]

女将（女装）×記者

がっつり恋愛の話という感じではなく、土地や女将について地元の人に取材しに行ったりお仕事BL要素が強いです。
女装してますが、結構、言葉が男になるのであまり違和感はなかったです。

[sakura4459さんの感想 · 2014年11月12日]

女装攻め。これはありです。

[実井さんの感想 · 2014年11月1日]

タイトルから受けるほっこりイメージと実際の内容のギャップが凄かった。

[ginpeさんの感想 · 2014年10月10日]

微妙。悪くないけど、盛り上がりもそんなになかったようなー。温泉宿女将×温泉ガイド記者
仕事で１週間滞在することになった温泉宿。女将はモデルみたいな背の高い美人。なんかどこかで会ったことがあるような・・・？そんな女将に案内されて町のことなど取材を進めていく穂積。しかし女将の男疑惑や気になることが増えていくうちにもしかして以前穂積を励ましてくれた命の恩人は女将なんじゃないかと思いはじめ・・・。
メインの恋愛話に加えて温泉のある町の組合の対立やら、女将の生い立ち、穂積の生い立ちとかも色々絡んできて読み応えはあったかな？その分ちょっと恋愛部分がおろそかに感じたのかも。

[もじゃさんの感想 · 2014年9月5日]

女装をして女将として温泉街のために働く朱川さん。なかなか穂積と向き合ってくれないじれったさと、時折見せる素の姿での振る舞いに翻弄されます。
最後、温泉街の住人たちの優しさに、思わず涙が出てしまいました。

[あでぃーさんの感想 · 2014年8月23日]

何となくかわい有美子さんテイストなお話。

[yuzukonさんの感想 · 2014年7月31日]

老舗温泉旅館の美人女将(男)・朱川×出版社の編集者・穂積。
古くからの歴史はあるが最近は影が薄くなりつつある茜谷という温泉町を舞台にしたお話。
朱川の存在がミステリアスで、ほかにも気になる要素がたくさんあり、先が気になる展開でとてもおもしろかったです。
穂積が昔助けてくれた男の言葉に世界が変わったように感じ忘れられずにいたように、朱川もまた穂積の存在に影響を受け変わるきっかけになったというのにすごくやられました。