精霊使いと花の戴冠 (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344840775

感想・レビュー・書評

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  • 第三公子として生まれ、政権争いに巻き込まれ悩みながら国境へ戻る珠狼は途中で精霊使いのレイルと出会う
    次第に戦いに巻き込まれ、与えられた土地で様々に工夫をして生きて居る人々と出会い国の未来を創造する

    国再興の壮大さと人の思いの強さと恋の物語です

    精霊の中でも偉大な竜の血を引くレイルの素直な優しさと上に立つ者の素質と寛容さを持つ珠狼の焦れったさを感じる恋や、二人を取り巻く人々の個性などもしっかりしていとり、血生臭さがなく綺麗なお話でした

  • 初読み作家さん。文章に物慣れぬところもあったが、ファンタジーとしての読み応えはあり。わりと早いうちの攻からの告白に『え、もう?』と驚いたが、受の正体がわかってからだと本気度が薄まってしまうから、これで良かったのかもしれない。物語自体も困難に次ぐ困難の連続で、絶対ハッピーエンドと思いつつも最後まで気が抜けなかった。ラストの大団円もお見事。後継者問題も同性同士問題もすべてまるっと解決し、なおかつファンタジーに相応しい美味しい要素までプラス。面白かったです。

  • とてもおもしろかったです。「双龍〜」よりこちらの方が好みでした。
    敵からも身内からも狙われる道中、幾度も危険な場面を切り抜けるスリリングな展開と心強い従者たち。危険を承知で珠狼を慕って付いてきてくれる部下たち。ミョウたちや鉱夫たち。水晶鉱山奪還と、それに至る道のりが本当に胸熱でした。
    道中で出会ったレイルとの恋模様もよかった。お互いに居場所がないという思いを抱え、相手の言動に癒され惹かれていく。でも珠狼は、今はそんな時ではないと自制しようとする。悩みながらも、想いを通わせ合う幸せを感じ、そして、相手を愛し大切に想う気持ちはひとを強くすることを知る。その後に起こったあの場面では、珠狼の嘆きとレイルへの深い想いが伝わってきて胸を打たれました。レイルの思いやり深い対応もよかった。
    新しい国づくりの構想も楽しかったです。ラストの、みんなの思いが詰まった花の戴冠式も素敵でした。

  • 面白かったです。精霊とかのお話は大好きなのでとっても楽しめました。私の大好きな双龍のお話の地続きということで、ワクワク♪攻がとっても好感の持てる方だったのでとっても良かったです!

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