- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344837515
感想・レビュー・書評
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ぽやっとした印象の千晶と仕事のできる神野。全く違うように見える2人だけど、不器用なところと自分のことがあまり好きではないところは似ているかもしれない。仕事では出来る人の神野が、プライベートで「欲しいもの」が出来た途端、不器用になるのがちょっと微笑ましい。
そんな2人が大切な相手に出会い一緒にいるなかで、自分のことも少し好きになっていっている気がしてほっとした。このまま穏やかな時間を過ごしていって欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この作家さんらしい切な可愛い不憫受の描写や、包容攻の不器用な言動にキュンとさせられたものの、それゆえに最後に明かされた主人公の不憫な理由にちょっと…。それさえなければ良かったのにな。
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私には、合わなかったな…。
突然の告白、突然の連れ去り、突然のアレコレ…。
ついていけなかった。残念。 -
テクノサマタさんのイラスト買いと、切ないお話かもというあらすじ買い。千晶はなんで後ろ向きに生きているのかの謎がもっと早く分かればよかった。絵本を買うほど喜ぶくだりは理解できない思考回路だけど、細かいことはさておき、薄目で見るといい本じゃないかと思う。この先生のお話はどれも好みに合います。
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作者さんがこの2人を大好きで、この2人のことをずっと思っているんだな、というのが伝わってくるお話でした。
店のオーナー×ドジっ子バイト
受けの千晶がドジっ子レベルを超えてます。テクノサマタさんのぽわぽわしたイラストがぴったりの子。ただ、エゲツないトラウマを抱えている。もう、自分はこの世にいらないんだ、と頑なに信じてる。
その設定のせいか、お話の底にずーーーーっと『哀しみ』がひんやりといる感じ。嫌いじゃないです。
攻めはいい感じの重い過去を抱えているスパダリ。受けにメロメロ。とにかくメロメロ、だってほぼ初恋!いいよね、受けにメロメロのスパダリ攻め様!あのパジャマ出してくるシーンとか!ジタバタしちゃう!
あと途中出てくるロボットがずるい、あれは泣く。BLじゃなくて"◯◯リ"で泣く(笑)
ただ、少し思ったのですが、受けの千晶はノンケだよね?強烈な劣等感からゲイになったと言ってもいいかな?もしかして検査の結果大丈夫となると子供が欲しくなるんじゃないかな、という思いがどうしても拭えない。ちがうかな?そこがスッキリしなかったです。何度か読み返しましたが、明確な安心要素が見つけられなかった。神野さんじゃなきゃ、というシーンはもちろんありましたが、子供よりも!とはっきりなっていなかった気が。
分厚めの本で、決してライトなお話ではありませんでしたが、しっかり引き込まれました。次回作も楽しみにしています( ͡° ͜ʖ ͡°)